包丁で指を切った時ラップ療法で治すの実際

包丁で指を切りました。
爪も一緒に切っちゃたので病院に行こうかとも思ったのですが、知人に聞いたりネットで調べたりした結果、自分で治そうと決めました。
(だって、これくらいで来たの?と思われるのも嫌)


切ってすぐはパニックに

左手の親指の先を2ミリくらい?ザクッと爪ごとやってしまって、完全に切り落とされたわけでなく皮一枚でつながった状態でした。
「わー、意外と痛くない」
などとのん気に思いながら、どうしていいのかさっぱり分かりませんでした。
そんなに流血してなかったので、とりあえず口で血を吸ってティッシュで抑えて心臓より高く上げて、料理の続き。
血も治まってきたし、家に消毒液もなかったため絆創膏を巻いて就寝。
▼次の日の朝の状態がこれ。

(今回の画像はあまり気持ちのいいものではないため小さめにしています)


傷は消毒するな?ラップ療法(湿潤療法)を知る

次の日ネットでいろいろ検索していると

  • 傷を消毒し、ガーゼをあてることは傷の治癒を遅らせる
  • 怪我をすると、傷を治す成分が傷に集まってくる
  • 消毒したり傷を乾かすと、その成分も死んでしまう

そういった情報を見つけました。
つまり、消毒などせず自分の治癒力で傷を治してしまおうと!
お金もかからないし、試してみよう!
※やってみたいという方はこちらの新しい創傷治療のページをしっかり読んでください。
実際のやり方はこの家庭でできるすりむき傷,裂傷,熱傷の治療−皮膚外傷のラップ療法−のページが分かりやすいです。


キズパワーパッドもいいみたい

キズパワーパッドが家に運よくあったので、まずはこれを張ってみました。
サイトから引用させていただくと、
「キズをピッタリ覆って、キズ口に出てくる体液(滲出液)を保持した方が、キズは早くきれいに治る」というキズケアの新しい考え方(“モイストヒーリング”)をキズパワーパッドTMは実現します。
と書いてあります。これはまさにラップ療法と同じことだと思います。
もっと早く張っときゃよかった。


さぁ、乾燥させない生活を続けるぞ

最初に張ったキズパワーパッドを剥がすときに、ギリギリくっついていた先端が取れました。
まぁ爪は絶対くっつかないだろうから仕方ないと諦め、失った指の先端を伸ばすことを目標に。
では、その後の経過写真を順番にどうぞ。
▼3日後

▼5日後

▼7日後(ラップ付き)

▼9日後

▼2週間後

これはもう治ったと言ってもいいんじゃないでしょうか。


治療を終えて

前例が自分の中にないので、治るのが早かったなどと断言することは出来ないのですが、とても順調に回復に向かったと思います。
消毒とかしないから痛くないし、お金もかからないし…。
でも大事なのは初期動作ですね。
前もって知ってれば、冷静に対処でき、もっと治りも早かったんじゃないかなぁ。
もしこの治療法を知らなかったという方は、よかったら記憶の片隅に入れておいてください。
きっと無駄にはならないと思いますよ。
怪我なんてしないのが一番かもしれませんが、いざという時はお試しください。