亀崎潮干祭り〜知多ものづくりロヂウラツアー〜

祭りは、どんな祭りでもどこの祭りでも、担い手も見る人も、老いも若きも、待ちに待った期待感で喜びに満ちあふれてる。



知多ものづくりロヂウラツアーは、Sevenfiftyさんに教えていただき、半田市神崎神社のお祭り、潮干祭からスタートした。神崎神社、神武天皇東征の上陸地の伝承が残る。
5台の壮麗な山車に、からくり人形、お囃子を乗せ、神社前の砂浜に老いも若いも力を合わせ大勢の人々(女人禁制だそうな)によって曳き下ろされる。町内を引き回したり、傀儡師によるカラクリ人形技芸奉納もあって(これも見たかったけどなあ、時間が・・・・)、国の重要無形文化財に指定されている。




神社横から国道を渡り、神社前の砂浜に曳かれていく。色とりどりの装飾が新緑に映えて綺麗だ。



砂浜は前日の雨を含み、大重量の山車の車輪がめり込んで例年になく重かったと思うが、バランスをとりながら、5台の山車が波打ち際に曳かれていく。




起源は定かではないらしいが、300年間以上受け継がれてきた祭りらしく、神様のお汐井とり(砂でけがれを払う)のような印象を受けた。




いなせな格好のこどもたち。暇なときは砂浜を走り回ったり、海に入って遊んだり他愛ない。




けれどこういう時間が、こういう子供時代を過ごすことがとてもとても大切なのだと思った。

町のおしゃれな溝蓋発見!亀崎駅にもパンフレット配り部隊が頑張っていて、街中が祭りを盛り上げている。




お昼は亀崎の山田屋に尾州寿司を予約していた。ここでしか食べれないものを食さないとねということで奮発。





尾州寿司、半田の酢屋中埜家が酒粕から酢を造ることに成功し、それまでのなれ寿司、押し寿司に変わって早すしと呼ばれ、江戸前寿司の普及に貢献したという。半田の港から廻船によって大量に江戸へ酢を運び、いまのミツカングループの礎となった。

庶民の台所に砂糖がなかった時代、ほんのり甘い尾張の粕酢は、さそかし大ブームだったんだろうなあ。知多うちみその味噌汁と一緒に美味しくいただいた。
お昼を食べたあと、相方&甥っ子は、トヨタ博物館へ。私は電車にのって酢の町半田市、醤油の里武豊町へ。さあ、今日はいっぱい歩くぞ〜。