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ニッポニカ・ビオラ弾きのブログ

オーケストラ・ニッポニカ第31回演奏会:鈴木秀美が振る 20世紀の三章
2017年7月30日(日)14:30 紀尾井ホール 指揮:鈴木秀美
芥川也寸志:交響三章(1948)、深井史郎:架空のバレエのための三楽章(1956)、ヒンデミット:バレエ組曲「気高い幻想」(1938)、三善晃:交響三章(1960)

2017年05月24日(水)

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ヒンデミットの組曲『気高い幻想』初演

 ヒンデミット作曲のバレエ『気高い幻影』は、芸術監督レオニード・マシーン率いるバレエ・リュス・ド・モンテ・カルロにより、1938年7月21日ロンドンにて初演されました。そこから改編された組曲『気高い幻影』の初演は、1938年9月13日、ヴェネチアフェニーチェ劇場(Teatro La Fenice)でした。
 フェニーチェ劇場のウェブサイトには「歴史的アーカイブ」の項目があり、初演の詳細が載っていました。舞台は第二次世界大戦前夜のイタリアで開催された現代音楽祭。オネゲルウォルトンの名前も見えます。ウォルトンの作品は1929年作曲で、ヒンデミットに献呈され彼の独奏で初演されたものです。

Sesto festival internazionale di musica contemporanea della biennale

第6回国際現代音楽ビエンナーレ 

〔Archivio storico | Teatro La Fenice di Venezia〕

http://archiviostorico.teatrolafenice.it/scheda_a.php?ID=11620


日程: 1938年9月13日

指揮: ヒンデミット、オネゲル、ルアルディ、ジーノ、ウォルトン

Viola: Frederick Riddle

Bariton: Carlo Tagliabue


http://archiviostorico.teatrolafenice.it/scheda_c.php?ID=11620

プログラム

  1. Adriano Lualdi作曲: Samnium: tre motivi paesani per orchestra / Lualdi(指揮)
  2. Arthur Honegger作曲: Notturno / Honegger(指揮)
  3. William Walton作曲: Viola concerto / Riddle(ビオラ), Walton(指揮)
  4. Gino Marinuzzi作曲: Due quadri lirici su poesie di Ugo Betti / Carlo Tagliabue(バリトン)、 Marinuzzi(指揮)
  5. Paul Hindemith作曲: Nobilissima visione / Hindemith指揮

 なおこの音楽祭は、1895年からヴェネチアで隔年に開催されている芸術祭、ヴェネチア・ビエンナーレの音楽部門として、1930年から始まったものです。戦争による中断をはさんで現在でも継続されています。本年は作曲家藤倉大が銀獅子賞を受賞しています。

 ヒンデミット作品の日本での初演は次の通りです。

日本初演1956年4月19日福岡朝日会館 ヒンデミット指揮、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

同プログラムは4月24日及び26日に東京宝塚劇場でも演奏されました。

http://www.geocities.co.jp/Hollywood/3699/vpojapan1.html

2017年05月23日(火)

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ヒンデミット『気高い幻想』の楽器編成

 ヒンデミットのスコア(ショット版)の記述から抜粋です。

Nobilissima Visione : Orchestersuite nach der Musik der Tanzlegende (1938) / Paul Hindemith

楽器編成

2 Flöten

2 Oboen

2 Klarinetten in B und A

2 Fagotte

4 Hörner in F

2 Trompeten in C

3 Posaunen

Tuba

Pauken

Schlagzeug

Streicher

演奏時間:23分

打楽器:Trgl, Kl.Bck, Bck, Kl.Tr, Gr.Tr, R-Tr, Glsp

2017年05月21日(日)

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ニッポニカ第31回演奏会:鈴木秀美が振る 20世紀の三章

 第31回演奏会の練習が始まっています。個性豊かな曲目に心が躍っているところです。

オーケストラ・ニッポニカ第31回演奏会

 鈴木秀美が振る 20世紀の三章

2017年7月30日(日)14:30開演(14:00開場)

東京紀尾井ホール

プログラム

指揮:鈴木秀美

管弦楽:オーケストラ・ニッポニカ

チケット:全席指定 S 3,000円、A 2,000円

     (Web限定)S席ペアチケット 5000円、学生1,000円

主催:芥川也寸志メモリアル オーケストラ・ニッポニカ

http://www.nipponica.jp/

2017年05月05日(金)

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宮操子『陸軍省派遣極秘従軍舞踊団』

 舞踊家の宮操子(みや・みさこ、1907-2009)は岩手県盛岡市出身。1931年に舞踊家の江口隆哉(えぐち・たかや、1900-1977)と結婚し、共に同年暮ドイツに留学。1年ほどのベルリン滞在を経てドレスデンのマリー・ヴィグマン舞踊学校でノイエタンツ(Neue Tanz モダンダンス)を学ぶ。1933年暮に帰国、翌年江口・宮舞踊研究所設立1937年盧溝橋事件から日中戦争が始まる。1939年秋に陸軍省の要請で江口と共に「陸軍省派遣(マル秘)従軍舞踊団」を結成、同年、40年、41年と3回、それぞれ約2か月間の日程で華南、華中の前線部隊をまわり舞踊公演の慰問を続けた。1時間ほどの公演を1日3か所で行ったので、相当な数の日本兵がそれを観たと考えられる。1942年には大阪毎日新聞社からの依頼で「陸軍省派遣・毎日新聞社後援」の舞踊団を結成、シンガポールマレー半島ビルマで公演。1943年からは戦況が厳しくなったので、外地でなく国内各地での慰問公演を続けた。
 本書は第1章がドイツ留学、第2章が中国での公演、第3章が南方各地での公演について、戦後50年、宮操子が88歳になって綴った記録。自身の心情と各地の情勢が率直に語られている。

陸軍省派遣極秘従軍舞踊団 / 宮操子

 星雲社、1995

 20cm ; 301p

目次:

はじめに

第1章 ドイツ留学

  1. 好奇心と期待に胸踊らせながらいざドイツへ…12
  2. 「あなたのしていることはドイツのためにならない」? ドイツ国民に学ぶ「節約の思想」…30
  3. そこにはヒトラーの姿も……まさに映画の世界、華麗なる舞踏会で舞う…53
  4. 日本人クラブ「襲撃」される!…63
  5. ヒトラー、ついに表舞台に登場! そして……時代は変わった…72

第2章 極秘従軍舞踊団<中国大陸・シンガポール>

  1. 男の熱気に酔いながら戦場へ 船中で魅せられた日本男児のたくましさ…101
  2. 笑いあり、涙ありの舞踊公演 自己主張を捨ててただ兵隊さんたちのために…105
  3. トラックで、船で、ときには戦車で……泥と誇りにまみれながら、舞踊団今日も戦場を行く…124
  4. 中国の軍人さんも舞踊団を歓迎? 謎・謎・謎に包まれた「懇親会」…147
  5. 戦う兵隊さんに陰の助っ人あり! 戦場の裏舞台で活躍する「裏方」たちの苦労と孤独…158
  6. 父を想い、母を想い、そして故郷を想いながら 戦い、傷ついて戦場に散った多くの若者たち…173
  7. 武器にされ、また運命を狂わされて 戦争の犠牲になった動物たち…187

第3章 イギリス人捕虜

  1. 敵の魚雷攻撃で危うく海の底へ 舞踊団、命がけのシンガポール上陸作戦…223
  2. 兵士たちの心の叫びに涙しながら舞った「戦友の遺骨を抱いて」…232
  3. ジョホオールバール、そしてビルマへ 心に残る「一期一会」の出会い…243
  4. 飢えに苦しみ、死の恐怖に怯えながら イギリス人捕虜とともに味わった四十日間の悪夢…264

2017年03月19日(日)

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すみだ少年少女合唱団 第32回定期演奏会

 野平一郎『ある科学者の言葉』を1年に4回も歌った子どもたち。他の曲もすてきでした。プログラミングがすばらしい!

すみだ少年少女合唱団 第32回定期演奏会

2017年3月19日(日)14:30開演 曳舟文化センター

プログラム

墨田区民愛唱歌「花」 / 作詞:武島羽衣 ; 作曲:滝廉太郎

第一部 女声合唱曲集「6つのエスプリ / 編曲:松尾葉子

  1. 村祭り : 文部省唱歌
  2. ほたるこい : わらべうた
  3. 茶つみ : 文部省唱歌
  4. たなばたさま / 作詞:権藤はなよ ; 補詞:林柳派波 ; 作曲:下総皖一
  5. ずいずいずっころばし : わらべうた
  6. 花火 / 作詩・作曲:松尾葉子

第二部 合唱と朗読とピアノのための「鬼の小六」 / テキスト・作曲:鈴木憲夫

第三部 「ある科学者の言葉」 児童/女声合唱とピアノのために / テキスト:A.アインシュタイン、野平 一郎 ; 作曲:野平 一郎

第四部 手塚治虫アニメ曲集

  1. ジャングル大帝 / 作詞:石郷岡豪 ; 作曲:冨田勲 ; 編曲:植田真史、甲田潤
  2. 海のトリトン / 作詞:林春生 ; 作曲:鈴木広昌 ; 編曲:植田真史、甲田潤
  3. マグマ大使 / 作詞:長谷川竜生 ; 作曲:山本直純 編曲:植田真史、甲田潤
  4. ワンダー3 / 作詞:北川幸比古 ; 作曲:宇野誠一郎 ; 編曲:植田真史、甲田潤
  5. リボンの騎士 / 作詞:能加平 ; 作曲:冨田勲 ; 編曲:植田真史、甲田潤
  6. 鉄腕アトム / 作詞:谷川俊太郎 ; 作曲・編曲:高井達雄
出演

指揮:甲田潤
ピアノ:荒井滋美、野田晶子
打楽器:由谷一幾
合唱指導:弓田真理子
振り付け:山本瑠菜
賛助出演:Chor June

主催:墨田区教育委員会
http://www.city.sumida.lg.jp/eventcalendar/kodomo_kosodate/members_recruited.html

開演前のウェルカム・コンサート・プログラム

  1. 夜空のムコウ / 作詞:スガ シカオ ; 作曲:川村結花 ; 編曲:夏原明溪
  2. Hail Holy Queen : 伝承歌 / 編曲:Marc Shiman
  3. いつかこの海をこえて / 作詞・作曲:ミマス ; 編曲:富澤裕
  4. 歌劇カルメン」よりミカエラのアリア「何を恐れることがありましょう」 / 作曲:Georges Bizet ; ソプラノ独唱:弓田真理子
  5. 花は咲く / 作詞:岩井俊二 ; 作曲・編曲:菅野よう子

ピアノ:野田晶子

2017年02月26日(日)

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ニッポニカ30回演奏会プログラム

 第30回演奏会のプログラム冊子の内容です。

芥川也寸志の夢 : 九州沖縄作曲家たちによる交響作品展 : オーケストラ・ニッポニカ第30回演奏会

 オーケストラ・ニッポニカ, 2017.02.19

 15p ; 30cm

 注記: 演奏会プログラム ; 日時・会場: 2017年2月19日(日)・紀尾井ホール(東京) ; 主催: 芥川也寸志メモリアルオーケストラニッポニカ ; 助成: 芸術文化振興基金, アサヒグループ芸術文化財団 ; 花王芸術・科学財団 ; アーカイヴ協力: 東京音楽大学付属図書館 ; 後援: 日本作曲家協議会, 日本現代音楽協会, 九州・沖縄作曲家協会, 南日本新聞社 ; 企業メセナ協議会助成認定活動

プログラム:

  • 管弦楽のための「ヤポネシア組曲」(1992) / 福島雄次郎
  • 交響曲第2番(2015) / 石田匡志世界初演
  • 交響絵図「摩文仁〜白き風車よ〜」(2016) / 中村透(オーケストラ・ニッポニカ委嘱作品、世界初演)
  • 乱声響楽〜南九州歌謡による〜(2016) / 久保禎(オーケストラ・ニッポニカ委嘱作品、世界初演)
  • 交響曲第1番(2012) / 石田匡志(オーケストラ・ニッポニカ委嘱作品、日本初演

出演: 野平一郎(指揮), オーケストラ・ニッポニカ(管弦楽), 山口裕之(ゲスト・コンサートマスター

内容:

  • プログラム …2
  • Profile: 野平一郎、山口裕之 …3
  • Composer's profile: 福島雄次郎、中村透、久保禎、石田匡志 …4-5
  • Program Note / 奥平一 …6-13

 “芥川也寸志の夢”と、委嘱した作曲家たちの縁
 作品解説
  福島雄次郎:ヤポネシア組曲(1992)
  石田匡志:交響曲第2番(2015)
  中村透:交響絵図「摩文仁〜白き風車よ〜」(2016)
  久保禎:乱声響楽〜南九州歌謡による〜(2016)
  石田匡志:交響曲第1番(2012)

  • ニッポニカ演奏会ライヴCDご案内/応援団/ニッポニカ・フレンズ/東京音楽大学付属図書館ニッポニカ・アーカイヴ/出演者名簿ほか …13-15

2017年02月20日(月)

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ニッポニカ第30回演奏会終わりました

 昨日の演奏会、たくさんのお客様に来ていただき無事に終わりました。新作の初演という何よりわくわくする体験を、多くの方々と共有することができました。いつもに増してお花やらお菓子やら頂戴しましたが、沖縄ファンで家族で何回も旅行しているというKさんから、沖縄の布で作ったTシャツ型のコースターセットをいただきました。「中村透先生の作品に寄せて」とメッセージ付でした。色彩豊かな布の絵柄を眺めていると、沖縄の波の音が聴こえてくるようです。また梅の小紋で来てくださったTさんは早速ブログに記事を載せてくださいました。ありがとうございます。