探見ウォーク 矢田丘陵の遊歩道と矢田寺のアジサイ

6月9日探見ウォークで、矢田丘陵を歩いて来ました。梅雨時なので雨を心配していましたが、数日前からの天気予報は問題なし。勿論当日も薄曇りのウォーキングにはもってこいの天気となりました。これは、前回の探見ウォーク「和束 お茶の道」が雨のために中止となり、ノル歩したい!という皆様の熱意の賜物(もちろんスタッフ一同も願っていました)なのかなぁ?なんて思いながら、朝の集合場所で久しぶりにお会いする皆さんと楽しい会話をさせていただきました。

そんな楽しい会話を一旦中断。皆様に改めてスタッフを紹介させていただき準備体操をして、いよいよノル歩探見ウォークのスタート!です。

今回は、近鉄萩の台駅をスタートして矢田丘陵を歩き、県立矢田自然公園で昼食。そして矢田自然公園より東明寺、矢田坐久志玉比古神社を経てゴールの矢田寺までという約8キロのコースです。前半は登り道が続き、後半は下りがメイン。そしてコースの大部分が、探見ウォークでは初めてとなる未舗装路で、森林の中となりました。そして探見ウォークの解説は、おなじみの高橋先生。いつものその土地にまつわるお話と社寺の解説をお話してもらいます。

さてお話をスタートに戻します。

準備運動後、ノル歩のスタート。そして直後に、いきなり階段!しかも結構な高さ…(^^; 少し登りの住宅街の緑地帯を抜け、いよいよ丘陵の未舗装路地帯へ突入です。暗峠を振り返り見、まだコンクリートで舗装された道をえっちらおっちらと登ります。一部きつい登りもありました。天気は薄曇りですが、梅雨らしく湿度の高いこの日は、蒸し暑い。皆さん、汗を拭き払いながらのウォーキング。でも、しっかりとカロリーを消費。そしてハアハアと息を切らすことで有酸素運動になったことでしょう!…ん?でも講習会では「あんまりぜーぜーいうほどの有酸素運動は効率的ではない」って言ってなかったか?とご指摘が入りそうです(^^; 




森林の中を歩き、道端の野イチゴをついばみながら、何度かの休憩を重ね、「まほろば展望台」へ到着。ここからは遠く東大寺若草山が望めますが、あいにくこの日は湿度が高く風景はかすみ気味。残念ながらうっすらとしか見ることができませんでした。ここまで登りが続いたこともあり長めに休憩を取り、昼食予定矢田自然公園へ向けて再スタート!




まほろば展望台からのコースは下りがメイン。そして、ここからはブナ系の木々が多くなるとても気持ちのいい森の中を歩きます。あちこちで聞こえる鳥のさえずりを聞きながら、テンポよく歩きます。そして芝のとても気持ちいい広々とした県立矢田自然公園へ到着。ここでランチタイム(^^) 皆さん、思い思いの場所でお弁当を広げます。


昼食後しばらくのんびりと過ごし…のはずが、一部の方たちがポールウォーキングならぬ「ポールランニング」を開始!元気や〜。あれだけ登ってきたのに、食べたばっかりやのに〜…(^^; と言いながら、我々も参加!走ったりスキップしたり、意味不明なステップをしたり…(^^) 刈られたばかりの芝は、ラバーチップの食いつきもよく足への負担も少なく、風景の良さも手伝って気持ちよくノルディックポールを突くことができます。こんな公園なら毎日でもノル歩にきて遊びたいですね〜。そんなで15分程度遊び高橋先生の講義タイムへ。

皆さん、とても熱心です。古事記日本書紀、古代史に興味のある方はもちろん、社寺に興味のある方にも楽しい、色々な学説を交えてお話しいただきました。スタッフは、普段からそんな話に加えちょこちょこと裏話も聞いたりさせてもらっています。時間の都合上裏話はあまりお話しいただけませんが、もし次回の機会の際はウォーキング中にでもいろいろ質問されてみてはいかがでしょうか?面白いお話を聞かせてもらえますよ(^^)



講義後、一人後方でおちゃめな行動をするスタッフがいる集合写真を撮り、公園を後にします。次の目的地は「東明寺」。ここは、とても小さなお寺なんですが、重要文化財のある知る人ぞ知る?お寺。山門に菊のご紋のある変わったお寺です。みんなが到着したときお寺の扉は閉じていたのですが、靴が並んでいました。本堂の横に回ると、お寺の中を拝観できるではないですか。興味のある方たちが拝観をしていると、住職さんがお出かけ先からちょうど戻ってこられ、お寺の説明をしてくださいました。そのお話がとても面白く、質問にも快く答えていただきました。

次に、舗装路を使い矢田坐久志玉比古神社へ。ここは通称プロペラ神社と呼ばれています。近代に入り、神社の門に、饒速日命(にぎはやひのみこと)の「天磐船に乗りて大空を翔行り」の古事に基づき航空祖神としてのつながりからプロペラを付けたためです。。またもう一つ「矢落神社」という別名があります。饒速日命の天降りの時、三本の矢を射てその落ちた所に宮居したとの伝にに由来しています。本殿が一の矢跡、境内に二の矢跡があります。三の矢跡は?実は少し離れた場所にあるんです。今回は行きませんでしたが、ご興味のある方は一度訪ねてみてくださいね。


そして、最後の坂を登りきり、ゴール地点である矢田寺へ!この坂を上り切れば、あとは山沿いに水平移動で歩くだけ。何よりうれしいのがここから境内へアプローチすると、矢田寺へ参道からの長〜い階段を登らなくて済むんです。しばらく自然舗装を歩き、全員無事にゴール地の矢田寺へ到着できました。お疲れ様でした〜!ここで軽くご挨拶をして、解散。

私たちスタッフは、ちょうど見ごろになっていた紫陽花を見る方々と境内へ。紫陽花見学とお参りをしてから帰還します。



さて、上り下りの多い今回のコースでしたが、いかがでしたでしょうか?スタッフ一同皆さんの元気とお気遣いにに助けられながらの探見ウォークでした。また、いつもと違う感じの探見ウォークに、皆様のご感想をお聞かせいただければ嬉しいです(当blogのコメント欄にもいただけたら嬉しいです)。帰り道にたくさんの方々からいただいた「来月どこ行くん?」とご期待の言葉に、スタッフ一同感謝をいたしました。ご参加の皆様ありがとうございました。またお疲れ様でした。次回また、楽しくノル歩しましょう!



Posted by 麻生