ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

たまに

 散歩のコースを選択するときには人混みでないところへ行こうといつもするものだから、どうしても人がたくさん来る地域には足が向かない。でも、今日はそろそろ銀杏の黄葉も終わりじゃないかと思ったので、その人混みの方へも近寄っていった。
 案の定、銀杏はもうパラパラと葉を落としている。多分、来週終わりにはもう終わっていることだろう。日曜日とあって、人は随分出ていて、歩きにくいんだけれど、おかげで様々なことを知った。
 そのうちの一つは長年やっていた洋食屋が10月に店を閉めていたことだった。つまりそれほど、まぁ、早い話が最低二ヶ月間、その店の前を通っていなかったということになるわけだけれど、真っ暗になっていて、看板もなにもついていなかった。この店は多分先代の時にできたのではないかと思うけれど、娘がうちのつれあいと同級生だったこともあって、他にやっていた和食屋で、つれあいはアルバイトをやったことがあるという関係だったそうだ。他にもやっていたちょっと凝った店は酔っ払い出入り禁止といっていて、酒も二合までしか出さなかったという。義父が客を連れて行ったときも「もう一本」といったら他の客の手前出すわけにいかず、先代は義父に「もう帰ってくれ」といったそうだ。ところが次の日に、一升持って謝りに来たという。
 そういう頑固者の主人というものが昔は良くいわれたものだけれど、その息子の代になってからというもの、頑固とわがままをはき違えてしまったのか、随分威張った雰囲気の食堂になってしまって、二・三度は行ったことはあるのだけれど、なんだかしかられに洋食屋に行くみたいで、行きたいと思わなかった。随分名前だけは知られた店だったのだけれど、「行きたいか?」と聞かれたら、そう答えない店と私の中ではなっていた。
 実はこの界隈にはその手の店は結構あって、安くないということもあるのだけれど、一度は入ったことがあるけれど、その後は行っていないという店は何軒にもなる。
 5,400歩。

2016年12月03日のツイート