死せる江沢民生ける胡錦濤を走らす?

階級闘争を恐れる共産党www

中国新聞趣聞〜チャイナ・ゴシップス
江沢民氏死去は誤報だったのか、その後 政治暗闘が農民や中間層を気にし始めている

福島香織
2011年9月14日(水)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110912/222588/?P=1
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 江沢民氏の病気治療チームは習近平氏が管理しており、その病状などの情報は胡錦濤総書記ですら把握できなかったほどの徹底した秘密とされていた。そこで胡錦濤氏は、不確定の情報をあえて流すという強硬手段で、真相をあぶり出そうとすると同時に、江沢民陣営に揺さぶりをかけたものとみられる。
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 一部のチャイナウォッチャーの間では注目されていたが、8月27日に北京で「百名学者による民主化シンポジウム」が開催された。実際の参加者は100人を越え、胡耀邦氏の息子の胡徳平氏(全国政治協商委員)や劉小奇氏の息子の劉源氏(解放軍上将)を含む政治、経済、司法、メディア関係者、軍人ら、党内右派が勢ぞろいし、徹底した文化大革命批判を含む中国共産党の歴史問題決議を宣言した。
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 これは2つの意味で党中央にとって脅威となった。
 1つは党中央の官僚集団指導体制の弱体化が暴かれた。薄煕来氏のような人物は毛沢東あるいは勝g小平時代なら一も二もなくたたきつぶされていたが、胡錦濤政権にそれはできなかった。
 もう1つは、改革開放の恩恵をさほど受けておらず毛沢東時代回帰を願う人民が想像以上に多かった。薄煕来氏は重慶市農村戸籍の廃止を進め、確実に民衆の支持を集めている。こうなってくると薄煕来氏を次期政治局常務委メンバーに入れなければ、階級闘争でも起こされかねない、と心配になってくるだろう。
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