安倍首相はいつ辞めるのか

 ブログの更新を辞めてから2か月ほどになるが、このところの世間はやたら凄まじく、言うならば目を覆いたくなるような、厚顔無恥の横行となっている。その元凶はもちろんわが宰相、安倍首相とその一党なのだが、権力の上部構造の模倣なのか大学の運営に携わる連中までが、自分の責任逃れのための、虚言、急性健忘症をフル回転で使いまくっている。誰が考えても、どう考えても納得できないような妄言、たわ言が平然と電波や活字となって垂れ流され、メディアにどれだけ叩かれようと、それこそ馬耳東風、蛙の面にションベンという状況がまかり通っている。
 いろいろとそれらの原因はあるのだろうが、なんといっても安倍一党の罪は重く、ここ一年余りに起きた政治がらみの様々な疑惑疑念の事柄に、そのほとんどに安倍首相の名前が出てくるという、もう呆れた状況が今も続いている。常識の範囲で考えるなら、もうとっくの昔に内閣総辞職となっておかしくない、言わば政治的には末期症状を呈している安倍内閣が、依然として権力の中枢に座っているこの不思議な政治状況というのは、21世紀の特筆すべきものとして、後世の歴史の残るのではないかと思ってしまう。
 財務省厚労省、あるいは防衛省での文書改ざん、隠蔽、ねつ造は、もうこれだけで十分に大臣の首が飛ぶ事態であり、ひいては内閣総辞職に至る既定路線をまっしぐらと思える状況と言える。その上に内閣府の秘書官やら何やらが言ったとか言わないとか、記憶にないとか覚えがないとか言って白を切る。世間ではとても通るとは思えない言い訳、へ理屈がまかり通る、それが今の政治の世界のようだ。さらにここへきて検察の腰砕けまで露呈することになっている。嘘をついても、公文書を改ざん、隠蔽しても、法外な値引きをして国有財産を払い下げてもまったくお咎めなしでは、“道徳”好きの安倍首相やそのお仲間である与党の面々も、さすがに下を向いてすごすごとしているだろうと思った。しかし、そんな感じは露ほども見せずに堂々と外遊したり“もりかけ”は終わったと、その強引さに反省は見られない。
 いったい安倍首相はいつ辞めるのか、それともそのようなことは当面の課題としては皆無なのか、私は一度辞めたブログの更新を再開すべきなのか、あるいは安倍首相が辞任するまでは更新するのか、大いに頭を悩ませている。

まだね・・・