金額とそして時間。

そうそう、フレンズオンアイスは日程的に無理だった。当日券の立見席でも・・・と思ったけど、全日程が稽古で埋まったので物理的に行けない。まあ今年はしょうがない。稽古が無かったらそっちの方が困るわ。
9月公演の前って観たいものがあってあわただしくなることが多い。
フレンズオンアイスも時期的にそうだし、コーラスライン(ブロードウェイのやつ)が来た時も稽古真っ最中の時期で、稽古のことで頭がいっぱいだたからあんまり楽しめなかったんだよなあ。あれは勿体なかった。

メダリスト・ウイナーズ・オープン・・・だっけな?未だにタイトルうろ覚え。これは絶対行く!出演者豪華過ぎて失神しそう。
さいたまアリーナだからって油断してチケット取り逃しそう。なんでまだ取ってないかっつったら金銭的な都合によりまして。
私、フィギュアファンの中でも最下層にいるんじゃなかろうかと思う。経済的に。
フィギュアの生観戦に行くようになってから、バレエとか劇団四季とか安く感じる。お芝居の1万円チケットも、まあそんなもんかと思う。
逆に数千円のお芝居チケットの方がシビアに見ちゃうかもなあ。
もちろん、自分の劇団の公演も含めて。

2500円という金額で何ができるか。
90分という時間で何ができるか。
これだけ並べると、安いしゃぶしゃぶ食べ放題とか想像しちゃうけど・・・。
いや、もっと有意義な道がたくさんあるんだよ。

「惜しくない」じゃなくて、「得をした」とか「心が豊かになった」とか「嬉しい気持ちになった」とか、とにかく何かしらの満足感を得られるものじゃないといけない。と、個人的には思う。あ、ハッピーエンドのコメディだけを推奨してるという意味では無く。悲劇でも皮肉な話でも不条理芝居でも何でも、何かしらの感動を与えるものをね、創らねばね、と。
役者に惚れ込んだ、でもいい。『イエス斬り捨て』で保村大和さんが演じた岡田以蔵ったら、未だに忘れられない!超絶かっこよかったなあああ。そしてこのタイトルすごく好き。
あれ観て以来、もともと興味の薄かった新選組への好意が私の中で完璧に消え失せたんだよなあ。

どういうものでも構わないと思うんだ。
劇団四季とか劇団新感線の素晴らしさでも、ATTの素晴らしさでも、FUKAIプロデュース羽衣の素晴らしさでも、ひげ太夫の素晴らしさでも(肉体系ばっかだな)。
朗読劇も演者が素晴らしいと本当に引き込まれる。あれは凄いなあ。
声優さんと落語家さんの「語りの会」ってのを観たことがあるけど、古典的な怪談が、もう頭の中に情景が広がり過ぎて逃げ場が無くなって怖過ぎて泣きそうになったもんだ。でも、終演後はホントに凄いもの観たなあという満足感でいっぱいだった。聴いた、というより観た、なんだよな。だって、耳から話が入ってくるだけじゃなく、ちゃーんと物語が見えてたんだもの。

20000円でも2000円でも500円でも無料ご招待でも、満足の上限は果てないし、ガッカリ感も底知らずだ。

まあ、本番前にこんなこと言ってハードルを上げるというのも必要な訳で・・・。

つまりは、
ただいま稽古中!「スキッパーハイ」、ぜひ観に来てね!と。

いやあ脚本読むにつけ稽古するにつけ、自分が書いたとは思えないとつくづく思ってしまうような、そんな話です。
実のところ、書きながら自分で
「え?え?どういうこと?どうなるの?」
と思ってた。
ありゃ何か憑依してたのか?