ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

脱力・・・


 毎年、ジャンボ宝くじだけはマメに買っている。それしか買わない。あとは星座占いが良い時のLotto 6だ。それをずーっと当たり籤を見ないままにしておく。そうするともしかして当たっているかも知れないなぁ、それも3億円、と思いながら寝るととてもリッチな(本当に当たっていたらリッチに決まっているんだけれど)寝心地の良さをえられる(と本人は思っている)。
 で、年あけて直ぐにその全部の籤を持って勇躍みずほ銀行の宝くじ売り場にそれを出す。すると、中のお姉さんがそれを機械にかける。バラバラバラバラと籤がはじけて!?・・・・・また、ろくに当たらない・・・。帰ってきたのはたったの3,500円だった。トホホ・・なんである。え〜ん、え〜んなんである。もうダメだ、もう嫌だ。
 そのまま来週の日曜日のメンバーの練習に行く。脱力のまんまである。・・・・その脱力が良かったのかも知れない。もうこんな歳の奴は、ギラギラしちゃいかんのよ。うん、うん・・・・。
 おかげで三州屋銀座店二丁目で海鮮丼を食べることができたのである。感謝。

福島第一原発

 昨日の夜の福島第一カメラを見ていたら右の方、つまり4号炉の方の灯りに照らされている部分がゆらゆら揺れていて、まるで煙が立ち上っているかの如くに見えたのだけれど、これはカメラやネットで画面が揺らいで見えているだけだろうと(希望的に)判断して寝たのだけれど、ツイッターのタイムラインを読んでいると、どうやら本当に煙が出ていたといっている人がいるらしい。それが午前6時頃にようやく収まったとしてある。俄には信じがたいけれど、これまでの東電、政府の隠蔽体質を考えるとあながちないわけではないなと思えてしまって不安は募る。本当に除染をして意味があるのだろうか。気休めにしか過ぎないのではないのか。こうしておけば住民がパニックに陥らないだろうと金を溝に捨てているのではないのだろうか。
 福島第一原発ではこんなことがあったことがようやくわかってきた、というより、ようやく報道されるようになった。

福島第一原発:1991年事故でも非常用電源起動できない状態
 東京電力は4日、福島第一原発のタービン建屋地下で1991年10月に起きた非常用電源部屋の浸水事故について、非常用電源は起動できない状況だったと発表した。昨年末の発表では非常用電源は機能していたとしていたが、当時の報告書を詳細に分析し、訂正した。
 東日本大震災に伴う津波で浸水し、非常用電源が起動できなかったことが今回の事故の一因になった。20年前は外部電源が機能していたとはいえ、当時の経験を教訓にできなかったことになる。
 東電によると、配管が腐食したために中を流れる原子炉の冷却用海水が毎時20立方メートル漏出。部屋にあふれて非常用発電機と配電盤が約60cmの深さで冠水した。報告書にあった電気抵抗データなどから起動できない状態だったことが判明したという。
 東電は「地下の方が耐震性が優れているので置いた」と説明した。【比嘉洋】(毎日新聞 2012年1月4日 20時28分)

 この非常用発電機が地下に設置されたのはGEのオリジナル・デザインのままだったということはNHKの番組でも明らかにされてきているので、今頃そんなことを言い通したとしてもそれが通らないことは明白で、毎日新聞が東電の主張をそのままに掲載していることは報道のスタンスとして言葉が足りていない。
 確かにこれまでの新聞の記事の書き方としては主張をそのまま掲載するのがやり方だったかも知れないけれど、この事件でそれが「報道」のあり方として、足りていないということに気がついたのは新聞の側ではなくて読者の側だったというのはこれまでの社会通念をひっくり返すに充分だ。

始まった

川勝平太知事は4日の新春記者会見で中部電力浜岡原発御前崎市)の再稼働について「中電は『安全の確保が第一優先』と言っている。それが客観的なデータと第三者の目で確認され、安全でないと反証できない以上、阻止する理由はない」と述べた。(毎日新聞 2012年1月5日 地方版)

 これは何を意味するのかといったら、中電が「これほど安全を確保したんだ」といったら、それに反論できなければ再稼働を認める、と宣言したということだ。つまり中電が計画している津波防波堤(砂山を積み上げる)ができたら再稼働して良いという方向にあるということだ。さすがに富士山空港をごり押しした知事だけのことはある。彼は原子力発電所というものがどういう経過を経てここまで来たのか、従ってその中身がどの様な問題点を抱えているのか、廃棄物をどうしていくのか、わかった上で発言しているはずだ。だとしたら、これまで様々なケースで霞ヶ関の鉄面皮どもが主張し続けた姿勢、「科学的に証明されていない」という詭弁を弄した決断理由をまたここでも振り回して、この国をぶっ壊していこうと明確に意識してることになる。どこまで行っても彼らは謙虚にはならないと云うことだ。金銭バカはいつまで経っても金銭バカなのだ。