キリンの運び方

okapia2008-05-16

中国明代の武将鄭和(ていわ)は、1419年にアフリカからキリンを連れ帰ってきたそうです。現地ソマリ語で首の長い草食動物を「ゲリ」といい、音が似ているところと様々な珍しさから伝説の動物「麒麟」として永楽帝に献上されました。(wikipedia:鄭和
その際、甲板に穴を開けてそこに首を通して輸送されたといいます。
青々と輝く海の真ん中に黄色いあのキリンの首が、にょきっと。
…おかしすぎる。魚たちが驚くよ。あれって首長竜?って。
 
余談ですが、以前書いた記事”The Random Giraffe Facts Page”(参照:May.9, 2008)以来、キリンの不可思議さに取り憑かれてきています。
Wikipediaを例にしたって、

  • 時速50キロ程度で走ることができるが、足が長いため加速性は悪い。
  • ライオン等に襲われた時には、リーチを活かしてキックで応戦することもある。
  • オス、メスともに頭に2〜5本の皮膚におおわれた角がある。
  • 心臓から脳までの高低差は約2mあるが、動物の中で最も高い血圧を有しており、脳まで血流を押し上げることができる。首の血管には弁がついており、血液が逆流することを防いでいる。キリン科に属するキリンとオカピの後頭部には「ワンダーネット(奇驚網)」と呼ばれる網目状の毛細血管が張り巡らされている。この「ワンダーネット」が急激な血圧の変化を吸収するため、急に頭を上げ下げをしても、立ちくらみをすることがない。
  • 脚が鬱血しないように、皮膚が硬質化している。
  • 鳴き声は牛と同じで「モー」と鳴く。ただし滅多にその鳴き声を披露することはなく、動物園の飼育員ですらごくごく稀にしか聞けないという。
  • 日本にキリンが来たのは、1907年3月15日である。…ドイツの動物園から2頭のキリンが海路横浜港に到着した。鉄道で輸送する予定が、経路途中の陸橋をくぐることができないため、船で日本橋浜町河岸につけ、大八車で上野動物園に運んだ。
  • キリンは法律上ペットとして飼育できるが、その大きさ故に広い土地や大量の餌が必要になるのでお薦めできない。

前から知っていた知識もあったけれど、あらためて読んでいると吹き出してしまいそうになります。
角5本?ワンダーネット?モー?
やっぱりあいつら宇宙人だ。