処刑宣言1999
コンビニで、すごい態度の悪い女店員がいた。
前から知ってる子なんだけど、
身長は150センチくらいでメガネをかけている。
とても手際がいいんだけど、
「流れ作業じゃないんだからさ」というような雰囲気を、前から持っていた。
「その手際の良さがイラッとくるんだよ!!」みたいな。
自分はゼリーを買って、
「スプーンをお付けしますか?」と言われて「はい」と言ったのだが聞こえなかったらしく、
「スプーンをお付けしますか!!」とキレ気味で言ってきたのでカッチーン、と。
最近、こういうやつすごく増えたよなー。
本屋で「ナントカっていう雑誌ありますか?」って聞いたときも、女店員が
「はぁ?」みたいな顔したし。
両者に共通するのは、有能ぶってるってことだよな。
手際がいいだけじゃダメなんだよ。
自分では仕事できると思い込んでいるんだろうけど。
チャラチャラした感じの、いつも髪の毛をいじっているようなタイプのバカ店員と、
こういう「有能ぶってるけどバカ」という店員がいるけど、
どっちもイヤだけど、どっちかというと後者の方がイヤだね。
本当に、死ねばいいんじゃないかな。
とくにコンビニの方。
それでさー、身長が150センチで小作りな感じで、メガネかけてるからあの女を「かわいい」と思っている男もいるんじゃねえの?
そんで、「自分ってかわいいかも」と思っているんじゃねえあの女。
オエー。オエー(小学生的仕草)。
たぶん、あの女ウンコふんでると思うよ。
素足で。
「素足でなんとなく私って自然体クラブ」みたいのに入ってんだよきっと。
もう徒党を組んでる段階で自然体でも何でもないんだけど。
それで、一同砂浜に繰り出して、
それでウンコ踏んじゃうの。
あの女だけね。
で、みんな「自然体」の気分に浸ってるのに、一人だけ「ウンコ踏んだ、ウンコ踏んだ」って騒いでいやがられる。
「これでもなめとけよ」とか言って、チュッパチャプスを渡される。
「でも、あの人ウンコ踏んだんだよね」
「とんだ『自然体』もあったもんじゃわい」
「それより、パーティ抜け出さない?」
「シブい……まったくおたくシブいぜ」
など、口々に蔑む「自然体クラブ」のメンバーたち。
痺れを切らした女は、「こんなものいらないわよ!」と砂浜にチュッパチャプスを叩きつける。
そして、「食べ物を粗末にするな!」と殴られる。
打ち所が悪くて、死ぬ。
地獄へ、行く。
閻魔大王がいる。
しかし、屈辱的だったのは閻魔大王はあの女の話を聞いていなかったこと。
今さら、ゲームボーイに夢中なのだ。
「あー、じゃオマエ、適当に血の池地獄ね」
閻魔大王は、女に目も合わせなかった。
しかも、鬼の手違いで血の池地獄ではなく、針の山に案内される。
「私は血の池地獄って言われたわよ!」
抗議する女。
鬼は小指で耳くそをほじりながら、
「いいじゃねえか。どっちだって同じだよ」
と言う。
針の山では、みんな針にチクチクさされて「いた〜い、いた〜い」と言っている。
女は、さらに抗議しようかとも思ったが、血の池地獄と針の山、どっちが苦痛なのかわからないから権利を主張することもはばかられる。
そうしている間に、鬼から「『ひと皿180円のギョウザを永遠に食わせられる地獄』が開いてるから、そっちに行って」と言われる。
女は永遠にギョウザを食べ続けましたとさ。
(解説。保護者の皆様へ)
この物語は、お子さまの情操教育のために本来のお話を改編してあります。
とくに残酷描写は大幅に割愛しました。
最も残酷だと思われる描写は、「真剣十代しゃべり場に出ていた女の中ですごいブスがいる」でした。