反日暴動

JMMふるまいよしこさんのレポートをクリップ(JMM最新号

 さて、4月9日に北京で起こった「反日デモ行進」だが、何人かの外国メディア関係者にも日本人としてわたしも感想を尋ねられた。それに答えようといろいろ考えてみたのだが、わたしの頭には「おちゃらけ」という言葉しか浮かばなかった。

 

 しかし、今回のデモをわたしが「おちゃらけ」と感じたのは、わたしが日頃から感じている浅はかな、「自由」とか「民意」の名に力を借りた、現代中国独特の「慣性」を見たからである。そこには現在の中国社会の矛盾が内包されている。日本のマスコミでも現地特派員たちはそれに気付き、それを伝えようと努力していることは、ウェブ版で読んでいても分かるのだが、悲しいかな、日々の原稿の締切時間や記事枠、またはまず時事ニュースにその重きを置こうとする習性のために、その深層部分が一般の読者にうまく伝わっていない気がする。その結果、安倍晋三氏の「週末のデモ行進は、中国国内の収入格差の問題など社会問題に対する怒りによって引き起こされたものだ」(ニューヨークタイムズ「東京、中国の反日騒動に抗議」・4月11日)などという、とんちんかんな発言を引き出すことになったのだろう。
 各国の報道を読んでも、実際に現場で取材をしたメディア関係者(非日本メディア)の話を聞いても、デモの参加者はほとんどが20代から30代の、大学生や中国では「白領」と呼ばれる人だちだった。この「白領」とは英語の「ホワイトカラー」を直訳したものであり、中国では大学や大学院を卒業し、大企業で高給をもらって働いている層で、日本の感覚では「ヤングエグゼクティブ」にあたる。全国的に大学進学がまだまだ激烈な競争の結果によるこの国からすれば、首都北京に暮らす大学生やヤンエグたちは、中国にとっての「期待の星」であり、彼らもそれを十分認識している。
 そして、そんな彼らは20代でぽんっとマイホーム、マイカーを買えてしまうのである。そして世界に注目され、急成長を続ける中国社会は自分たちが支えているのだと自負している。つまり、今、中国で最も自信に満ち、自分と国の明るい将来を信じて疑わない彼らが、わざわざ週末の休みをつぶして「収入格差」を訴えるためにデモに参加するはずがない。ならば彼らをデモに駆り立てたのはなにか。

以下上のリンク先にとぶべし。



 とここまでは前振りで、それよりも、デモの動員にインターネットの掲示板が使われたというのを聞いて2ちゃんねらーが「反撃」にエロ画像貼り付け交流にいってるという話に禿しくワロタ。民度たけえw 日本はまだまだ大丈夫だ。
 まーよその国にいったら高度な労働力としてバリバリ働ける人材がニートになって何十万人も燻ぶってるから*1結集するとすごいですな。「ぬるぽが日本人に対する最大級の侮辱語であると教え込む → 一部に浸透する」とか「しなちゃんねる側、小泉首相のコラを貼って挑発 → 小泉首相のエロコラを貼って応戦」とかには笑った。中国当局の削除人がむきになって削除するのがまた火に油を注いでいるw
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*1:ドイツで労働者のあまりのレベルの低さ(とそれにもかかわらず享受している好待遇)に「こんなに人が働かなくても国が回っていくのか」とびっくりする毎日だ。例えばドイツ人にはコンビニのバイトみたいな高度で総合的な労働をあんな低賃金で続けるなんて絶対無理w 日本の労働者は搾取されておるよ、つか日本ってまだまだ社会的に貧しいよね。労働基準法厳守の体制を整えるだけで全然違うと思うんだが。こっちみたいに5時になったら目の前に客がいようと何があろうともう絶対仕事終わり、みたいになったらそれだけで爆発的な内需拡大になるとおもうんだけどな。今の日本のサービス残業=無賃金奴隷労働があたりまえの労働形態じゃ働いてる人は金使うヒマがないよね。