凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク

凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク

凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク


すこし胡散臭いタイトルの本ですが、勉強になりました。

セールストークの技術は特別なものではない。

そのことに気がついただけでも、大変貴重な経験でした。


セールスと聞くと、口の上手さで決まると思っていましたが、実際はお客の欲求を満たすことができるかで決まってしまいます。

その段階も、お客さんが本当に欲しているものを感じ、その言語化されていない思いを、こちらから提示して、お客さんの要望とすり合わせていくものです。

こう聞くと何だか大変そうに聞こえますが、私はすでにこういう仕事で経験をしていました。


PR紙をつくるときに、同僚たちから記事の要望を聞き、紙面に仕上げていくという経験が、まさしく、本書で紹介されているセールスステップと同じことでした。


本質は、やはりつながっている。

毎度のことですが、またしても痛感してしまいました。



■100人中99人が陥る「アリ地獄」への一歩

99%のセールスパーソンは、自分が「アリ地獄」に足を突っ込んでいることに気づいていません。


■一生懸命にセールスを勉強しても売れない理由

その理由は、「お客さんが自分自身が欲しいものを知らない」から。

お客さんは、「自分の欲求を満たしてくれる手段」を手に入れようとしているにすぎない。


■セールスステップとは

1 あなたが望んでいるものは、本当は何ですか?

2 では、これがあなたにピッタリの商品ですね。


■超一流営業マンが知らずにやっている「交流分析」とは?

人間の心の構造は、「批判的な親心」「養育的な親心」「無邪気な子供心」「従順な子供心」の4つのパーソナリティで成り立っている。


■「魔法のセールストーク」への4ステップ

人間関係構築: 業種によっては省略
STEP1:  ファースト・マジック・クエスチョン
STEP2:  マインド・キー・クエスチョン
STEP3:  要望の確認プロセス
STEP4:  提案&最強のクロージング


■ファースト・マジック・クエスチョン

「今日、○○なわけですが、いまの××に何かご不満でもおありなのですか?」


■マインド・キー・クエスチョン

1 お客が語る言葉の「あいまいな表現」を具体的にする方法
 「たとえば?」
 「(もう少し)具体的に言うと」

2 根拠を聞き出す質問(極端化)
 「○○だと、何か××すぎるのですか?」


■要望の確認プロセス

「確かですね?」とか「本当ですね?」というフレーズをもう一度入れるだけ。

「疑惑の導入」という心理アプローチ


■上司の方へ送る「10点満点コーチング」

たとえば、「0.1点だけ……」という部分には、マイクロビヘイビア(ミクロの自己成長)を活性化する手法が盛り込まれています。

「相手を褒める」だけではなく「相手の心を汲む」こと。






凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク

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