神領支社のOPとED

まいどご無沙汰してしまい申し訳ないです。忘れた頃にやってくる、神領支社ブログのお時間でございます。
神領支社の完結(約5ヶ月半)よりもブログの回想が終わるほうが時間がかかりそう、というのはどういうこっちゃ!!って話ですよね。
まあ何とか年内には終わらせたく思います。

さて今回は今更ですが神領支社のOPとEDについて見ていきましょう。


続きます

1期OP

初出動画→【ニコニコ動画】【A列車で行こう9】ニコニコ鉄道神領支社開発史 #02

  • 使用回:#02〜#10
  • 使用楽曲:Introduction/fripSide

神領支社の前半でお馴染みのOPです。#01では、OPをカットしましたが、それ以降9本の動画に渡って使用しています。
テンポ重視で15秒と短めのOPです。
楽曲の選定理由は、神領支社をはじめた当時「とある科学の超電磁砲」のアニメをやってましてメンバーこそ変わりましたがOPをfripSideが担当しています。…ということでその繋がりでこの曲に白羽の矢が立ちました。曲が始まって15秒くらいすると音が大きく変わるのでOPとしては使いやすかったです。



岩崎支社と奈須支社の映像のクロスインで始まります。過去作の岩崎と奈須の映像をあえて混ぜた理由は「はいらんどとして、これまで2作を含めた集大成として作品を作っていきたい」という想いから。
動画としての岩崎・奈須とのリンクはありませんが、神領支社は岩崎・奈須の経験があってはじめて出来たものなのですから。今考えれば今作が最終作というのも既定路線だったのかもしれませんね。

次のカットは「A-train9」と大きく表示されます。これはA9のデモムービーから引っ張ってきました。

最後にタイトルの表示。小塚明朝を使用する金メタリックなタイトル表示は、2期OPになった後も継承されています。また、この部分を動画のサムネイルとして共通で使っています。フォントや色などのデザインを共通化するのは神領のテーマでもあります。


その後は前回の軽いあらすじと今回の導入に移っていきますが、楽曲はそのままです。変えることなく導入に持ってこれたのはこの楽曲を使用した大きなメリットでしたね。

1期ED

初出動画→【ニコニコ動画】【A列車で行こう9】ニコニコ鉄道神領支社開発史 #01

1期のみ使用されたED。OPがあるならEDがあってもいいじゃない!ということで導入してみました。が、冗長になるかなあと思ってしまったので2期ではあっけなくカットされています。

構成に関してはこれと言って書く事はないですね。#01では最後のBGMから繋がってEDに入るので次回を期待させる良い演出に成功したと思いますが、それ以降は「無理矢理EDを使うことでなんとか動画を〆てる」なんて言われるほど。神領、いえ私の前からの問題点の1つです。

2期OP

初出動画→【ニコニコ動画】【A列車で行こう9】ニコニコ鉄道神領支社開発史 #11

神領支社2期のOPで、この時使用した「TRUTH Drum'n Bass Mix」は神領支社の象徴とも言える存在になっています。使用した回は僅かに4回、それでもこれほどのイメージを残せたのは曲自体の圧倒的な力のなせる技ですね。F1のBGMとして、曲名を知らないまでも殆どの方が聴いたことあると思います。
ちなみに通常版ではなく、「Drum'n Bass Mix」にした理由はこちらのほうがOPとして使いやすいと感じたからです。
それでも動画のOPに使えるような短いモノではないので、数カ所切継をしてなんとか22秒に収めました。OPとしてはちょっと長いとは思いますが、プロットの段階で残り数本で完結だと考えていたので、このくらいなら問題ないかなと。ちなみにこのOPを作る為に腐るほど見た動画(ニコ鉄関係ではない)が1本ありますが、気づく人は多分居ないと思います。



ゲームでマップを開くと最初に表示されるタイトルを活用しつつ(この調整にちょっと苦労しました)、いきなりサムネイルに使う部分が現れます。フォント等は前回OPのモノを流用していることがポイント。OP変わっても安心感があると思います。
「STARRING」という単語は「主演の」という意味があります。街の自体が神領支社という物語の「登場人物・主演」かなあと思いまして使ってみました。あと、このOPを作るときに参考にした動画がこの単語を使っていたから、でもあります。

「いざ、絶景の街へ」から導入されるOPの第一段階。実はA7の「街はやがて、絶景になる。」という文章をインスパイアしてたりします。それだけでやっぱり深い意味はないです。その後は余すことなく神領支社で使った車両のカットインが続きます。

「より速く、より遠くへ」も深い意味はありませんが、鉄道会社っぽい標語にしてみました。あと、今作のテーマであり「都市間連絡」に準じたモノになってますね。

この後はBGMをカットして「TRUTH Drum'n Bass Mix」の終わりの部分に急にくっつきます。こうすることで無理矢理22秒に収めているわけです。原曲聴くと違和感アリアリですね。最後は前回のOPと同じく、岩崎奈須神領のそれぞれ映像が入り、最後に再びタイトルが出て終了です。

導入部分は同じ楽曲でつなげることができなかったので、とある科学の超電磁砲の挿入曲で導入としています。はいはい常盤台。

最終回OP

初出動画→【ニコニコ動画】【A列車で行こう9】ニコニコ鉄道神領支社開発史 #16

最終回限定OPでは、TRUTHの別バージョンを使用しました。最終回はやっぱり特別であって欲しいと思い、OPから別バージョンです。
BGMや演出こそ変わっていますが、タイトルの文字の位置などは2期OPのものを踏襲しています。



まずはBGMに合わせてタイトルの表示。そこから、フライトモードで複々線を飛びつつ主要駅の駅名が飛んできます。初めてフライトモードを本格的に使ったので位置取りにはかなり苦労しました。電車に並行して走ってる感をだしつつ、常盤台で飛び上がるという演出にしてみました。主要駅の駅名が飛んでくる演出はF1のOPを参考に作成しました。最後に最終回で建設した駅「新常盤」が入ってるのがミソ。
この後は悩んだのですが、音に合わせて神領で走る旅客車両を紹介しています。そして忘れられた阪神5500系。地域の紹介は良くやっているのでたまには車両にスポットライトを当ててみました。

まとめ

以上神領支社で使ったOPとEDをざっくりと纏めてみました。
最終的には「TRUTH」のイメージが強くなりましたが、実は4回しか使ってなかったんですよね…。前期のOPの頃はA9が真新しかったこともあり、「毎回流れるOPは飛ばしてさっさとA9の画面を見たいだろう」と思うところがあり、簡潔なモノに仕上がっています。反対に後期のOPは神領の魅力を伝えられるよう「変化をもたらすもの」として投入しました。

OPは長すぎるとどうしても飽きられてしまう欠点はありますが、会社のイメージを確立するのにはもってこいの場所だと思います。短い時間でいかにその会社を表現するか、というのは大きな課題です。

特に私には岩崎・奈須という技術やイメージを確立するには十分すぎる時間がありました。なのでOPを固定することにもそれ程苦労はしなかったんですが、初めて動画を作る場合は技術やイメージの確立に苦労しますから、OPを固定するというのは中々難しいのかもしれませんね。


OPはいわば会社の「顔」なわけですから、力の入れどころです。