見出しってヤツをつけようと思う。

・今年からブログの機能をそれなりに活かした日記にしようかと思ってます。決して他のブログ見て影響されたワケじゃ無いんだけど、も少しカテゴリの分け方とかに気を遣っても良いんじゃねぇのか?って思ってさ。まぁ、三日坊主にならんようにね。
・剃刀の刃を替えました。三が日は髭伸ばしっ放しだったので今日が初剃り。スムーズな剃り心地に満悦。肌弱いんだけど、電気シェーバーって剃り難いんだ。
・映画の雑感も書き方を変更します。遅筆の理由は大した感想も無いのに長々を書こうと、馬鹿なクセして頭を捻るのが原因だから。短く纏めてサラっと更新を心がけます。

カンフーハッスル 雑感

・元旦に新宿で友人と観ました。映画の日だから料金も安かったし。
タランティーノが『キル・ビル』を作ったように、チャウ・シンチーが、自分の好きなモノを詰め込んで作り上げた、窮めて私的な映画。『少林サッカー』がヒットしたからこそ、こういう好き勝手が出来たんでしょう。本来、商業映画で『自分の好きな題材を好きなように制作出来る』ってのが許されるというのは、最早巨匠の域。
・クライマックスまで主人公の影が物凄く薄いんだけど、仕方無ぇよな。本作の真の主人公は明らかに長屋に住んでた三職人達だもん。
功夫の達人である事を隠し、ひっそりと身を潜めて暮らしてた彼等にはモデルらしき人物がいる。
「子供の頃、隣近所に住んでいた人が大道芸をしていたんです。(中略)子供だった僕の目から見たら、彼らは凄い達人に見えたんですよ。」(『映画秘宝』04年12月号より抜粋)
これはチャウ・シンチーのインタビューで彼が幼少期に過ごした貧乏長屋でのエピソードである。映画では長屋を襲撃したギャング団が、見せしめに子供とその母を火達磨にしようとするシーンがある。それを助けに入った三職人の闘う様を、羨望にも似た眼差しで見つめる子供の視線はまさしくチャウ・シンチーの子供時代そのもの。そういった意味でもやはり私的な映画なんでしょ。
・それと一言だけ言わせて貰えば予告編は見せ場を見せ過ぎ。琴とか。

ベルヴィル・ランデブー 雑感

・毎週水曜日は1000円で鑑賞できるっつーから、去年の29日に鑑賞。
・突出した個性の究極とは畸形(要するにアニメで言うデフォルメという技法なのだが)だと思う。本作は極端に細い息子、極端に四角い悪漢、極端に長い貨物船といった、健常なモノの形を棄てたイビツな意匠に溢れている。これらは“独特の世界観”なんて常套句で簡単に括れない。どちらかといえば“悪趣味”で“病んでいる”。だが、物語が進むにつれ、次第に慣れていくというか、気にならなくなりました。この“慣れ”如何で、作品の評価は大きく変わってくると思います。取敢えず俺は楽しめた。
・舞台となった架空の街ベルヴィルは“ニューヨークとモントリオールを足して2で割ったような街”らしいのだが、俺には一体ドコら辺がモントリオールなのかサッパリ解りませんでした。(ブクブク太ったデブチンがいっぱい居たのがNYっぽいトコロ)
・監督はインタビューの中で「キャラクタの動きを見てくれ」と言ってたが、俺はどっちかってぇと、その動きに併せて響く音楽の方が素敵でした。特にスタッフロールでかかってた曲。思わずサントラが欲しくなりました。兎に角、音響設備の良い劇場で観るべき映画だなぁ。と感じました。
・あとスタッフロールが流れても最後まで席立つな。小粋なオチが用意されてるから。

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン 雑感

地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン [DVD]
・『ベルヴィル・ランデブー』観た日の夜中にCATVでやってたのを鑑賞。
・前作『ゴジラ対ヘドラ』があまりにアバンギャルドだった所為か、子供に優しい怪獣映画を心掛けた作品。だが、“子供向け”を“子供騙し”と履き違えてる気がしないでもない。挙句、ゴジラアンギラスがフキダシで会話とかしてて、観る者の脱力を誘います。こーゆーマニアにゃ語り草となってるシーンでも、トリビアとかに送ったら60へぇ位は貰えるんだろうな。まぁ、いいけど。
・あとはガイガンが大暴れするシーンくらいしか観るべきトコはないな。うん。