Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

雲母の栞作り

親子とは妙な所が似るもので、収集癖だとかこだわりとか。
ご多分に漏れずの私と娘。石が好きな娘。
宝石が好きなかーちゃんと見栄を張りたいところだが・・・。
それはともかく、子供の頃金魚鉢のそこに敷いてある石、
樋の雨水に打たれて丸くなった石、川原の平べったい石、
海辺の奇妙な形の石および貝殻、砂利や砂場で見つけた石、
丸いもの、角張ったもの、様々な色、
石は想像を掻き立てる、不思議な国への通行切符。


おじゃる丸』に出てくるカズマよろしく、
おくりびと』に出てくる「石文」ではないが、
何かを伝えてくれているような、何かの思いが凝縮しているような、
雰囲気のある石を飾ったり、手に持ったりさすったり、
それだけでも時間が過ぎていき、楽しく過ごせる親子。
学術的な知識はいざ知らず、石が好き。
そういう親子。


例えば銀座をぶらつく時、田崎真珠の5階まで直行。
数多の綺羅の宝石を素通りして、そこは宝石博物館。
怪しげな企画もごろごろしているインテック大阪の癒しフェア。
そこに大量に出回っている守護石・誕生石の類。
何のことは無い、単なるアクセサリー売り場。
細石の類が瓶詰めで二束三文。それでも嬉しい。
トンボ玉やビーズの詰め合わせ、石ころ、みんな大好き。


そんな私たちに少々アカデミックな香りのする
「砂」がやって来たのが先月の今頃。
私の日記ではhttp://d.hatena.ne.jp/neimu/20090323
無論送り主は、http://d.hatena.ne.jp/doublet/20090315
でもって、お二人からの情報を頂いていた催し、
石ふしぎ大発見展《大阪ショー》に行った家人と娘。
詳しくは益富地学会館http://www.masutomi.or.jp/ということですが、
こちらは夏休みにでも訪れたい所。


え? 残念ながら私はこの日休日出勤。一緒に行けず。


本当は専門的な話を聞きたかった。
最初からわからないからと諦めずに、聞いてみたかった。
残念ながら丸一日仕事。おまけに・・・昨日の来客が物凄い咳。
その瞬間嫌な予感はしたのだが・・・、こういう予感って的中。
本日の午後から頭痛・発熱・鼻水、完全に風邪。


娘は楽しく雲母で栞作り。何でもドンと雲母片を渡されて、
好きにはがして好きな大きさにして、好きなアイテムをはさんでと、
何枚作ってもOKってな感じで自由に遊べたらしい。
家人は専門的な話にもそれほど興味が無く、
「石が沢山売ってあるお店ばかりで、それだけだよ」と素っ気無い。
もう少し何か言うこと無いの・・・。



親としては娘が熱中しているその横に居たかったなあ。
色んな石を眺めてブラブラしてみたかったなあ。
眺めているだけで楽しく気分転換できたのに・・・って、
風邪引きで人ごみの中に出ることは無理。
おまけに本日、本来このお出かけの後、家族で合流して
大阪城前の広場で星空コンサートだったはずなのに、
雨で順延になったし・・・。


そう、今日大阪は氷雨というか、ぐっと冷え込んだ。
先週あったかかっただけに、少々こたえた。
「きらら」こと、雲母で作られた栞はパキンと割れそうで怖い。
透明で、繊細。模様をはさんでアロンアルファでくっつけている。
本人曰く、春と冬のイメージで作ったそう。
いかがでしょうか?