めちゃめちゃイケてるっ! : 一汁一菜絵日記帳:昨日の風はどんなのだっけ?

トラバ返しになるのですが、僕が思うに
昔のバラエティって善悪の区別がハッキリしてたというか
「悪者が必ず報いを受ける」という構造を
守っていたと思うんですよね。


例えばめちゃイケと同じ枠でやってた
ひょうきん族」なんかも
タケちゃんマンはヒーロー者のパロディで
タケちゃんマン=正義の味方
ブラックデビルやそれ以降の怪人=悪者
という構図はビートたけしが例の事件で
長期休業するまで守られてたと思うんですよね。


実際、ゲームコーナーに入る前に
さんま扮する怪人が人間に扮装して
地球人に迷惑をかけるというネタフリを
必ずやっていましたし
さんまが毎週ヤラれるのは悪役として
当然の報いだったハズなんです。


ドリフにしても、毎回志村けんが長さんに怒鳴られてましたが
原因は志村けんのいちびりでしたからね。
だから怒られるのは至極当然の事だし
子供心に何の疑問も抱かず、納得して見てましたから。


でも、めちゃイケ有野課長は何も悪い事はしていない。
むしろ芸能人として評価されて当然の事なのに
それを「俺は認めない!」って言って
バカにしたり痛めつけたりする訳でしょ?


これはいじめの助長というよりも
「学校で行われてるいじめが、大人の世界でも行われてる。」
というのをテレビを通して見た子供が
将来の夢や希望を失う事の方を
僕は危惧してるんですよね。


あと千原ジュニアの話が出てきたので
ついでに書きたいと思いますが
ジュニアとか、あとメッセンジャーの黒田もですけど
陣内について「昔はあんな奴ではなかった」と言って
昔の天然エピソードを話す事があるのですが
あれも結局、めちゃイケ有野課長と同じで
「どんだけ全国区でブレイクしようが、
大女優と結婚しようが、俺の中では『陣内は所詮陣内やねん』。」
って事だと思うんですよ。


でも、それっていくら後輩でも陣内に失礼だし
ただの鬱陶しい先輩じゃないの?って思うんです。


まだ、これがケンコバとかたむけんが言うのはいいんですよ。
同期で仲良かったし、この二人って結局最後は
「売れてる陣内が羨ましい」というオチに持って行くんで
ネタとして成立してるんですけど
ジュニアや黒田の陣内いじりって
なんかリアルでイヤなんですよ。


特にジュニアと陣内って兄貴分と舎弟の関係だったじゃないですか。
兄貴分なら舎弟の出世を素直に祝ったらんかい!と。
そういう部分でジュニアって「ホンマモンではない見せ掛けのワル」
というか「所詮『社会人デビュー』なんだな」って感じます。


個人的にジュニアは「陣内は陣内、俺は俺」っていう
クールなスタンスでいて欲しかったんですけどね。
その方がジュニアの芸風として格好いいと思うんですよ。