またたびCINEMA〜みたび〜

大好きな猫や映画の小ネタなんぞをとりとめもなくつづってゆきます

"Let Me In!" 中に入れて!


前回につづき、Simon's cat の紹介です。
猫は夜遊びが好きで帰ってこないくせに、閉め出されると大騒ぎします。うちの猫も夜中に戸に体当たりしていました。玄関のドアが引っ掻き傷でひどいことになっているお家も多いでしょう。
ところで、ロバート・A・ハインラインが書いた『夏への扉』というSF小説は知っていますか?猫好き必読の書です。
主人公が飼っている猫ピートは冬が嫌いで、家のどこかに夏ヘ行けるドアがあるはずと思っています。それでいちいちドアを開けろと要求する猫に主人公は煩わされるわけです。

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

そういえば、同じSF作家のフィリップ・K・ディックも猫好きでしたね。
ニックとグリマング

ニックとグリマング

ドアを開けろと猫に命令されて辟易した人が、ドアの小窓のスイング・ドアを考え出したんでしょうね。私も通りがかりに、余所の家の玄関を開けてちょうだいと猫に頼まれたことが一度ならずあります。

なんだか凄い―『コロッサル・ユース』

Colossal Youth/Juventude em marcha/ペドロ・コスタ監督/2006/ポルトガル

何週間も前、公開2日目に観に行ったのだが、あまりに特異な作風にとまどいが大きかった。
前作『ヴァンダの部屋』は観ていなかったし、一部でペドロ・コスタ監督に注目が集まっているのは知らなかった。
実は観に行った日がちょうど寝不足だったため、前の方は寝てしまった。でも寝てしまう映画なのだ。
私はめったに映画を観て寝たりはしない。過去に寝た作品はアラン・レネ『去年マリエンバードで』、アンゲロプロスこうのとり、たちずさんで』、ゴダール『愛の世紀』だけだったと思う。みんな名作ぞろいで、寝たからといって支障はそれほどない。『去年〜』に至っては、寝る前と起きた時の映像が同じだった。デジャブの映画だしね。

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