たまに被災地。

あれから4ヶ月なことを、他人様のブログで知る…。


そいえば数日前、
石巻のお祭りボランティアで知り合った某嬢様とごはん食べました。
嬢様は、もともと仙台勤務だったのが、
震災の影響で現在は東京に出向中の身。
うちら、3〜4月はいろいろ大変だったし、今も大変なこと続いてるけど、
お互い、違うカタチとはいえ、ボランティアで動いてみたりして、、
そこで出会えた人たちとかは、自分らにとってほんと宝だね、って。
いろんな人たちからいろんな『すごい!ことしてきた』話聞いて、、
自分は彼らと同じ人生歩めないかもしれないけど、
彼らと同じこと思って同じ場所にいれたことはスゴイよね、って大盛り上がり。
ほんと、、
自画自賛な時間を楽しめました(笑)


5月の大型連休某日、
カノジョと出会えた石巻渡波のお祭り。
「あさって、石巻でお祭りあるんだって。」
「私もいきたーい☆」
埼玉から来ていた大工のごとーさんに連れられて、、
お祭りに遊びに行くつもりで出向きました。


でも行ってみたらそのお祭りは、、
壊滅した地区の中で奇跡的に残った神社で、
全国から来てくれてたボランティアさん方が、
被災者のために開催したお祭りだったんですよね。

果たして、被災して心痛めた地元のヒトたちは来るのか、盛り上がるのか、、、
手探り状態で始まりましたが、結果、大盛況でした。


瓦礫の山が続く中に、畳の『祭』案内板。

数キロ離れたところから自転車で来てるヒトもいた。


ありえなくない?
周りの景色が壊れた中でお祭りやって、
みんなわいわい盛り上がってるの。
お身内なくされた方やお家を流された方がいっぱい笑ってるの。
ちびっこに「前歯ないね。どうしたのー?(・∀・)」って言ったら、
津波で流されたー(≧▽≦)」ってゲラゲラ笑うの。


「おとーさんがこの近くで見つかったから、
アルバムとかもこの辺に流れてきてるかなーと思って探しにきたのー(・∀・)」って。


なんか、あの時見た光景がすごすぎて、、
どう書いていいかわからず、
今まであの日のことを伝えることができませんでした。
あの場では、
「すごい!ニンゲンてすごい!!」って涙が止まらなくって、、
ほんと大変でした。


神社の鳥居〜

角度変えるとこんな感じ〜。

なんとかこの日、例大祭を開催するために、
ボランティアさんたちが神社の瓦礫撤去を頑張ったらしい。


神輿が無事だったのも奇跡的。


お祭りといえば笛と太鼓。
笛も太鼓も、用意したのはボランティア。
そして、朝のチームミーティングの時点では、
整体チームのリーダーが「ヘタでもとりあえず。」と、自ら笛の練習してた。
ところが、本番は、、、

地元で吹いてた人、叩いてた人、、、
「おれが!」「私が!」と、湧いて出てきた(・∀・)
やば〜い〜。
「すごーいー!すごーいー!」って泣いてはしゃいでる私に
「このヒトたちは、どん底見てるからね。あとは上を向くしかないんだよ。強いんだよ。」
って言ってくれたのは、千葉から来ていた顔剃りの中川さん。
ココで私の涙MAXだったんですが、
リーダーの顔見たら、私よりもっと嬉しそうな顔してました。
リーダーなんでもやるよ。AKBとかもやっちゃうんだよ。(コスプレ制服は避難所ラブホのやつw)

青空整体と、

空美容室。

背景は壊れたおうち。
笑う彼らにカメラ向ける度、
背景で『何か』を探す方々の姿が見えて、
なかなかシャッター押せませんでした。
ちなみに、
『鏡』ですが、、、
必要だろ?って、
ほんとは大阪から来てるのに、
東北のヒトに『大阪』は評判悪いやろって、
『京都』から来てることにしてた棟梁が、、
どこからか拾ってきて作ってくれました。

そんなオトコマエはギター弾いてハープ吹いてさらにオトコマエ。

メインステージではワールドワイドな音楽が始まりました。

てゆか、ずっと硬いイメージだった整体チームのわたなべさんが、
ヘンなひも付き棒持って「(ステージに)いってきますね。」宣言。
えー、あんた、そんなキャラだったのーん!?
どうやらニュージーランド行くと、必須科目らしいです。この踊り。


石狩おじさんもいたよー。

鮭が手に入らないので、焼き鳥で参戦する予定だったのに、
ポスターやチラシに『石狩鍋』って書かれちゃった!!って、あたふた(笑)
前日、鮭探しに奔走させられました。


お祭りが終わった後、
神社さんとボランティアさんたちで円陣組みました。
神社さん、、
今回は全国ボランティアさんにお世話になったカタチでしたが、
来年の今日、見てろよ、的な発言。
今年は被災者だったけど、おれらがんばるし。
だから、おまえら、来年もココに来いよ、がんばった結果を見に来いよ、みたいな。

行くよ。行く行く。
(私、何もしなかったけど。)


で、、
出向いた整体チームの面々は、、
専修大戻って、そのまま地元民が開いてくれた焼肉パーティーへ。

そこで、
各地から来られた経験豊富なみなさんが、、
今回の地震について、あーだこーだ、真剣に語られてた時に、
「私は、みなさんと出会えたことがすごく嬉しくて、
別れが増えるのがとてもイヤなんです。」
って、おこちゃまみたいなことをつぶやいたら、
「ココでこうして出会えたんだから、
この先もずっと出会える運命にあるんだよ。」
って。
ステキ。


余震とか原発とか、、
コワイ要素いろいろあったのに、、
それでも全国や世界からいろんなひとがきてくれて、、、
私はそういうヒトたちと出会うことができました。


どこかで何かがあったら、
私も絶対駆けつけたい、、


みんなと出会えて、
私もそういう気持ちを持てるニンゲンになれました。


この日のお祭りは、行ってよかった。ほんとに。
そしてこの日のことをココに書くことができて、
ちょっとスッキリしました。


ヨカッタ(・∀・)