西野神社 社務日誌

札幌市西区の西野・平和・福井の三地区の鎮守(氏神様)であり、縁結び・安産・勝運上昇等の御神徳でも知られる西野神社の、公式ブログです。

秋分の日

授与所

今日は「秋分の日」です。秋分というのは、太陽が秋分点に達した時をいい(正確には今日の午前7時23分が今年の秋分)、昼と夜の長さが等しくなる日です。秋分の日を過ぎると、だんだんと昼間が短くなり、逆に夜が長くなっていきます。

ところで、現在の祝日のなかには戦前とは名称を変えた祝日がいくつもあり、例えば「建国記念日」(2月11日)は戦前は「紀元節」という名称でしたし、「文化の日」(11月3日)も戦前は「明治節」という名称でした。実は、「秋分の日」も、その名称は戦後(昭和23年)に定められたもので、戦前の秋分は「秋季皇霊祭」という名の祭日で、私たちの生命につながる祖先を敬い、自分と所縁ある亡くなった人々を偲ぶ日でした。「秋分の日」は彼岸の中日でもありますしね。

同様に、「春分の日」も戦前は「春季皇霊祭」といい、宮中や大社においては、今でも、「春分の日」には春季皇霊祭が、「秋分の日」には秋季皇霊祭が執り行われています。

まだ夏日が続いている地域もあるようですが、ここ札幌においては、茹だるような激しい暑さは先月で終わり、さらに今日の秋分を迎えたことで、いよいよ秋の到来を実感できる季節になってきました。

今日は、昼からずっと授与所に篭って授与品の在庫数の確認をしていました。当社の授与所の窓口が開くのは秋まつりの2日間と年末年始だけで、通常は授与所には人は詰めておらず、窓口も閉まっており、平常時の授与品の授与や御祈祷の受付は社務所内で行っています。

今日は、窓口の閉まったその授与所の中で、秋まつりの2日間の間に授与所の窓口から出た授与品の数を調べるため、在庫数の確認をしていました。やはり一番数が出ていたのは、御札や御守、キーホルダー等の一般的な授与品ではなく、「みくじ」、「子どもみくじ」、「恋みくじ」などのおみくじ関係でした。

今回の写真は、秋まつりのとき(宵宮の夜)に撮った授与所の写真です。当社には平常時は巫女さんはいませんが、授与所の窓口が開いているときは、助勤の巫女さんが授与所に詰めています。

(田頭)