レバノン:戦闘各地に飛び火 シーア派、ドルーズ派も衝突

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080512-00000030-mai-int
記事は毎日新聞から
http://mainichi.jp/select/world/europe/news/20080512k0000e030041000c.html


11日、シーア、ドルーズ両派の戦闘が起きたベイルート郊外で、シーア派からロケット弾を撃ち込まれ、煙を上げるビル=AP

 【ベイルート高橋宗男】レバノンの首都ベイルート東部の山岳地域で11日、イスラムシーア派民兵組織ヒズボラなど親シリア派勢力と、反シリアのイスラムドルーズ派の間で激しい衝突が起きた。ベイルートの衝突が小康状態になる一方、戦闘は他地域に飛び火している。ロイター通信によると、7日以降の死者は53人、負傷者は150人に上った。

 新たな戦闘地域ではドルーズ派が多数を占め、キリスト教徒も居住している。ヒズボラ支持者の多いシーア派の村が二つあり、衝突は同派住民とドルーズ派住民の間で起こった。ドルーズ派の大半は反シリア派だが、少数の親シリア派のドルーズ派住民もシーア派側について戦闘に加わっている。

 反シリア派の有力指導者で、ドルーズ派の領袖であるジュンブラット氏は地元テレビを通じ「平和と共生が最も重要だ」と述べ、支持者に武器を置くよう求めるとともに、同地域の支配権を軍に引き渡す考えを示した。

 ドルーズ派イスラム教徒の中で歴史的に異端視された経緯があるが、結束の強さと勇猛さで知られる。オスマントルコ時代以降、レバノン地域では人口比以上に強い発言力を有してきた。

 7日以降の一連の衝突で、ドルーズ派ヒズボラのメンバー3人を拉致し、うち2人が死亡。ヒズボラは残る1人が解放されなければ深刻な事態を招くと警告していた。

 一方、西ベイルートのハムラ地区では12日未明、激しい銃撃音が約15分間続いた。現場は反シリア派の有力指導者ハリリ氏(スンニ派)の自宅近くとみられる。中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、取材中のテレビクルー2人が負傷した。

5/10の
葬儀の列に発砲、6人死亡 レバノン衝突、死者30人に
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080511/1210485183
の続報ですね。