きっこの日記・きっこのブログ「原発の事実」「わくわく原子力ランド」の嘘

 きっこの日記きっこのブログと言えば、姉歯一級建築士ヒューザーイーホームズ藤田東吾社社長)による耐震偽装問題が注目を浴びる最中、ガセネタを含む様々な情報を紹介した有名サイトです。

 管理者きっこはバリバリの反原子力発電派。時折、原子力発電を批判する記事が掲載されますが、最近のエントリをみたところ、明らかに虚偽と分かる記載がありました。

そんなワケで、3月11日の日記、原発の真実」に、玄海原発の周辺だけ白血病の発症率が全国平均の10倍以上もあるってことを書いたら、福岡市の女性のYさんからメールをいただいた。とても興味深い内容だったので、1人でも多くの人に読んで欲しくて、掲載の許可をいただいた。Yさん、どうもありがとうございました♪‥‥ってことで、最後にYさんからのメールを紹介して終わりにしようと思う今日この頃なのだ。

■2010/04/01 (木) わくわく原子力ランド 9

件名:原発の真実・・・

お名前:Y・H

コメント:きっこさん、こんにちは。いつも楽しみに読んでます。


(略)

そして白血病といえば、確かに周りに多いですね。身近によく聞く病気です。でもけっこうな高齢になってから発症する病気だと思っていたのに、玄海原発の周辺では若い白血病患者が増えていると知り恐ろしくなりました。

玄海原発ではプルサーマルも始まりました。これこそ一番怖いことです。ある集会で地元の中学生の女の子が「私は子供を産んでもいいんですか?」と質問、大人は誰もその質問に答えられなかったそうです。私も九電の電気を使ってるから過激に文句は言えない立場ですが、事故の被害が尋常じゃない規模になるプルサーマルには絶対反対です。

(略)
Y・H

http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20100401/

急性骨髄性白血病 (AML) 、急性リンパ性白血病 (ALL) 、慢性骨髄性白血病 (CML) 、慢性リンパ性白血病 (CLL)をあわせた発症率は、10万人に10人程度です。玄海町の発症率が全国平均の10倍であったとすると、10万人に100人、人口割合で僅か0.1%に過ぎません。発症者がこれだけ少ないなか、どうやって、一般市民が「白血病といえば、確かに周りに多いですね。身近によく聞く病気です。」と認知することができるのでしょうか。

 玄海町白血病死亡率が高いというのは確かに統計に出ている数字ではありますが、この原因を原子力発電所の立地に帰せようとするのであれば、原子力発電所が立地する敦賀や女川といった他の市町村のデータを提示し、原発立地市町村の白血病死亡率は須らく高いことを最低限示さなければならないわけですが、原発反対派はそのような科学的アプローチをワザととりません。おそらく、原発と関係なく、たまたま玄海町の発症率が高かっただけなのでしょう。

「私は子供を産んでもいいんですか?」と集会で質問した中学生のことが紹介されています。どんな集会での発言なのでしょうか。反対派のサヨクがワザと言わせた臭いがプンプンします。

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