*戦い済んで日が暮れて

昨年の秋から引っ張った衆議院議員総選挙もやっと終わりました。
終わってみれば大方の予想通りの結果となり、民主党単独過半数を確保し、300議席をも超える大量当選を果たしました。

しかし、四年前の小泉郵政選挙とは、どこかが違うんですよね…

選挙が終わった途端に秋の風が吹いてきました。
今週頭の東京は、まさに秋の風が吹き、ジャケットを着ていると丁度良い位の寒い風が吹いておりました。

次々と主要ポストが決まりつつあるようです。
小沢一郎さんは民主党幹事長に就任しました。
最少年幹事長として自由民主党に君臨してから何十年の月日が流れ去ったのでしょうか…

民主党旋風の下では、その他の政党は単にその他の政党で終わってしまいました。
テレビの露出の少ない政党や有権者が食いつきやすい政策を羅列しない政党は民主党旋風の下では歯牙にもかけられませんでした。
小選挙区で当選を果たすことが出来るものの、選挙区では全く相手にされていません。

ホリエモン選挙の四年前が懐かしくさえ感じられるから不思議です。

果たして、わが国の民主主義は正しい方向へ向かって進み始めたのでしょうか?
暗黒の世界から抜け出すのに最良の道を選んだのでしょうか?

小手先の政策をこねくり回すよりも、もっともっと大切なことがあるのではないでしょうか。
私たち日本人が愛国心を取り戻すことは可能なのでしょうか?

政治家という存在の無力さと、可能性を同時に見せられた今回の衆議院議員総選挙でした。

私たちは既に選択してしまったのです。

次は責任を取る番ですよね…きっと