減圧鍋

nobita7202012-02-29

圧力鍋じゃないですよ、減圧鍋です。



圧力鍋は密閉状態の鍋の中を、
1気圧以上にする事で調理するが、


減圧鍋は加圧するのではなく、
加熱して沸点に達してから火を止めて、
温度が下がる時に
密閉状態の鍋の中が真空状態に近づき、
食材に水分が戻る事を利用して調理する。



ってな理屈のようですが、以前に流行った無水鍋の進化形みたいなものかな?!



理屈は分からないけれど、買って良かったと思えた鍋です。



今 持っている圧力鍋は、容量が小さくて、
ヒナドリ丸ごと1匹を煮込む韓国料理のサムゲタンやタッカンマリ、
チャーシューなどの煮豚を作る時に、小さな鍋では肉が収まらない。



かと言って、買い直すには大きなサイズの圧力鍋は高価だし重いし、
一番の問題は、怖い。(笑)  万が一の事故が怖い。




TV ショッピングで見た減圧鍋は、圧力鍋に比べて事故の危険性が少なく、
構造が簡易なので、容量が大きい鍋を軽量で製造できるようだ。



しかし、TV ショップングの製品は、送料を含めると約¥12,000 程度。
とてもじゃないけれど手が出ない。
いつものように類似品を検索すると、TV ショッピングの製品よりも、
鍋の口径も容量も大きくて安価なものがあった。 



和平フレイズ 深型 減圧両手鍋 24cm 6L 保温調理鍋 ロップ・タック IH対応 RR-4348

和平フレイズ 深型 減圧両手鍋 24cm 6L 保温調理鍋 ロップ・タック IH対応 RR-4348



これなら送料込みでも7千円を切っているし、蓋が硝子と言うのもGOOD。
なにせ口径が24cmで容量も6ℓあり、食卓にそのまま出せるデザインです。




        




先週末に届いたので、昨日の休みに時間の掛かる煮込み料理を作った。



空の鍋に蓋をして持ち上げてみたら、右上画像のように宙に浮きます。
加熱も減圧も無しで、パッキングの付いた蓋をしただけで持ち上がります。
かなりの密閉性があるんですね。




コトコト煮込むと全工程では最低でも1〜2時間程かかるガムジャタン。
韓国で食される、ジャガイモと豚の肉付き背骨で作る鍋料理を作りました。



食材は、スペアリブ・ジャガイモ・はくさい菜・人参・椎茸・エノキ茸
春菊・葱・・豆もやし・朝鮮南瓜・キムチ・エゴマの葉・大蒜・生姜…。



  



背骨肉が手に入り難いので、肋骨肉のスペアリブを使いました。
スペアリブは1〜5時間、水に浸けて血抜きをします。


      



生姜とニンニクと青ネギに味噌を加えて下ごしらえします。
沸騰してから5分加熱したら火を止めて、5分間放置して減圧調理。
 


  




肉を取り出して煮汁は捨てます。
ごま油を敷き、微塵切りの大蒜と生姜を炒め、更にキムチ入れて炒める。
韓国風の出汁を張り、コチュジャン・唐辛子粉等を加えて、
ジャガイモ・はくさい菜・人参・葱等を入れて蓋をし、加熱5分&放置5分。
はくさい菜はテールスープに使われる葉野菜で、
のび太はクタっとしたのが好きなので早い時期に鍋に入れましたが、
シャキシャキ感が好きな方は最後に入れて下さい。減圧調理はココまでです。



    

    




根を取った豆もやし・朝鮮南瓜・エゴマの葉・春菊・茸類を加えて一煮立ち。
すりエゴマと黒コショウを加えて味を整えたら完成です。





  




ここに書いた手順と画像に違いがありますが、
その辺は個人の好みと手際の問題ですので、適当で良いと思います。
煮込み料理のガムジャタンが、20〜30分で作れました。




ポイントは、スペアリブの血抜きと豆もやしの根を取る事でしょうね。
韓国ドラマを見ていると、豆もやしの根を取りながら、
井戸端会議に夢中になっている女性の姿が頻繁にが登場します。
普通のもやしよりも煮込みに強く、食感が良いですよね。
根が長くて固いので、面倒がらずに根をとるか、入れるのを断念して下さい。