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2016-12-21

「教えて下さってありがとうございました!」と「悪いということを知らなかったんだから」

大学の授業内で時々ミニレポートを書かせ、その提出をもって出席票に替えている。その日、家に帰って80人あまりの学生のミニレポートを読んでいたら、ほぼ同じ内容のミニレポートが続けて四枚出てきた。内容もそっくりなら書体もまるでそっくり。すぐに、これは全部一人の学生が書いたなと感じた。

おそらく、四人の中で一番文章量の多いAさんが「主犯」。あらかじめ頼まれていたAさんが、欠席している残りの三人の分も書いたのだ。そして次回は、その三人の中の誰かが「主犯」を引き受けるのだろう。他の学生の出席票も書いて出すとか、代返をするとかと同じ、昔からある大学生の不正互助行為である。


にしても、それを堂々とやっているのにちょっと驚いた。普通はバレないよう、内容や言葉遣いや書体を多少は変えるものだ。これでは「見つけて下さい」と言っているも同然。自分のも含めて四人分を時間内に書かねばならないということで、小細工している余裕がなかったのだろうか。

うっかり騙されるのは仕方がないが、見つけてしまったものには、それなりの対応をしないと‥‥ということで、次の授業後、四人を呼び出した。一人は欠席していて、三人が来た。ミニレポートを机に並べ、Aさんが誰かを確かめた上で、「これを全部書いたのはあなたですね?」と聞くと、そうだと答えた。

この後は「やっちゃいけないことだよね」「スイマセーン」「じゃ、この日は全員出席取り消しね」で終わると思ったのに、事態は意外な方向に。「やっちゃいけないことだよね」に、Aさんが「どうしてですか?」と尋ねたのだ。

以下、私とAさんの会話。


私「それぞれが書くことになっているものを、一人が代筆してはいけないでしょう。こういう方法で出席したことにするのも、ずるい行いでしょ」

Aさん「でも他の授業でもやってるし、今まで他の先生には何も言われたことないですけど」

私「それは、その先生が気づかなかっただけじゃないですか? 認めてはいないと思いますよ。じゃあ、やってもいいことだと思っていたの? いつからそう思ってた?」

Aさん「えっと、大学入って少ししてから」

私「そうなんだ。でもこういうのはダメです。カンニングと同じ、不正行為になります」

Aさん「そうなんですか」

私「人に書いてもらうとか人のを書くということは、学問の世界ではアウトですよ。この授業でも、自分で考えて書いたものを評価するって言ってありますよね。それをあなたたちは破っているわけ。しかも私を欺いて出欠を誤摩化しているから更に悪いです」

Aさん「知りませんでした。知らなかったことを教えて下さってありがとうございました!」

私「‥‥はい。じゃあ、この日の出席は全員取り消しね」

Aさん「どうしてですか?」

私「だって不正行為をしたでしょ? 取り消しになるのは当然でしょ」

Aさん「でも悪いということを知らなかったんだから、それはちょっと行き過ぎじゃないですか?」

私「‥‥いや、あのね‥‥‥」


この後、「不正行為に対しては罰を受けるのが当然。それは知らなかったとか関係ない」ということを諄々と説いた。後の二人はきまり悪そうな顔をしていたが、Aさんは最後までちょっと不服そうだった。



私もこの稼業が長いので、これまでさまざまな学生を見てきたが、今回は一番考えさせられた。

単位認定のレポートをネットからの剽窃で埋めた上で、コピペはしてないと言い張った学生のほうが、まだ理解できる。「自分のやっていることは人から盗み人を欺いて利益を得ることであり、それは悪いことだから単位はもらえない」という認識があるから、彼は「やってない」と主張したのだ。*1

しかしそれと同じようなことをしているにも関わらず、「これは悪いことだ」という認識のない学生が登場し、誰でも持っていそうな常識的な善悪の観念に訴えることができなくなった。


レポート代筆や出席票の代筆、それは大学生の”処世術”として、おそらく広く行われている。それを、黙認されていると捉える学生もいるだろう。バレたらまずいという意識がないから、堂々と同じ内容、同じ書体で書いて提出できたのだ。

そして、「それは悪いことだ」と初めて教えられたので、Aさんは「知らなかったことを教えて下さってありがとうございました!」と礼を述べた。何の衒いもなくハキハキと。

私が一瞬言葉を失ったのは、基本的な善悪の判断力がすっぽり欠けている(ように見える)にも関わらず、こういう妙な礼儀正しさだけはある点が、一種異様な感じに映ったからである。もしかして、「これはどうやら叱られているっぽい」と感じ、「教えてもらった」ということで礼を言えば、それで話が終わると思ったのだろうか。


「出席取り消し」に対する「悪いと知らなかったんだから罰を受ける謂れはない」という主張にも、虚を突かれた。

「今回だけは見逃して下さいよ」という感じではない。自分の主張はあくまで正しい、理に適っていると確信しての発言だった。「やったことが不正でも自分に悪意はなかった。その自分の内心のほうを尊重せよ。尊重するべき立場にあなたはいる」と、Aさんは私に訴えていたのだ。


この間、「高大接続システム改革」の影響をめぐってのトークセッションに登壇した時、改革の方向性を評価する一方、大学受験の「就活」化が懸念されるという話が出た。

表現力や主体性が重視されることによって、若者は、大学(社会)が求めるコミュ力の発揮や自己主張の仕方を学習し、型として演じるようになる。それが思考力や判断力の育成に繋がらないままに、肥大化する危険性もあると。

「教えて下さってありがとうございました!」や、「悪いということを知らなかったんだから(罰は行き過ぎ)」を、コミュ力や正当な自己主張と捉えていそうな学生が出てきたところを見ると、実際、もうそうなっている部分はあると思った。


「うまくやってる奴は一杯いる。自分だけ損することはない。いや、みすみす損をするのは悪だ」という価値観は、この社会に行き渡っている。その一方で、「積極的にコミュニケーションし、気持ちを人に伝えなさい。そして堂々と自己主張しなさい」という啓蒙も行き渡っている。

何かあると思わず「最近の若いもんは‥‥」という定型句を呟きたくなるが、若者は社会からのメッセージに忠実に従っているのだ。つまり大人である私たちのしてきたことが、巡り巡ってもたらした結果だと言うしかない。


●追記

たくさんのコメントありがとうございます。すべてにはレスをしていません。どうぞあしからず。

コメントを書かれる方は、できれば他のコメントをお読みになった上でお願い致します(同じような内容や事実でないことを前提としたコメントは承認していません)。


●追記2

四人分のミニレポートを書いたAさんと、書いてもらった(あるいは書かせた)後の三人との力関係について推測するブコメがあるので追記します。

その場で見る限り、Aさんが他の学生に無理矢理その役を押し付けられているといった上下関係は、一切感じられませんでした。その中ではAさんが一番積極的な、リーダータイプの学生に見えました。Aさんの「知りませんでした」が嘘か本心かは見分けがつきませんでしたが、後の学生の様子からはどことなく罪の意識がうかがわれました。その後、Aさん以外の三人は出てこなくなりましたが、Aさんは欠席もなく、授業についての質問もしてきたりしました。

*1http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20120306/1331051919 こちらで書いた。その記事のブックマークには、不正をしたほうが「合理的」とか「得」だというコメントがある。

しげちゃんしげちゃん 2016/12/22 15:50 これは、民事裁判における抗弁の一つ「不知」にあたるものでしょうか?不正を犯しているという意思がないわけですから、刑法でいう「構成要件」に該当せず、犯罪が成立しない事になりそうです。こうなると天を仰ぐしか無いのかもしれない。

勤務医勤務医 2016/12/22 16:50 記事の内容興味深く拝見しました。
学生さんとのやり取りを診るとアスペルガー症候群の症状に当てはまると思われます。
また、学生さん本人はアスペルガーという自覚はないようですから、早めに自覚して
「発達障害外来」「アスペルガー症候群外来」を受診する方が良いと思います。

素直できちんとした礼儀も教わっているようですから、それなりのご家庭のお子さんでしょうから、今後社会に適応できないで引き籠ったりする前に備えることがその学生さんのためではないでしょうか?

できたら保護者の方を踏まえ、今回のやり取りをご説明いただき、受診を勧めていただくのが良いのだと思います。

sakurai_youheisakurai_youhei 2016/12/23 14:48 欲しい人に理由なくあげないのは意地悪されたと感じると思う。あげる側があげないことによる教育を目指すのであればそれを理由として解く、不正に気分を害されその報復にあげないのであればそれを理由として解く。欲しい側に理由があるのにあげる側があげない理由を外に出したから話がこじれた模様と想像します。

やすやす 2016/12/23 15:14 この学生は発達障害を持っているように感じます。私の職場の同僚に同じような論理展開をする女性がいて、本当に困っています。支離滅裂で荒唐無稽な論理展開に虚を突かれ二の句が継げないということが多々あります。知識や情報は持っているわりに、「そんなの常識で分かるでしょ?」という部分がごっそりと抜け落ちているので、まともに取り合っていると背負い投げを食らわされます。この生徒がこのまま社会に出ると、本人のみならず周囲が大変な目に遭います。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/23 15:44 >欲しい人に理由なくあげないのは

出席取り消しの理由は不正行為ですが。

>あげる側があげないことによる教育を目指すのであれば

不正をしたら罰を受けるのはこの社会のルールであり、教育でもそれが実践されるというだけですが。

>不正に気分を害されその報復にあげないのであれば

私の「気分」とか関係なく、まして「報復」ではなく、それが単に不正行為だからですが。

>あげる側があげない理由を外に出したから話がこじれた

不正を不正だと指摘してから出席取り消しにしないと、かえって話がこじれると思いますが。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/23 15:49 発達障害では?との指摘を複数頂いておりますが私には判断できかねますので、その科の担当の先生に当該学生の普段の様子を一度聞いてみたいと思います。

p_shirokumap_shirokuma 2016/12/23 16:49 単位取得に関連した出席の当否については、ルールに従って裁量すべきで、発達障害を持っているか持っていないかとは別個の命題です。それよりも、これだけをもって「発達障害を持っている」と考えるコメントがつくのは、いかにも現代風の、発達障害という言葉を巡るスティグマの横行だと私などは思わずにいられません。ただ、担当の先生にご様子を聞いてみるのはなんにせよいいことじゃないかなぁと思いました。

rememberremember 2016/12/23 18:59 仮にこの生徒がアスペルガーとか発達障害だとして、社会はこの生徒に対しどれほど歩み寄る必要があるのかな、とは思う。

このような人が社会に飛び出して、自分のずれた価値観で周囲との軋轢を生んだとして、「いや、あの人はアスペルガー症候群って言ってね…」「あの人は発達障害だから…」という理由でどれほど容認されるのだろうか。

そして、そうやって周囲が歩み寄る必要性は、ない、と思います、私は。だって理解しようと努力したとしても、こっちには何のメリットもないですからね。
本人から社会の方に歩み寄るよう、どうにかこうにか努力していくしかないのでは。

せめて、「皆が当たり前にわかっていることがどうしてもわからない自分」に対して、何かこう葛藤とか、もがきや苦しみを見せてくれたら、歩み寄ろうという気持ちも出てくるんですが…

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/23 19:44 rememberさん
件の学生は発達障害ではないのでは?どっちかというと「謝ったら死ぬ病」に近い感じか?という気もしているのですが、わからないのでそれは横に置いておいて。

発達障害(アスペルガー症候群、自閉症、ADHD、学習障害など)に、周囲が歩み寄る必要はないとは私は思いません。そういう障害は先天性であり、本人のせいではないからです。身体障害者に周囲が配慮する必要があるのと同じです。

発達障害支援法に基づいて自治体に相談窓口が設けられ、当該者は学習支援や就労支援などが受けられることになっています。大学でも、入学時に何らかの発達障害とわかっている学生には、授業担当の各教員に向けてこれこれの点を留意してほしいという通達が来ます。
発達障害が発見されるのは概ね幼児〜小学生くらいなので、大学生ともなれば当人も周囲とのずれを自覚しています。もちろん苦しみも抱えていると思います。

また障害がある一方で、別の特殊な能力を発揮する人もしばしばいます。なので、早い時期から周囲の理解が得られ、障害を克服するというよりは、その能力を伸ばす方向で社会的自立ができるような支援が望ましいということです。
ご参考までに。
http://dditoguchi.jp/a01what.html

TakahashiMasakiTakahashiMasaki 2016/12/23 20:24 A以下3名を退学にしてはどうか(最近の教育はガキどもに甘すぎる

ランギロアランギロア 2016/12/23 21:01 アイヒマンのことが思い浮かびました。その精神構造において、くだんの女子学生とアイヒマンとどこが同じでどこが違うのか知りたいです。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/23 21:49 TakahashiMasakiさん
試験やレポートでカンニングや剽窃が発覚した際は、その期に取得した単位はすべて取り消しになる大学もある、という話はしました。私は非常勤なので退学にする権限はないですが、その時点で失格にしても良かったかもしれないとは後で思いました。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/23 21:51 ランギロアさん
悪は陳腐で凡庸ということですね。官僚的な恐ろしいほどの紋切り型思考は、かなり前から見られる一つの傾向と感じています。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/23 21:57 というか、少しでも楽をしたい、リスク回避は何より大切という考え方が徹底し過ぎて、肝心のところに大穴が空いているという感じかも。

higasi-kurumedahigasi-kurumeda 2016/12/24 07:53 コメントに寄せられているように、発達障害を疑ってそちら方面につないでいくのがいいと思います。
常識はずれの不可解な言動にはなんでもかんでも発達障害というレッテル貼り、というつもりはありませんが、発達障害というフレームでみるとその人のいろんな行動がひとつながりになっていることが理解できた、ということもあります。そこから先はその方に次のステージに行ってもらわなくては。

中村中村 2016/12/24 08:05 バカだとか区別するというより、日本の若者を育てる視点に立つべき、と考えてみたのですが、意外と奥深い問題な様な気がしてきました。

今の若者は、殆どの情報を本でもテレビでもなく、ネットから得ているわけですが、ネット上では、出所も不詳、真偽も不詳の情報が洪水のようになっています。
人が書いた文章でも、いいと思えば、書き写す手間もなくコピペして自分の意見とする、更には、いいねボタン1つで自分の意見をお手軽に表明する、という時代です。
特許などではない、新規性を問われないレポートなら、人の書いたものでも、自分が選んだ、これが私の意見と同一だ、と言えば済むと勘違いしてしまうかもしれませんし、もしかすると勘違いではなく、それが現代に即したやり方なのかもしれません。

ミニレポートが、学生独自の考えを要求するものであれば、学生も自分で考えようとしたかも知れませんし、単に調べて書くだけのレベルであれば、コピペの方がかえって効率が良い、と考えたとしても、一概に根本から間違っている、と否定できるものではないかも知れませんね。
長文失礼しました。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/24 08:34 中村さん
この授業では映画を見ていくつかの観点から分析することを中心としており、その都度ミニレポートを書かせています。
拙くてもいいので自分で考えて書け、どこかで聞いたような一般論的なことは書かなくていい、思考にどれだけのエネルギーを費やしているかを第一に評価する、と最初に言ってあります。従って、頑張って書く学生が大半で、時々面白いレポートが出てきます。

そういう授業の土台をまるきり無視した振る舞いだったことに加え、「出欠を偽るのは不正行為だ」ということを知らないか知らなかったふりをでき、不正行為に対し罰を受けることを受け入れられない学生がいるということに、少なからず衝撃を受けました。
仮に発達障害といったことでなければ、大学でどうこうできる問題ではないような気がしています。

通りすがり通りすがり 2016/12/24 09:19 どのような行為が不正行為に相当するのかは事前に伝えてあるのでしょうか?それをしていないのに一方的なルールを押し付けるのはいかがなものかと感じます。学生は学生なりの創意工夫をしているだけかもしれませんよね。
「単位認定のレポートをネットからの剽窃で埋めた上で、コピペはしてないと言い張った学生のほうが、まだ理解できる。」とありますが、これは事実と異なることを主張している時点で明らかに社会的な問題があると思います。
先生がこのような事の大小を勘違いしているところに問題の根深さを感じます。

takumitakumi 2016/12/24 11:01 興味深く拝読いたしました。
自分も含めて芸術関係の学校に行った人は良くも悪くも
少し変わってたりズレている人が多いとは思うけれど…
現代アートでもアンナ・オデルみたいに賛否分かれる人もいますし
社会生活と「常識を疑え」という思想との折り合いは難しい気はします。
(犯罪や利己的行為の言い訳に「アート」が使われるのも問題だけど
空気読まない不愉快な人も社会の多様性や問題発見のためには必要な
気もするし)

>しげちゃんさん Wrote
>民事裁判における抗弁の一つ「不知」にあたるものでしょうか?
刑法の「違法性の意識」の問題に近いかもしれませんね。
これについては現在の日本では「ルールを知らずにそれを犯した場合、
故意なしとは言えないのでペナルティ課せられる(法の不知を
弁解として認めるべきではない)」という解釈が主流ではないでしょうか。

また「ルール破った人の認識と現実にズレがあり
ルール破った本人は許されている」と錯覚することを
「錯誤(違法性阻却事由の錯誤)」と言うようですが
これはあんがい普遍的な問題のように思えます。

もしこういった理屈にもとづいてAという学生が
「センセ―は常識とか不文律とか言うけれど、それってそもそも
講義概要とか校則に禁止事項として明文化されていませんよね。
だから私がそれを知る道理はなく落ち度はありません」という
理屈で自己弁護しているのでしょうか。

なんとなく娯楽で言うと宮部みゆきの小説によく出てくる
「大きな法は犯さず、頭も良く普通の市民として社会生活を
営んでいるけれど常識やモラルの概念が欠けている人物」とか
「言葉は通じるが気持ちは決して通じない人」を思い出して
しまいます。

実際に飲食店とか交通機関でマナーが悪い人に注意した場合
「法律や看板に書いていませんよね?何が悪いんです?」と
開き直られることはありますし、そういう問題が多発したので
今の日本では看板とかアナウンスが増えたのが現状なのではない
でしょうか(他の国だと宗教とか暴力が縛りになって抑制するのかな)。

昔の新聞の三面記事や古典の事件録を読むと
昔の人がモラルあるわけではないようだし、現在大学に
進学する人の割合から見てそういう人が多いか少ないかは
分からないけれど、このへんの話になると時代性の問題でなく
憲法12条の「自由及び権利の濫用を禁止」とかの話も絡む
問題かもしれませんね。

あんでぃあんでぃ 2016/12/24 11:15 最後の一言が重いです、、、「大人である私たちのしてきたことが、巡り巡ってもたらした結果だと言うしかない」。今、日本・世で起きている様々な社会問題は、正に、我々、大人の責任です。子・孫世代が暮らしやすい日本・世界を実現していけるかどうかは、我々、大人、一人一人の行動にかかっています。

末端末端 2016/12/24 11:52 芸樹系大学の学生が斯様な行為をしていることに驚きを禁じえません。
A君がアスペか否かは不明のようですが、
『後の二人はきまり悪そうな顔をしていた』とのことですので、
おそらく『後の二人』は問題の重要性は認識しているでしょう。

むしろA君はゴーストライターにすぎず、少なくても著作権の観点からみると『後の二人』の方が非難の度合いは大きいと思われます。

芸術系大学の学生が剽窃(A君のレポートを自己名義で提出)していることに問題の根深さを感じます。

暴論を承知で云うならば、五輪エンブレムパクリ(疑惑)は、本件と同根のように思います。

壱 2016/12/24 13:59 常識の問題と,礼儀の問題が交錯していると思います。

「知らなかった」と主張するのは常識の問題,あるいは常識的事項を知らなかったことにして逃げ切ろうという交渉術の問題です。これは,オトナでも仕掛けてきます。( https://twitter.com/imasuyo/status/812517567633817600 ) さらに,知らなかったでは通らないという段になってなお,芝居がかってキョトンとしてみせたうえ「なんで?」と開き直るのは,(本当に発達障害等の可能性もありますが,多くの場合は)善意を言い張れば叱られずに済んだという成功体験に基づいた戦略的言動です。

ただしここで,「指導者と学生」という力学を無視し自身の正当性をゴリ押ししようとするのが,礼を失する行為だという点を見逃してはいけないと思います。当該学生らは,この点に無頓着であるか,意図的に無視している(指導者を軽んじている)といえます。仮に「無知ゆえ」を主張するなら,今回ばかりは見逃してほしいと願い出るのが真っ当ですね。この齟齬は,ご家庭でのしつけがなっていない結果としか言いようがないと思います。

壱 2016/12/24 14:07 もうひとつ,これは前提をひっくり返す指摘かもしれませんが。登場人物の学生4人(あるいは3人)全員が,そうした「常識的事項を知らない」ということが起きるとは,あまり思えないですね。
「私たち誰も知らなかったんです」が通用すると思っているとしたら,それはナメすぎというものなので,同様の手口を他の講座,他の教官に対して行使していないかどうか,学内で注意喚起されるのがよろしいのではないでしょうか……。

kitamotokitamoto 2016/12/24 17:24 この話は超有名はアホ大学生の責任逃れ理論でネット上で拡散していますね。

推察1 Aさんは女性では?

性差別と捉えられると困るが、こういう風なある種の理路整然と言い訳を述べるのが上手いのは女性の方が得意であると思っています。
今回の話言葉の文末や全体の雰囲気から感じるに、どうも女性ではないのかと思わざるおえません。
仮に男性でここまで弁が立つ者を私は自身の人生の中で見聞きした事は無いのです。
女性がこのようなスタンスで言い訳しているのはかなりの数を見てきました。
そうであるならば、今回のケースはアホ大学生という理屈ではなく
「女性特有の言い訳テクニックの一つではないのか?」
と推論を提示できます。
女性はこのような意味不明な言い訳を時々しますよw
まさにこの言い訳のスタイルこそが女性の理論概念のそのものと思えるのです。

推察2 「知りませんでした。知らなかったことを教えて下さってありがとうございました!」の矛盾

実際にこういう言い訳をして責任の本筋から逃れられると心から思っている人はいないでしょう。
だとしたらAは何故これを述べるのか?
「この言い訳テクニックで今まで難を逃れてきたから」
ではないのか?

今回、大野さんの対応が失敗だと思う点をいくつか述べる。

・学習による経験や思想の修練の確認の為のレポート提示の必要性
の言及
・大学生活で知ったとするコピペレポート処世術が公正明大な手法ならば、小学校、中学校、高校でこの仕組みでやる方法を何故誰も教えてくれなかったのか?
もしくは、この仕組み以外を何故皆が推奨していたのか?
の言及
・レポートがテストと同等のものであるならば、テストのコピペは問題ないとする根拠は?
・社会の中に存在する無過失責任について

上記理論にていくらでも論破できるのだから、こんなアホ大学生の言い訳に嘆いていないで世の中の厳しさをしっかりと教えるのが教師の役割なのでは?
もし社会に出て無過失責任を問われたAは、今までのこの稚拙な言い訳で逃げられると思いますか?
一生平社員のような責任をとらない役職で生きていくならば、このような言い訳も時と場合によっては通用するかもしれませんが、そのような人生ではない選択肢を与えたいのならば、ここでちゃんと社会の仕組みを説いておかないと今回の授業の出欠程度ではすまない責任が降りかかってきた時に
『私は知りませんでした、だから責任がありません』
という会社の社長や事故の責任者の言い訳を見て、皆さんは納得しますか?

推察3 処世術と面従服従

今回の件は、今までこの戦法で逃げ延びてきたAの処世術であり、その真意は面従服従なのだから、それに対して真に受けて嘆く方がどうかしている。
どうせこの説教タイムが終わって部屋から退出した瞬間にベロ出して悪態ついて終わりですよ。
正直、時と場合によってはAのような手法は私もシュミレーションしますが、どのみちこの方法は安易に論破されるので、実行に移すのは相当な愚か者だけです。
プロファイリング的な視点で考えると、Aはこのムリ筋の言い訳をわかっていてやっているのならば単純に大野さんを舐めているだけですから、大野さんがこのように嘆けば嘆く程に頭に乗った行動をするだけです。

おまけ 私がAだったら

こんなアホゥな言い訳をして大野さんを怒らせるよりも、共同執筆理論を提示して、個々にやらなければならないとするルールの提示の無い盲点をついて
「3人でアイディアなどを持ち寄り共同執筆した」
と言い訳すれば、大野さんも怒りにくかったでしょうね。
世の中の論文は全て1人が書いているものではないので、共同執筆形態があるならば、レポートも共同執筆によるスタンスを提示して貫けば活路があったかもしれません。
まあその場合、レポート提出時は3人の共著にしておかないといけないので、今回の個別名状態でのレポート提出に矛盾があるという論点提示を受ければ厳しいのではあるが・・・。
でも、複数人で集まって宿題をやるような感覚でレポートを作るのもありえるから、学生側の謝罪と大野さんのお目こぼしがあれば、共著理論の言い訳の方が幾分かマシ。
こういう考え方ができないAは、根本的に交渉術の素養が無いのです。
それをもって「アホだ、バカだ」と言った所で、あまり意味は無いでしょう。
世の中に出れば交渉下手は搾取される側にまわるだけですから、この学生がもし今回この陳腐な理論で乗り切ったとしても、社会に出れば通用せずに自身に直接ダメージとなって返ってくるので、大した話ではありません。
それよりも、この程度の珍論を論破できない方に問題があるでしょうね。
出欠の有無で脅すのではなく、知識と交渉で相手を潰すのが世の中の大人の対応ではないのでしょうか?

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/24 18:34 通りすがりに返事をするのもあれかもですが。

自分で書くべき文章を人に書いてもらって(書いてあげて)当人が書いたかのように偽ったり、授業の出欠を誤摩化すのは不正な行為であるということは、普通、義務教育までで教わっていることです。大学は、そうした常識を踏まえた人間が学問を修めたり研究を深めたりする場所であって、義務教育をやり直す場所ではありません。

従って、それらは不正行為に当たる、行えば相応の罰を受ける、などということをわざわざ大学の授業で話すのは、善悪の判断ができない者、義務教育を受けてこなかった者として学生を扱うことになります。それは大学生に対して失礼だ。私はそう思って授業をしてきました。
しかしこういう事例を読んで、「不正行為が何かを教えていないのが悪い」「学生は創意工夫をしているだけかもしれない」と考える人が出てくるということは、義務教育がとうの昔に崩壊していたことを示しているかのようですね。

>「単位認定のレポートをネットからの剽窃で埋めた上で、コピペはしてないと言い張った学生のほうが、まだ理解できる。」とありますが、これは事実と異なることを主張している時点で明らかに社会的な問題があると思います。
先生がこのような事の大小を勘違いしているところに問題の根深さを感じます。

その学生が事実と異なる主張をしているのは、保身のためです。それが悪いとわかっていてバレたくないから嘘をつく。この心理はわかると言っているのです。心理はわかるけれどもやっていることは不正行為だから、もちろん失格にしています。
一方、本記事に書いた学生は、それが悪いとわかっていない、善悪の判断がついていないように見えたので、驚いたということです。この違いがわかりませんか? 文章を読み違えているのはあなたのほうではないでしょうか。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/24 18:34 kitamotoさん
「学習による経験や思想の修練の確認の為のレポート提示の必要性」は、授業の初めにも、各レポートを書かせる前も、クドいほど説明しています。
また、「コピペレポート処世術」は不正な処世術であって「公正明大な手法」とはされていませんし、「テストのコピペは問題ない」とはどこにも書いていません。

私は「学問の世界ではこういうことは通らない」「不正をすれば罰を受けるのは当然」という二つのことを学生に伝えました。それで充分だと思っています。それ以上、その場で何をどう「論破」しようがもう頭に入らず、「説教された」で終わるだけです。

私がこの記事を書いたのは、こういう学生が今後増えてくるのか、既に珍しくない存在なのか、また他の人がこういう学生についてどう感じるのかを、さまざまな反応から知りたかったためであり、「知識と交渉で相手を潰す」「世の中の大人の対応」を誰かに教えてもらうためではありません。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/24 18:38 コメントが多いので、すべてにはレスをしていません。あしからず。
コメントを書かれる方は、できれば他のコメントをお読みになった上でお願い致します。

justicekjusticek 2016/12/24 23:17 ohnoさん、知人のFBでシェアされているのを拝見し、様々な企業の新人若手育成支援の仕事をしているもので、とても興味深く読ませていただきました。

このような若手への対応は10年ほど前から企業でも課題になってきていて、今ではどこの企業でもあたりまえの現象になっています。企業の上司や育成担当を担う先輩社員は、自分たちのアタリマエが通じず苦労しています。本来は学生時代までに身に着けて欲しいことが身についておらず、企業の中で育成しなくてはならなくなっています。人材育成の考え方と方法論を再構築していく必要が高まっています。

大学も同じで、中高までに分かっておくべきことが大学で伝えないといけないことが増えているのかなと感じながら読みました。「さすがにこれはないよね」と思うレベルのことも、徐々に増えてきている感じなのも同じです。この間は「なんで会社で寝てはダメなのか?」と新人に聞かれて、びっくりしたという新人育成担当の人がいました(^^;。

今回のケースもあまりに常識的なことなのでとても気が滅入る感じですが、彼ら世代が全て悪いということではないと感じています。一人ひとりに接すると、全く疑問に思っていなかったり、本当に知らないというケースが多いです。なので逆に「なんでそんなこと言うんですか」とむっとしたり、「そんなこと教えられていない。だったら先に言っておいてほしい」と言います。実際はAさんのように本音は言えずに抱えこむケースのほうが多く、職場との関係に苦労している若手が多いです。

そんなことをひもといていくと、最後におっしゃられた「こういう若手に育てたのは大人」という点に私も行きつきました。時代が生んだものとも思います。そう捉え、知らないのだから教える、気づかせるというスタンスで接していくことが、お互によりよい道ではないかと思います。正直、なんで社会人になった大人(大学生)にそこまでかかわらないといけないの?という気持ちや負担感を感じるのですが、そうやって接していくと変化していく若手も確実にいます。

大学がこういう人間教育までやっていく場なのかどうかという議論がありそうですが、企業の取り組みとして参考になればと思います。

nagatomonagatomo 2016/12/25 00:23 「この学生はアスペルガーか発達障害だろう」というコメントがあるけど、アスペルガーとか発達障害っていう概念自体が、社会によって作り出されたものだっていうことをなぜ見ようとしないのだろう? それらの概念は、社会に適応できない人間にネガティヴなレッテルを貼ることによって、社会の安定性を保とうとする試みであるが、その社会自体が正常か否かについては全く判断を下すことができない。そう、フーコーが言ったように、「野生の状態では、狂気は存在しない。」

山本山本 2016/12/25 00:30 代返は不正行為であることを説明していなかったのが悪いだの、女性特有の理論武装だの、大人の対応だの、読んでいるこちらの頭が痛くなるような頓珍漢なコメントが多いですね。
その学生と近い年齢の者から言わせてもらえば、それは現代の若者が社会からのメッセージを素直に受け取り成長した結果…ではなく、その学生がおかしいだけです。
おそらくその後、その学生と友人らの間でひと悶着あったかと思われます。

通行人通行人 2016/12/25 03:07 面白く拝読いたしました。虚偽のレポートによって先生を欺くことが「悪いことだと知らなかった」のであれば、それは大学生として講義を履修するものとして「知らなかったことに重大な過失がある」と思うんですけどねえ。少なくとも「法律を知らなかったとしても、そのことによって、罪を犯す意思がなかったとすることはできない」わけです。先生に対し意図して嘘をついているわけですから。出席取り消しは妥当でしょう。最初の授業でその手の不正が発覚した場合、単位が取得できないと宣言される先生も多くいらっしゃいます。先生も今後はそのようにされてみては。

全てを読んで全てを読んで 2016/12/25 05:15 大変学びになりました。
中学三年の我が子でも「知らなかったから仕方ないじゃないか?!」と言う言い方をするので危険だと思っていたので、心配してしまいました。

そして、読みながら我が母親ならこんな言い方をするなと思って更にコメント致します。

『知らなかったから、人を殺しても良いのか?許して貰えると思うのか?』
話は飛躍しますけど、結局は知らなかったからどうかは問題ではなく、駄目なものは駄目で、罰せられると言う現実をやっぱりどこかのタイミングで学ぶ経験は必要ですね。
その学生さんは、これまでの人生で経験して来なかったのだと推測されると、家庭にせよ学校にせよ、教育システムの崩壊と言う着地に私も感じます。
家庭で教育をする親に対しても、嘗ての教育の結果なんだとも思いますからね。
と感じた次第です。
「最近の・・・」と言う言葉は、安易かもしれませんが、大変な教育現場であることは心中お察し申し上げます。

higahiga 2016/12/25 10:23 不正行為をしても、その単位の出席取り消しという軽い処分で済んでしまう大学があることに驚きました。
私が通っていた大学では、不正行為が見つかるとその学期の単位は全て取消です。よほど単位に余裕がある場合を除いて、処罰を受ければ留年は避けられません。
学力的にはそこそこの大学でしたが、教員の先生方の不正行為に対する毅然とした態度は今でも覚えています。
厳しい処分を躊躇わないこと、講義で教員が「不正行為は絶対に許さない」という態度を折りに触れて見せるということが大切だと思います。

通りすがりD通りすがりD 2016/12/25 11:24 アスペルガー、発達障害云々は関係無いですよ。
仮にそういう習性があったにせよ、度合いの強弱で語られるものですから、その気配がある、だから…とカテゴライズすることは何の解決にもならないと思います。
自分に都合のいい解釈をして、要領良く生きてきた処世術の中で、自分が責められたり、自尊心を傷つけられたりするのを避けて来た人に、周囲があいつは言ってもわからない、言うだけ無駄、そのうち痛い目にあうだろう、或いは、勉強はできるからまぁいいか、と放置して来た結果がAさんだと思います。
家庭、学校、近所づき合い、課外活動、メディアなど、大学生まで成長するプロセスで見てきた大人の見本がAさんを作っていると感じます。

NANA 2016/12/25 15:23 数年前まで学生でしたが、時折ほぼAさんと同じような振る舞いをしていました。
今後自分の立場が悪くなるのも分かっていながら、(そして善悪感も持ち合わせていながら)、一時的にでも相手の虚を突くことができればそれでいい、というような考え方でした。
kitamotoさんの推察3に近いものです。
あまり深く考えすぎる必要はないかもしれません。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/25 15:55 NAさん
>今後自分の立場が悪くなるのも分かっていながら、(そして善悪感も持ち合わせていながら)、一時的にでも相手の虚を突くことができればそれでいい、というような考え方でした。

説教され出席取り消しになるという大損より、「一時的にでも相手の虚を突く」ことを優先するとは何のためでしょうか?想像がつきません。

ちなみにkitamotoさんの推察3で出てくる「面従服従」という言葉は間違いで、正しくは「面従腹背」です。上から目線の発言の中にこういう間違いがあると恥ずかしいという例として、覚えておかれると良いかと。

>あまり深く考えすぎる必要はないかもしれません。

仮に「善悪感を持ち合わせて」いても、「一時的にでも相手の虚を突く」ことを目的として、非常識な振る舞いを自身が学生時代にしていたと述べた上で、そういうことを「あまり深く考えすぎる必要はない」と教える立場にある者に言えるのはどういう精神構造なのかなと、ちょっと思いました。

NANA 2016/12/25 18:06 >説教され出席取り消しになるという大損より、「一時的にでも相手の虚を突く」ことを優先するとは何のためでしょうか?想像がつきません。

私の場合は何かを言い返すこと自体が目的で、感情的になっていたのです。損得などは二の次でした。大体後々になって後悔していたのですが…。
今にして思えば、普段から叱られ慣れておらず、ある種、上がっている状態だったのかもしれません。


>仮に「善悪感を持ち合わせて」いても、「一時的にでも相手の虚を突く」ことを目的として、非常識な振る舞いを自身が学生時代にしていたと述べた上で、そういうことを「あまり深く考えすぎる必要はない」と教える立場にある者に言えるのはどういう精神構造なのかなと、ちょっと思いました。

Aさんはつい感情的になってひねくれた言い返しをしただけであり、悪いということをちゃんと認識していたのではないでしょうか。
そういう意味で、あまり深く考えすぎる必要はないのではないかと思いました。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/25 19:08 NAさん
感情的になっていたためということであれば、少なくともAさんにそういう様子は見られなかったです。
一方で、たとえいくら感情的になっていたとしても、出欠誤摩化しが不正だと「知らなかった」と言い張ったり、「悪いということを知らなかったのだから」と幼稚な抗弁するのは、”普通は”中学生くらいまでです。大学生でそれをやる人がいることについては、やはり深く考えるべき事柄だと私は思います。
これは自分が教育現場に携わる者だからということであり、別にNAさんに向かって深く考えるべきだと言いたいのではありません。

みちみち 2016/12/25 22:09 はじめましてコメント失礼します。
これがいけないというルールはどこかで明記されましたか?
口頭でも大学の説明書だとしても。
それが行われていないのならそれがいけないと知らなかったもしくは悪いかなとは思ってもルール違反はしてないという主張があって当然だと思います。
私は悪いと知ってしまっているので、自分で書いていて屁理屈だとはおもいますが、知っていて当然だと決めつける大人の事情、大学の慣例みたいな明確化されていないルールに不服を感じますね。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/25 22:28 みちさん
人の文章を剽窃することはやってはいけないことであり、この授業では自分の頭でどこまで考えて書いているかを特に重視する、と授業の最初に伝えてあります。
出席を誤摩化すことはいけないことである、とは伝えてありません。それすらルールとして伝えねばならない、「知っていて当然だと決めつけ」られないことだとしたら、授業中に食事をしてはいけない、授業中に他の授業のレポートを書いてはいけない、授業中にイヤホンで音楽を聴いていてはいけないといったことも、伝えねばいけなくなるのでしょうね。

HIHI 2016/12/25 22:39 私はこの記事の中に散見される「普通」や「常識」という言葉に少し違和感を覚えました。
この感想はコメント欄での議論含めての感想です。

少し自分語りします。私は物心付いたときからまさに『"フツウ"の"ジョウシキ”的な人間』と比べて性別のゆらぎと性的指向の不一致を抱えておりずっと悩んでいました。まさに日本のハイコンテクストな文化から来る「普通」や「常識」に常に悩まされました。
ただ幸運なことに同年代の子よりかはちょっとだけ学校の勉強ができちょっとだけ考える力があったので、「普通」や「常識」ってなんだろうって常に自問自答して、自分の悩みを新たな思考に昇華することによってメンタルヘルスを保っていたと振り返ることが出来ます。
まさに私のような存在は当時の「義務教育」では、「異常」で「非常識」で「不道徳」の好例だということを子供ながらに理解し本に助けを求めようと広辞苑にて調べて絶望した覚えがあります。
私のような悩みを抱える人に対して「言い張れば通るとでも思っているのか」という批判は、hatenaでもTwitterでもテレビでも新聞でも政治家の発言でもめちゃくちゃありふれていますが、少なからず、いや、大いに当事者たちの自己主張で私の場合は、自身の悩みの根幹部分を理由に自死することはないだろうというくらいには生きやすくなったと思います。批判する人にとっては私のような存在は許されざるべき「異常」で「非常識」で「不道徳」なものでしょうけど。

自分語り長くなってすみません。まあこういう自分の今までの人生があって「普通」「常識」「道徳」という言葉は私の中ではあまり積極的に使いたくない言葉です。と言うよりかそういう言葉を適切に使う自信がありません。
また上記の自分語りは人権問題と不正行為を一緒にして話をごちゃまぜにしようという意図は一切ありません。ただ「普通」や「常識」という言葉に妙に引っかかったのです。
私は教育関係の仕事をしていませんし大学教育の専門的なことも知りませんが、シラバスに講義やレポートやテスト中にあった不正行為についてのその代表される不正行為とそれが行われた際のペナルティについて記載されていたのでしょうか?私はそれが一番良いと思いました。
ハイコンテクストな日本においても言語依存型のローコンテクストな文化を持つ人は増えてるように感じます。
Aさんは素直に謝ったふりをして感謝の気持ちを伝えて許してもらおうと思ったのかもしれませんが、もしAさんが言語依存のコミュニケーションを取る人だったらohnosakikoさんとAさんの会話はきっとAさんのためになったと思います。
日本のコミュニケーションがハイコンテクストなように義務教育での「善悪(いい言葉が思いつかなかったので引用しました)」についてもやはりハイコンテクストになりがちです。酷い教諭になると常識だから常識なのだとトートロジーを繰り返し用い、カルト宗教の洗脳と同じ手法を用いる人もいます。
〇〇は常識だと言われそれが理解できないまま大人になる人は実際存在します。理解するために調べも聞きもしないのはどうかと思いますが、特に賞罰が問われることや社会規範を問われることはローコンテクストでその都度(ここでは第一回目の講義やシラバスで)行われるべきだと思います。そしてそのことは決して大学生に対して失礼なことではないと思います。

ただ私が危惧しているohnosakikoさんの書かれていることに関連してローコンテクストであるにも関わらずテンプレート通りのコミュニケーションしかしない人々ですね。ローコンテクストであるにもかかわらず振る舞いはまさにハイコンテクストな振る舞いで、傍から見ると頭空っぽとか、何も分かっていないとか、発達障害なのではとか言われるような人々です。
会話しているようでしていない、まるで人工無脳。これがハイコンテクスト社会の日本に順応した結果だとすればまさに日本の現状と言っていいでしょう。義務教育なんてはじめから壊れていたと思います。ローコンテクストで生きる人達は始めから置いてきぼりにされていたのですから。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/25 22:44 独り言。
しかし義務教育を終えた段階で知っていて当然の、身につけていなければならない常識が身についていないことに何の疑問も感じない人とか、そういう常識に関して「ルールを明示してないから自分のしているのはルール違反じゃない」と主張するのを別に恥ずかしいとも思わない人というのは、時々いるのだなぁという感慨を改めて抱く。
http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20161221/p1#c1482589026 こちらのコメで、企業の新人若手育成支援のお仕事をなさっている方が書いていた通りだ。。。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/25 22:53 HIさん
「普通」や「常識」が危険な言葉であるという視点は、重要と思います。特にジェンダーやセクシュアリティにおいてはそうですね。
しかし今回の件の問題は、「盗み(人の文章を自分の名で出す)や騙り(出欠を誤摩化す)は悪である」というモラルすら、「悪いことだと知らなかった」「だから罰は受けなくていい」で通そうとする、あるいは通すことができると思っている学生の精神構造にあり、それが大学以前のどこで作られたのか、原因は何かということに、私は関心があります。

かぶかぶ 2016/12/25 23:46 記事からコメントまで、興味深く読ませてもらいました。
社会人となって20年近く、身近な若者でこの手の話が無かったもので。
論理展開で一番驚いたのは件のAさんより、コメントで禁止事項を事前に説明していないのがいけないという理論が成り立つかのように書いている方がいる事でした。
そもそも、今回は単位取得のための正当な手続きが当初に提示されているわけで、それ以外の方法では単位は認められない、という自分の常識が通用しないのかもと。
決められた枠組みや通説から思考を飛ばし、自分だけの創意工夫・創造をするのが高等教育の目的だと思っていますが、創意工夫や創造とルール無視の不正がどうやったら混同できるのか、どれだけ考えても上手く消化できませんでした。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/26 00:04 かぶさん
>そもそも、今回は単位取得のための正当な手続きが当初に提示されているわけで、それ以外の方法では単位は認められない

それに尽きるのですけど、「禁止事項を事前に説明していないのがいけない」と言いたい人は、そうした文意を読むことができないのでしょうね。国語の問題なのかもしれません。

junjun 2016/12/26 00:40 私も大学で映画の授業をしていて、最後に小レポートを書かせますが、その大学ではこういうことは起こっていません。
理由
1 出席欠席は評価と無関係にしている。
2 小レポートは内容で評価する。(たとえば、男女差別の問題を扱った映画で、男女差別はしかたない、などという答案は不可です。その大学では、ごく一部ですが、こういうことを併記で書いてくる学生がいます)。
代返や偽レポートは出席重視だとどうしても起こります。ただ、今回はAさんの居直り方が非常識すぎるということでしょう。他の3人は出席しなくなったというので、3人の方が常識人かもしれません。こういうのはAさんが勝手に出席しない友人の分まで書いていたというケースが実は多いのです(文学を教えている他大学でありました)。
Aさんが女性だろうという予想は私の経験からいって同感です。女性の方がこういう「親切」を頼まれもしないのにやりがちです。
モラルのない学生というのは昔からいました。昔英語を教えていた女子短大では、大部分の学生が推薦入学なので、期末試験でカンニングしてはいけないという認識が欠けていました。先生の目の前でカンニングをして不可にされ、「ほかの人もやってるのになんで私だけ」と抗議され、試験のやり直しを余儀なくされた先生がいました。
なので、確かにめずらしいですが、決して今だけとも思えないです。
こういう件についてはモラルがないというのは日本の教育現場の1つの特徴だと思います。

HIHI 2016/12/26 01:40 ohnosakikoさん

>国語の問題なのかもしれません。
私は安易に国語教育のせいにするのには反対です。
私の考えとしてはシラバスに不正行為の代表例やその罰を書いておくべきだったということで一貫しています。
文脈や常識や普通や文意などというハイコンテクストなものに任せておくのは誰のためにもならないと思います。

アメリカのフォーチュン500に乗っている企業の9割以上にマネジメントにおいて「人種差別、宗教差別、性別の差別、性自認や性的指向への差別」の禁止規定が存在するのをご存知でしょうか?
統計的に言うとフォーチュン500に載るような企業のマネージャーになるには恵まれた家庭に生まれ公平な教育を受けいい大学を卒業しなければならなくて必然的に思考もリベラルで人種差別や性差別をしない傾向にあるのですが、それでも差別禁止規定は存在するのです。
ローコンテクストな文章であるならハイコンテクストな価値観を持つ人には伝わるが、逆にハイコンテクストな文章はローコンテクストな価値観を持つ人に対して必ずしも前提や常識が共有されるとは限らないんですよね。
これが日本人と外国人だったらその違いについて自覚的になる人は多いのですが日本人同士では全く気にしない人がほとんどなのでは?と思います。
例えば日本の普通の晩御飯の食べ方について聞いたら殆どの人が、家族揃って座って頂きますして食べ始めるのが”普通”だと思いますよね?
しかし日本の田舎に行くと、女が料理作りながら男が出された料理を先に食べて女は男が食べ終わった残りを食べるという地域が存在してそれが”普通”という地域も未だに存在するんですよ。
また性的指向や性自認や国籍や人種への差別なんてそれこそ”あえて”使いますが差別しないのが"常識"ですけど、その”常識”を共有できない人はたくさんいます。
そういう現状で義務教育過程で「善悪」の常識が備わっていて「普通」だったと言うのはバイアスのかかったものではないでしょうか?

素直にこういう不正があった場合こういう処分とするなりシラバスに書いておけばいいのです。
講義の規模によるのでしょうがクラスに数人はその「文意を読む」努力をしなければならない人がいる可能性がありますし留学生がいる場合非母国語でかつ文意を読むという更なる不要な労力を強いている可能性があります。

文意を読めで済むのなら学則も校則ももっとコンパクトになりますよ人治で運営すればいいことになる。
むしろ最近は「空気を読む」や「察する」や「同調圧力」などの日本のハイコンテクストな文化の中での”常識”だと思っていたのに”常識”として共有されていないって事柄が非常に取り沙汰されていると思います。
論文の剽窃からキュレーション問題、差別の問題から金銭感覚までハイコンテクストな日本ではみんな標準化されていて均一な"常識"の存在なんてあるの?という認識がなされてきているのではないでしょうか?
ではハイコンテクストの幻想が崩れた今、何が出来るかと言えばローコンテクストの言語依存的な表現を使うほかないのです。またローコンテクスト表現を用いるには必然的に多様性を認めないといけないので、公平な表現、つまりポリティカル・コレクトネスにもつながってくるものです。
ハイコンテクストなままでいるというのはそれはそれであえて文意を読まず駄々をこねる人の言い訳材料になりますし文意を読む努力をする必要のない「マジョリティ」有利になりますし究極的に言うと学生の学ぶ平等な機会が失われてしまうことにもつながってしまうのです。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/26 08:36 junさん
私の行っている大学では、出欠は非常に厳しく取ることになっております。また授業内で書かせているミニレポートは私の授業では、成績に反映させない(させると言うと優等生的なことしか書いてこなくなるので)ことにしています。

カンニングなどの例は『オレ様化する子どもたち』(諏訪哲二、2005)に書かれていたのとそっくりですね。そこでは80年代以降にそういう学生が見られるようになったと分析されていました。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/26 08:43 HIさん
国語力の問題だけとは言っておりません。ですが、それもあるのではないかと思っています。

私の授業ではシラバスに、「出席が全体の3分の2以上(これは大学の規定です)、授業内ミニレポートは全4回のうち3回以上提出、単位認定レポートの評価」を単位取得の基準と明記しており、「拙くても自分の頭で考えて書くことを重視する」と言ってあります。レポートについては「剽窃は不正行為なので失格」ということも話しています。
「出欠を誤摩化すのは不正」ということは言っていません。シラバスと私の話から、当然誤摩化は不正行為だとわかります(「常識」のある学生であればそんな話を聞かなくてもわかってますが)。
このことのどこが「ハイコンテクスト」なのでしょうか。これがわからないようでは、義務教育からやり直しだと思います。

「常識」が崩壊していることを前提として明文化すべきということなら、「授業中に食事をしてはいけない、授業中に他の授業のレポートを書いてはいけない、授業中にイヤホンで音楽を聴いていてはいけない‥‥‥以上の行為が発見された場合は出席取り消し」などと書かねばならないことになります。
意欲をもって大学に入学してきてそんな文面を読まされた学生はどう感じるでしょうか。
もちろん発達障害や視聴覚障害、外国人の学生には相応の配慮をするべきです。しかしそれ以外の学生に対してあらかじめ過剰な説明をすることは、大学の教育上望ましくないと私は思います。

繰返しますが今回の件の問題は、「盗み(人の文章を自分の名で出す)や騙り(出欠を誤摩化す)は悪である」というモラルすら、「悪いことだと知らなかった」「だから罰は受けなくていい」で通そうとする、あるいは通すことができると思っている学生の精神構造はどのように作られたのか?ということです。
こういうことをしていれば防げたということをいくら言っても、問題について考えることにはなりませんし、文化の違いによる「常識」の違いの指摘は、本筋から離れています。
同じような観点で長文コメントを続けられるのでしたら、承認しかねますのでご了承下さい。

京都の一教員京都の一教員 2016/12/26 10:54 たいへん興味深い事例です。
コメントに一通り目を通しましたが、まだどなたも指摘されていない点が
ありそうに思いましたので、コメントいたします。

今回のケースには、実は少なくとも3種類の「罪」が含まれているように思います。
(1)他人の文章を自分のものと偽って提出する罪(盗み)
(2)出席しているけど、欠席している他の学生の分まで出席票を提出してあげる罪
(3)欠席しているくせに、出席している他の学生に自分の出席票を提出してもらう罪

今回、学生Aは(2)は犯したが、(1)と(3)は犯していません。
それに対して、残りの3名は(2)は犯していないが、(1)と(3)を犯しています。
で、学生Aとしては、(2)の罪は、他の2つに比べると「軽い」はずだ、
という感覚がどこかにあるのではないでしょうか。
少なくとも、欠席扱いになるほどの罪ではない、と。
本人がちゃんと自覚しているかどうかはわかりませんが、
こういった感覚がどこかにあって、「不当な扱いを受けた」と感じたのではないかと思います。
おそらく、学生A自身が欠席していた場合は、ここまで開き直った態度はとれなかったのでは、
と思うのですが・・・

残りの2名の学生がそこまで開き直った態度でなかったのも、
彼らは(1)と(3)を犯したという自覚があり、
そして(1)と(3)は((2)とは異なり)明らかに「重い」罪だ、
と理解していたからだと思います。
要するに、学生Aの本心としては、
「(他の3名はいいとしても)自分まで欠席になるのは納得がいかない!」
という気持ちがベースにあるのではないでしょうか。

ohnosakikoohnosakiko 2016/12/26 11:24 京都の一教員さん
Aの罪としてもう一つ、「他人の文章を自分のものと偽って提出する罪(盗み)を幇助する罪」がありますね。これは「他人の文章を自分のものと偽って提出する罪(盗み)」と同罪だと本人には言いました。
おそらく四人はそういう不正互助システムを作り、他の授業でも役割を変えてやっていたのではないかと推測しています。

おっしゃるような心理は考えられますが、ではなぜ「少なくとも自分は出席していたのだから、他の三人と同じ処分は不当だ」と言わなかったのか疑問が残ります。「悪いということを知らなかったのだから」と抗弁するくらいなら、そういうことも言いそうに思えるので。

京都の一教員京都の一教員 2016/12/26 16:11 大野様

お返事ありがとうございます。

> Aの罪としてもう一つ、「他人の文章を自分のものと偽って提出する罪(盗み)を幇助する罪」
> がありますね。

はい、おっしゃる通りだと思います。
ただ、この罪も、前に書いた(2)の罪も、いずれも「幇助罪」なので、
それが学生の罪悪感の強弱に影響を与えているんじゃないかな、
と思います。

もし学生Aが「落ち着いて考える時間」と「適切な表現力」
を与えられたら、次のように言いたかったのではないでしょうか。
「少なくとも今回のケースについては、
私はちゃんと出席したし、レポートも自分で書いた。
幇助罪が疑われるにしても、それは今回の出席とレポート評価には
関係がないはずだ。
また、もし幇助罪によって今回の出席とレポート評価までがゼロ
になるなら、それ相応の手続きと説明が必要だろう。
私はそこまでの説明は受けていない」と。

ちなみに、私の個人的な意見としては、
大野さんの取られた対応で全く問題ないと思います。
すなわち、不正互助システムを作っていること考慮するなら、
「全体として4人とも同罪」と言っていいと思います。
私がお伝えしたかったのは、
上記のように考えると、一見全く理解不可能に思えた学生Aの態度も、
少しは理解可能になるかもしれない、ということでした。

> ではなぜ「少なくとも自分は出席していたのだから、
> 他の三人と同じ処分は不当だ」と言わなかったのか疑問が残ります。

最近の日本人学生は(昔も?)、
友人たちの目の前でこのセリフは言えないのではないでしょうか。
彼らは、仲間うちの(多くの場合暗黙の)ルールを破ることによって
自分が仲間はずれにされることを、何よりも恐れています。
仲間を差し置いて自分だけ利益を得ようとするような言動を、
彼らはほとんど本能的に忌避しているように思えます。

おそらく学生Aは、サイコパスとか発達障害といった類ではなかろう
と私は推察するのですが、
実際のところどういうつもりだったのか、
私は純粋に興味があります。

余興職人余興職人 2016/12/26 21:17 はじめまして。民間企業で社内研修とメンタルヘルスと採用をやっている者です。
まぁAさんは発達障害なのでしょう。でも障害かどうか関係なく、学生や新入社員を見てると、文脈や意図を読み取ることが非常に不得手な傾向に年々なってるな、とは感じます。このコメントでもちょいちょい「コピペやって開き直る方が悪いでしょ」的なのがありますが、その程度の意図(当然コピペは良いこととしてないが、誤魔化したい心理は理解できる)も、わざわざこのカッコ書きのように丁寧に説明しなければ読み取れない人が多くなってきています。そのくせ顔色はとても気にします。そして非常に素直です。(この素直さに注目するといろいろスムーズですが、やはりびっくりするようなことを言ったらやったりします)
Aさんほどの事例は今では結構レアなケースだと思いますが、今後増えると思います。
私は冗談で「何年かしたら新入社員研修でまず、食事には箸を使いましょう、なんてとこからやらなきゃいけなくなるかも」と言ってますが、「授業中にイヤホンしない」程度はきちんとルール化しなければわからない、そしてそれについて指導したら逆に親御さんからクレームが、なんてことはもう起こってるかもしれませんね。
誰が悪い、とかではなく、どう適応するか、ですね。あちらもこちらも。

教員B教員B 2016/12/27 08:23 大学教員生活が約30年である私から見て、やはりこのような事例はここ10〜15年くらいです。専任校の他に非常勤もしていますから、学力の高低も関係ありません。どこにもいます。もちろん、このような「人」はどの世代にもいると思います。昨今の某首相(男性)などの言動を見ればよく分かります。つまりこのような言い訳は女性の特性という推論も不成立です。ただ、実際には陰ではこのようなこをしていたとしても、堂々と教師に向かって主張するようになったのはせいぜいこの15年くらいではないでしょうか。最近はこの手の(類似した精神状態から発すると思われる)主張に、新バージョンを発見して新鮮に驚いたりの毎日です。この手の学生に追いかけられると面倒ですね。怖いので、研究室のドアの所から入ってこないように対応します。

教師B教師B 2016/12/27 08:32 大学教師歴30年ですが、この種の問題はこの15年くらいだと感じております。専任校の他に非常勤にも行っておりますので、学力の高低も無関係、どこにもいます。もちろんこの種の「人」はどの世代にもいると思います。また某首相(男性)の言動をみれば、これが女性特有の言い訳の仕方だという推論は不成立です。ただ、これを陰ではしていても、堂々を主張するようになったのがこの15年くらいではないかということです。同様の精神状態から発したと思われる新種のバージョンに出会うたびに改めて驚く日々です。ただのご報告で済みません。

教師C教師C 2016/12/27 20:59 おれ大学教員です(気軽な一人称にしました)
そういうヤツ、数年に1人はいるよねー
「近年増加した」とは思いません、男にも女にもいます

今回が初体験だったとしたら、ohonoさんは幸運な方ですね
授業でよかったですね、一回だけの付き合いだから
ゼミならば、オレと他ゼミ生も巻き込んで壮大に自爆します

なん年か教員やってるとセンサーが発達してきて
ほぼ生理的・自動的に、その手の学生を避けるようになります
「相手にしてくれそうな人=まだセンサーの発達してない人」を探してます
この子から社会問題を推論しても、時間がもったいないな、とも思います
諭す必要も教育的効果もないので、罰を明示すれば良いだけです
(たぶん、あなたの同僚もそう思ってるでしょう。口には出さねど…)

教員C教員C 2016/12/27 21:12 追伸:自分は20年目です。この種の「人」は最初からいました。
種の判定的に、すげー分かりやすいなというポイントは、
   ごめんなさい  のはずのところで
   ありがとう
が出てくる所。これで一発で判定できます。考えるな! 逃げろ!
教育の出番でも、たいていの分野の学問の出番でもないですよ。

redkittyredkitty 2017/01/07 09:02 30年前に大学教員の知人から聞いた話。学生が二人、研究室に来た。用件は、同じ答案なのに評価がBとCと違っているのはおかしいという抗議であった。確かめてみたらまったく同じ答案で筆跡は違っていた。聞いたときはあきれて笑ったが、その後忘れていた(同対応したかは聞いたと思うが忘れた。あまりあきれたのでその印象だけ残っている)。このエントリーを読んで思い出した。コメント欄の教員Cという方の言われているとおり、こういう人はずっと以前からいたと思う。今は、このコメント欄の他のコメントにも見るとおりインターネット上で可視化されてきたのだと思う。可視化されると群れるし、群れると自分たちを容易に正当化できるのだと思う。

sakurai_youheisakurai_youhei 2017/03/27 00:19 学生の精神構造はどのように作られたのか -> 「ルールが常に明示されるゲーム体験を通して形成された or ルールに従順であるよりも自分で考えた結論の方が尊いという教育(風潮?マンガやドラマ?)によって形成された」のではないかと思います。

「Aというルールが、Bという義務がある」「契約書に明記されていませんね。我々の考える普通はCですがAやBとは乖離します。我々がAやBに従わなければいけない理由はなんでしょうか?」という事はよくありますがそこで「契約以前にAやBを包括する、あなたの普通が属する世界とは違う社会に両者が属している事が理由」と明確に答えてくれる人は少ないです。この大前提をちゃんと意識してわからない人には教えてあげるという事ができる人が少ないんじゃないかと思います。

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