第6話 「ニガイ・ヒガイ」

こんぺいとう?

展開は速すぎて追いつけないし、キャラの感情の流れも不自然でつかみづらく、作画も低調で見るべきところがなくなってきた。そもそもヴァイアラスというのがなんなのか、なぜヴィーナスヴァンガードは自分達だけでそれを退治しなければならない羽目に陥っているのかと言った基本的な世界観が曖昧なままで新しい組織を登場させても話が混乱するだけで何の深みにも繋がらない。

スミレは自分のせいで人を傷つけてしまったことを悩んでいるのはわかるのだが、たいした怪我もなかったはずなのになぜそこまで悩んでいるのか。これからの与識との関係や、他の人を傷つけてしまう可能性、またルチアとの関係、自分自身の未来などほかの事に関して悩むのは自然なことのように思うのだが、それらのことは語られず、また与識を傷つけたことがなぜそんなに辛いのかも説明されず、なんとなくしかスミレの悩んでる理由がわからない。はっきりとして欲しかった。

一番の見せ場であるはずのルチアの生けた花はいくら不器用と行っても、ところどころ折れているひどいもので、嫌がらせにしか見えなかった。折れたのはどう見ても自然現象。ルチアの思いをローラのセリフだけで示すのも説得力が弱い。それで元気を出すスミレも不自然。これまでの悩みがどうやって解決したのかほとんどわからない。

スミレのバーサーク化のコントロールついては日常日記さんによれば「ただセリフでの説明だけ。相変わらず狂気の声しか発してないで、どう理解しろと???漫画だと、バーサク化しても、会話したり出来ていたので、 制御できるようになった3巻の最初のシーンとか、 かなりカッコイイが、これは・・。 」とのこと。(日常日記 Venus Versus Virus 6話感想

全体的に相変わらずシリーズ構成とクオリティ維持の計画が不十分と言う印象。最近のアニメこんなのばっかりだなあ。

脚本:鴻野貴光 絵コンテ:猫部那智子 演出:左藤洋二 作画監督:猫部那智子/山田勝/山門郁夫

第18話「ヤミ鍋で歓迎会!?」

何この見事すぎるオチ。

相変わらず絶好調のすもももももも。今回はもも子たちの新居のアパートにて主要キャラが勢ぞろいし、一話完結の非常に楽しいコメディー回。当初からの予定かは知らないが、みんな一緒の場所に住んでいればめぞん一刻風のコメディーが見れるわけで、多少無理はあったものの自然なシナリオでここまで持ってきてくれたのは嬉しい。あの司法試験の浪人生は千葉繁だったら最高だった。

脚本も演出もそれぞれのキャラが存分に活躍し、盛り上がるところはきちんと盛り上がっていて何一つ不満のない回だった。特に楽しかったのは半蔵や天下などが闇鍋に向けて悪巧みをするシーンで、カメラがアパートの側面を移動しながら映してそれぞれの行動を見せていくシーンは、同時にお互いの事を知らずに行動しているのが良くわかって、またビジュアルとしても面白くてよかった。もも子たちが他の部屋に挨拶に行く時も、アパートを側面から俯瞰した映像を効果的に使っていて楽しかった。それぞれの企みとその闇鍋での結果は、ギャグとして十分な出来で満足の行くものだった。早苗のラウンドガールの格好がサービスとしてもギャグとしても良いものであったことなど良かった点をあげればきりがない。

是非中島の婆さんの若い頃のエピソードも見たいなあ。

脚本:岡村直宏 絵コンテ・演出:剛田隼人 作画監督:宇津木勇

第18話「嵐の中で」

「こんな時でも、お腹は空くのですね。」

キスまでして幸せな護たちとシャワーを浴びながら涙を流すエメレンチアの対比は、意図的ではなさそうだがえらく悲劇的だった。

子供の頃の記憶の正体が徐々に明らかになっていくという演出はいいんだが、偶然にしては出来が良すぎる話であることと、最後に実は記憶の相手が目の前の恋人であることを完全に明かしてしまう野暮ったさのせいであんまり感動的ではなかった。見せ方としては良かったのでこれは原作の責任かな。

エメレンチアが護との記憶を思い出しながらホラクルを探してるシーンも、見せ場であるはずだがいまいち。長すぎたことと、苦労した割には無数にあるはずのホラクルの一つや二つを見つけただけで、しかしそれが大きな効果があるという矛盾している点が気になった。

全体的に暗めの画面や、雨の音や洞窟内の暗騒音も効果的に使った音響効果などによってサブタイにふさわしい陰鬱で不安気な空気が良く出ていた。

我孫子はマインドコントロールされたということなのかな? 実はこれまでの奇行は護たちを監視するための演技だったという超魅力的な展開を一瞬期待してしまった。

次回がバレンタイン? 正月にクリスマスというほどではないが放送局や制作者など関係者が連携してこういう間抜けな事態は何としても阻止して欲しいもの。

シナリオ:根元歳三 絵コンテ:川崎逸朗 演出:泉明宏 作画監督粟井重紀

追記:銀のマリアの放った物体の発音は皆聞き取りずらかった模様。

「生徒会がビアトリスを封じている銀のマリアの作成したオラクル?を探し破壊する作業をする。」(美しい夢想家-BeautifulDreamer-/ウェブリブログ
「〜無効化するために撒いたホラクルを回収。」(Cross Channel)
「まずは、銀のマリアが仕掛けたビアトリスを封じる仕掛けをひとつずつ破壊していく地道な作業を始める。」(ここはそもそも名前を書いてない)((恋華(れんか))
「トラップのホウラク(?)破壊する正樹&生徒会メンバー。」(ローリング廻し蹴り)
「〜<銀のマリア>の知り合いにして、“ホラクル”を持ってる〜」(ここの人は原作を読んでいたと思うのでやはりこれが正しいみたい)(2007-02-16)

しかし、「ホラクル」って聞きなれない響きだが語源はなんだろう? ググるデスメタルバンドIn Flamesの"Whoracle(ホラクル)"というアルバムがヒットするが関係ないよなあ。

参考:In Flames - "Whoracle" | MUSICA.MUSTDIE.RU(試聴可)

その他アニメ関連

まなびストレートの小ネタについてさらに調べてみた2: 全てが台無し―雑記帳―(ぬるヲタが斬る)
http://slhakase.web.fc2.com/manabi/manabi.htmlお約束。夜の色彩が特徴的なので是非夜の写真も見たい。(ぬるヲタが斬る)
http://d.hatena.ne.jp/SARAH/20070215/p1本当の少女向けの少女漫画は全体的に低迷なのね。アニメ界への影響としては当然優れた原作の減少がある。(ぬるヲタが斬る)
富野の語るアニメ女性像世代の差はどうしても避けられない。素直に笑えないなあ。(ぬるヲタが斬る)
http://www.saiani.net/article/33846260.html2月19日まで。Yahoo!プレミアム会員(Yahoo!オークションの会費払ってる人)、Yahoo!BB会員限定。が、会員なのに見れない。WindowsMeじゃダメ?
陰陽師は大変なものを盗んでいきましたver3 - YouTube映像の組み合わせ方が良くなった。音もいくらかマシになった気がする。
YouTube
YouTube新しくアップされてるがYouTubeにはなかったのかな? まあ何度見ても楽しい。
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