キック・ザ・カンクロー

やっと聴いた、先週土曜の「雑談」の回。わたしはこういうぐだぐだーっとした回が結構好みだ。
主に宮藤さんの映画撮影話*1がだらだらと続いていて、上海ロケの話題では、荒川良々、マギー、小松和重と4人*2で毎晩中華を食べていたとか、ロケ弁が中華だとか、ホテルの朝食バイキングが中華だとか、そんな中華話ばかり。あ、田中麗奈ちゃんも1回一緒に円卓を囲んだのだそうで、しかし気配りのつもりで卓を廻しすぎて彼女の前のお茶だかビールだかを倒して大失敗、その日一日凹んでいた、という話がよかった。そういう中学生っぽい話は嫌いじゃないぜ。あとは何故か「TENGA」を配り歩く荒川良々*3、っていう話が、画的に想像したらむやみに面白く、通勤電車で聴きながらずっと笑っていたさ。
クワイエットルームにようこそ」の撮影の話は、プロピアと歯ヤニ話に終始。だらしのない男の役なのに、寸前まで「魍魎」の撮影でモミアゲ殆どなしの「ちょっとテクノな感じ」にしていたため、モミアゲと無精ひげをプロピアで用立てたのだとか。「俺、普段は全然モミアゲとか無精ひげの人なのに、今回はたまたま寸前まで上海に行ってたもんだから」っていう話法がひどい。無精ひげの人、っていうのもおかしいし、上海そのものが原因な訳でもないし。あと、だらしない感をアップさせるためにヤニ的なものを歯に足しているのだそうで、下手にリアルな程度の汚しだと、スクリーンで見たとき「やだこの人汚いわあ」的に思われてはたまらないから、と「もっとやってください」みたくメイクさんを誘導しているのだそうだ。やっぱりなんかさ…こだわるポイントがちょっとずれてるっていうか。最終的に「松尾さんは面白いことを考えるなあと思うわ」「松尾さんなりの優しさだと思うね」って結論に落ち着いてたのも変ですよ。そゆとこ、おかしくてたまらん。
ちなみにちょっと前の放送で宮藤さんが言ってた5月の本公演「ドブの輝き」の共作スタイルについて、「藤子不二雄スタイル(松尾パートと宮藤パートを別々に書く)とゆでたまごスタイル(合作で1本書く)とどっちかも分からない」みたいに言っていてあれえ? となった。先々々週くらいにかなり具体的にに前者だと言ってた気がするんだけどな…と自分の過去ログ(id:oolochi:20070121:p2)確認してみたら、聴いてる時点で「何割くらい憶測で喋ってるのかは分からん」とか書いていたので笑う。じゃあ、言ってる本人にも分かってないんでは、って思いながら聴いてたってことか。うーん、どっちだ。
こないだの MAYCOM の記事「結成20年目の大人計画、本公演の詳細決定 - 松尾スズキ宮藤官九郎がWで!*4」で宮藤さんが藤子不二雄を例に出してたのもどっちか分からない状態でってことだったのかね…こんなよさげな喩え、思いついてたら先々々週の時点で絶対言ってただろうし、時系列的には先々々週 → MAYCOM → 今週の放送分、っていう感じかな。だったらガチで合作の可能性もまだあるのかしらん。
実はこの件、ちょっと思い出したことがあったので、別項でメモりたい。どっちにしても楽しみだけど、合作の可能性が残っているならよりぞくぞくするなあ、という話。詳しくは下記エントリを。

*1:魍魎の匣」のロケで上海から戻ってすぐに「クワイエットルームにようこそ」の撮影に入ったらしい。

*2:「下北四天王」と咄嗟に口走っていた。適当すぎる。

*3:上海で翌日撮休、という宮藤さんに、わざわざホテルの自室まで取りに戻ってまで差し出したんだとか。翌日使わずに返したらそのままマギーに渡していたらしい。そして新橋演舞場の楽屋にも良々からの差し入れとしての「TENGA」があったそうで、なんかもう…サンタクロースみたいだよね…!(違

*4:http://journal.mycom.co.jp/news/2007/02/08/461.html