太田直子『字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ』

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)

さすがに文字数制限のキツイ字幕翻訳を生業としてるだけあって、文章のテンポがよいです。職業的苦労話とその言語感覚からくる現代のコミュニケーションの問題までバサバサと書く。基本的にオチをつけない文章は書かない主義の人みたいで、多少無理があるところでも強引にウィットとユーモアに持ってくので気持ち良く読めますが、字幕屋さんの苦労はやはりすさまじく、特に納期が短かいことによるキツさとそれをどうカバーするかなんていうところが他業種のこととはいえ涙なくしえは読めない感じ(嘘)。

Random Kitten Generator がすごい

http://www.randomkittengenerator.com/
screenshot
百式紹介されてたRandom Kitten Generatorが超すごい。というかガツーンと頭を殴られたような衝撃が! 百式が記事で取り上げたサービスについてこんな泡沫日記で改めて書くのは意味ねーと思いながらも書かずにいられないくらいすごい。
単にリロードするたびに次々と子猫写真を表示してるだけなんだけど、出てくる子猫がみんなちゃんとかわいくて中毒状態。こんなふうにある程度質のいい子猫写真をどこから取ってきたんだろう? Flickrのkittenタグとかだけだと限界あるとねえ、とか思ってたら、これKetten Warをやってるところが作ったサービスだったのですね。うわ目からウロコ。Ketten Warで勝ちまくったネコをてきとうにランダム表示してるわけですね。すごい。いいアイデアすぎる..。その発想はなかったわ
LikeBetter.comとか、それ系のsuggestion engineみたいなの作ってるstartupは数あれど、この 猫写真のフィルタリングに使うというのはこれ以上うまい応用例が思いつかないくらいすばらしい。
ついでにKetten WarのトップページにNow Reqruitingとか書いてあるので、おおこのネコ画像startupがスタッフを募集してるのかこれはチャンス! と思ってresume準備しかけたのだがよく見たら、サイトに登場するネコ写真を募集してるだけであった。

猫とタイトルに書いておけばそれだけでSEM対策なんじゃないかと思うぐらいです(言い過ぎか)。

いやほんとに。ネットのトラフィック(非エロ)はネコとごはんが9割といいますし(←いいません)。