オムロンUPS BN220Tバッテリー交換
オムロンUPSBN220Tがバッテリー警告を出したため交換した記録です。
同時期に10台ほど購入しましたが、そのうち3台が同一週に警告がでました。バッテリー劣化ではなく、オムロンタイマーな気がしてなりません。そのため、手間とか考え手、全数交換しました。
純正交換用バッテリーはBNB300Tを2つです。ダイレクト価格 ¥ 65,010(2022/11/30時点)
内蔵していたバッテリーは、PanasonicのUP-PW1245NA1(7.8Ah/20HR)です。
横幅151mm×奥行65mm×高さ94mmのバッテリーが合いますので、安く済ませるなら、LONGのWP1236です。今回は近くにないため、天翔電源製作所の古河電池のFML1270を使用して交換しました。8個(2セットのため)必要です。
加工という程でもないですが、配線の付け替えと、ケースの取り替えが必要ですが、重ささえ気にしなければ簡単です。
純正バッテリーの6割くらいの価格で済ませることが出来ました。台数が多いため、総額だとけっこうな差が付きます。
それにしても、BN300Tと、BN220Tのバッテリー容量が同じなのが気になります。
YAMAHA RTX1210でトンネルテンプレートを利用したconfig圧縮
RTX1210はVPNトンネル100本作成できるが、そのまま記述し続けると、トンネル本数に比例してconfigがどんどん伸びていく。
そこでお手本となる設定を「テンプレート」として定義しておき、差異部分のみ記述することで各トンネル設定とすることができる。クラス継承みたいな概念。ただし、元となるトンネル側で指定するのが違う。
具体例2本のトンネルを設定する。
#1本目
tunnel select 1
description tunnel Tom
ipsec tunnel 1
ipsec sa policy 1 1 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike encryption 1 aes-cbc
ipsec ike local address 1 192.168.0.1
ipsec ike pre-shared-key 1 text himitsu1
ipsec ike remote address 1 any
ipsec ike remote name 1 Tom
tunnel enable 1
#2本目
tunnel select 2
description tunnel Dick
ipsec tunnel 2
ipsec sa policy 2 2 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike encryption 2 aes-cbc
ipsec ike local address 2 192.168.0.1
ipsec ike pre-shared-key 2 text himitsu2
ipsec ike remote address 2 any
ipsec ike remote name 2 Dick
tunnel enable 2
と、とても長い。2本ぐらいじゃいいけど、10本越えるとスクロールが辛くなってくる。加えてコピペしていたりすると、設定漏れとかも出てくる。テンプレートを使用すれば1ヶ所書き換えるだけで全てに有効になる。
で、上記をテンプレートを用いて書き換えると、次のようになる。テンプレートを別途定義するのではなくて、元とするトンネルに、テンプレート適用したいトンネルを番号を追記する。
#1本目
tunnel select 1
tunnel template 2 #tunnel1をテンプレート元として適用したいトンネルを指定する
description tunnel Tom
ipsec tunnel 1
ipsec sa policy 1 1 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike encryption 1 aes-cbc
ipsec ike group 1 modp1024
ipsec ike local address 1 192.168.0.1
ipsec ike pre-shared-key 1 text himitsu1
ipsec ike remote address 1 any
ipsec ike remote name 1 pc
tunnel enable 1
#2本目
tunnel select 2
description tunnel Dick
ipsec ike pre-shared-key 2 text himitsu2
ipsec ike remote name 2 Dick
とってもスッキリしててかつ安全になる。
でも、show config tunnel 2で確認すると、えっ???ってなる。
#show config tunnel 2
tunnel select 2
description tunnel Dick#
と最初の1行しか表示されないからだ。
description tunnel tunnel_name を書かないと、show configだけでは全く表示されなくなるので設定表示したくない場合は有効。私は確認したいので、意図的に残しています。L2TPとか不定のVPNならいならいですね。
テンプレートを適用したconfigを確認するには、「expand」を付加する必要があります。
#show config tunnel 2 expand
tunnel select 2
description tunnel Dick
ipsec tunnel 2
ipsec sa policy 2 2 esp aes-cbc sha-hmac
ipsec ike encryption 2 aes-cbc
ipsec ike local address 2 192.168.0.1
ipsec ike pre-shared-key 2 text himitsu2
ipsec ike remote address 2 any
ipsec ike remote name 2 Dick
tunnel enable 2
これでconfigも読みやすくなること間違いなし!
なお、ip tunnel tcp mss limit autoはテンプレート展開されないので、各トンネルに書く必要があります。
サーバーのストレージは民生品のSSD
新しい1Uサーバーを買いました。
ストレージが無しのためどうしようかと考えていました。新品だとSSDは高いから、価格重視でSATA HDDにするか、SAS HDDにするか考えていました。
ヤフオクを見ていても、大容量2.5インチストレージが皆無です。サーバー機なので、H/W RAIDを組みたいと思っており、同一容量が4~8枚程度必要で、候補としては、
- SAS HDD 600GB 15k 2.5"
- SAS HDD 600GB 10k 2.5"
- SAS HDD 300GB 15k 2.5"
- SAS HDD 300GB 10k 2.5"
- SATA HDD 1TB 7.2k 2.5"
これぐらいしか無く、破格のメーカー違いのHDDを購入しようかと思っていましたが、速くて大容量で安心なストレージは何かと考えて、SATAのHDDは不安だなーと思っていました。
NAS専用機にフルシリコンがあることを思い出し、SATAでもSSD使えば良いじゃ無いかと思いつき、フルシリコンのサーバーにしました。
選んだのはこちら。WDのSSD高耐久モデルのREDシリーズです。
内蔵のRAIDコントローラーでRAID6構成にしました。
CrystalDiskMark7.0の結果はこんな感じです。H/W RAIDのせいかシーケンシャルアクセス速度がおかしい。ランダムアクセスは単体レベルです。
比較にSATA HDD 7.2k 2.5インチRAID0の結果も載せておきます。
防犯カメラの映像をくっつけるバッチを作作りました
某所にPanasonicのネットワークカメラを設置しました。
ネットワークカメラではあるものの、孤島のためWebに接続されていません。そのため、本体のSDカードに録画をさせることにしました。
発砲の都度フォルダが作成され、その中に細切れになった映像データ(7sec程度)が保存されています。Web画面から視聴するのは連続再生されるため、気にならないのですが、PCで見るのには苦労します。
そこでffmpegで結合させてしまえてと思い立ちました。
コピペで作成したバッチを置いておきますので、似たような境遇の方がいましたらご利用ください。
パスは適当に書き換えてください。このまま実行すると、batの実行場所に結合した。動画が作成されます。
@echo off SETLOCAL ENABLEDELAYEDEXPANSION rem 「for」コマンドで子フォルダに対してループ処理 for /d %%a in (細切れになったフォルダの一つ上のフォルダ) do ( rem (%%aには指定した子フォルダのフルパスが入っている) rem 子ループ:mp4ファイルを【files.txt】に追加する処理 for /F "usebackq" %%b in (`dir /b /s /a-d /O:N %%a`) do ( echo file '%%b' >> files.txt ) rem ファイル名用に、フルパスを変数Fにコピー SET F=%%a rem ffmpegで結合する処理:ffmpegのパスは変更してください。 rem 変数Fからフォルダ名の末尾8桁をファイル名として利用する。 call "C:\ffmpeg\bin\ffmpeg.exe" -f concat -safe 0 -i files.txt -c copy !F:~-8!.mp4 rem 一時ファイルを捨てる。 del files.txt! )
WindowsのapcupsdでAP9630Jと通信
サーバーとUPSが一対多接続なので、UPSにAP9630Jを導入して設定した話です。
AP9630Jはホットスワップ対応らしいので、そのまま刺しました。
まずAP9630Jを設定&ファームアップします。
se.comとapc.comを行ったり来たりして最新のファームを探します。
Smart-UPS / Smart-UPS RT / Smart-UPS VT 用
Network Management Card v6.7.2 for Smart-UPS (AOS 672/SUMX 672/Bootmon 108)
をインストールしました。
GUIツールでネットワーク経由でインストールできます。UPSは起動(使用)したままで大丈夫です。言語選択ができるので、Japaneseが含まれているファームにすると、Webコンソールを日本語化できます。
ファームアップが終わったら、WEBコンソールの【Configuration】-【PowerChute Clients】にapcupsdを稼働するホストのIPアドレスを登録します。
続いて肝心のapcupsdのインストール
apcupsdは最新の3.14.14をインストールします。
apcupsdのConfigurationファイルを設定変更したところは次の辺り。
UPSCABLE ether
UPSTYPE snmp
DEVICE 192.168.xxx.yyy:161:APC:public
UPSCLASS standalone
UPSMODE disable
設定保存して、システムトレイのアイコン再起動しても、NETWORK ERRORで、おかしいなーおかしいなーと思っていたら、サービスを再起動しないと設定値が反映されないというオチでした。linuxだと当たり前なのに、Windowsだとサービスの再起動ってあんまりしないので気づきませんでした。
再起動したらUPSからパラメータ受信できました。
サーバ用HDD購入について思う
サーバーHDDが壊れました。もちろんRAIDなので大丈夫なんですが、早々に代替HDDを調達せねばなりません。ちなみに保守未加入保証切れです。
主なHDDの調達先です。
ひとつずつ解説していきます。
サーバーメーカーのパーツセンター
- 在庫がほぼある。
- 定価販売。今回欲しいHDDは64kでした。
- 保証付。
ベンダーさん
- 基本的に供給元はメーカーパーツセンターだったりするが、自前の在庫がある可能性も。
- 取り付けもお願いできる。もちろん技術料がかかる。
ヤフオク
- 基本的に中古。ノークレームノーリターンだけど安い。
- HDD付きのサーバー丸ごと購入して部品どりするという方法もある。
- 欲しいHDDは5kでした。
eBay
- とにかく安く買える。0が1つ違う感じ。
- 空輸のため納期がかかる。船便だったら最悪ですが。
- 英語力とか経験が必要。
- 欲しいHDDは$135でした。
- Newだけど、再生品も含まれる。
中古サーバーシッョプ
- ショップの保証付。30日とか。
- 在庫があれば良いかも。
- 法人相手のため、土日休みの場合が多い。
一例
壊れてから焦らないように、保守に入ったり、スペア用意したりと、日頃の準備が一番ということですね。