凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク
- 作者: 佐藤昌弘
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2003/12/04
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 58回
- この商品を含むブログ (21件) を見る
すこし胡散臭いタイトルの本ですが、勉強になりました。
セールストークの技術は特別なものではない。
そのことに気がついただけでも、大変貴重な経験でした。
セールスと聞くと、口の上手さで決まると思っていましたが、実際はお客の欲求を満たすことができるかで決まってしまいます。
その段階も、お客さんが本当に欲しているものを感じ、その言語化されていない思いを、こちらから提示して、お客さんの要望とすり合わせていくものです。
こう聞くと何だか大変そうに聞こえますが、私はすでにこういう仕事で経験をしていました。
PR紙をつくるときに、同僚たちから記事の要望を聞き、紙面に仕上げていくという経験が、まさしく、本書で紹介されているセールスステップと同じことでした。
本質は、やはりつながっている。
毎度のことですが、またしても痛感してしまいました。
■100人中99人が陥る「アリ地獄」への一歩
99%のセールスパーソンは、自分が「アリ地獄」に足を突っ込んでいることに気づいていません。
■一生懸命にセールスを勉強しても売れない理由
その理由は、「お客さんが自分自身が欲しいものを知らない」から。
お客さんは、「自分の欲求を満たしてくれる手段」を手に入れようとしているにすぎない。
■セールスステップとは
1 あなたが望んでいるものは、本当は何ですか?
2 では、これがあなたにピッタリの商品ですね。
■超一流営業マンが知らずにやっている「交流分析」とは?
人間の心の構造は、「批判的な親心」「養育的な親心」「無邪気な子供心」「従順な子供心」の4つのパーソナリティで成り立っている。
■「魔法のセールストーク」への4ステップ
人間関係構築: 業種によっては省略
STEP1: ファースト・マジック・クエスチョン
STEP2: マインド・キー・クエスチョン
STEP3: 要望の確認プロセス
STEP4: 提案&最強のクロージング
■ファースト・マジック・クエスチョン
「今日、○○なわけですが、いまの××に何かご不満でもおありなのですか?」
■マインド・キー・クエスチョン
1 お客が語る言葉の「あいまいな表現」を具体的にする方法
「たとえば?」
「(もう少し)具体的に言うと」
2 根拠を聞き出す質問(極端化)
「○○だと、何か××すぎるのですか?」
■要望の確認プロセス
「確かですね?」とか「本当ですね?」というフレーズをもう一度入れるだけ。
「疑惑の導入」という心理アプローチ
■上司の方へ送る「10点満点コーチング」
たとえば、「0.1点だけ……」という部分には、マイクロビヘイビア(ミクロの自己成長)を活性化する手法が盛り込まれています。
「相手を褒める」だけではなく「相手の心を汲む」こと。
- 作者: 佐藤昌弘
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2003/12/04
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 58回
- この商品を含むブログ (21件) を見る