無人機シフト

兵頭先生が縷説されるごとく世の中は無人機にシフトし人事問題も発生している様子。
運用から考えても陸軍航空隊・海軍航空隊が先に先鋭化されて「人間飛ばす空軍さん乙」になっちゃうのだろうか?
そのうち旗本と奇兵隊が対決して画期するとw

兵頭二十八 "Podcast28 Mil News Blog"、2011/11/08)
http://podcast28.blogzine.jp/milnewsblog/
ストラテジーページの2011-11-7記事「Not What They Signed Up For」。
空軍は無人機を増やそうとしているが思うように進まない。原因は、機体ではなく、オペレーターが足りない。
(略)
※空軍は、将校たる実機パイロットをUAV操縦員に転科させることにこだわっているので、こんなショートが起きるのである。陸軍のように兵隊に操縦させれば解決してしまうのだが、頑迷な組織文化がそれを許さない。
(略)
空軍は18個の UAV squadrons(無人機飛行中隊)を擁する。「予備空軍」からも人をとっている。
各 squadron には 200 名が所属する。これは操縦者、整備、地上支援係りすべてを含む。
現役の米空軍のプレデター/リーパーは 250機である。

Joshua Stewart 記者による2011-11-6記事「Senior chief a test case for enlisted pilots」。
米海軍も下士官無人機を操縦させる方針へ踏み切った。
機種は MQ-8B Fire Scoutだ。
しかし実は1986〜2007まで、海軍の下士官が RQ-2A Pioneer を飛ばしていた。これは固定翼の偵察機だった。
今回指名された下士官もその経験がある。さらに遡れば彼は H-60 Seahawkの操縦ができるのだ。
海軍は、下士官にファイアスカウトを操作させる前に、彼らにセスナ機での21日間の飛行訓練を(民間会社に委託して)させるつもり。