日曜朝の中二病:東武本線浅草駅の安達明日夢と京浜急行沿線のレントン

仮面ライダー響鬼が楽しくてしょうがない。
知り合いの男の子の幼児はお父さんに馬乗りになって、清めの音を叩き込みまくっているらしい。ちなみにそのときのバチ代わりは布団叩きの場合が多いらしい(笑)
番組サイドが見て欲しいと思って想定している小学校5年生〜中学3年生くらいはちょっと見るのきついかもなぁとは思う。どうなんだろう? 
今回もまた色々自己嫌悪の囚われる主人公の少年・明日夢の思考経緯が目に見えるようで楽しい。今日の放送で、ヒビキの同年齢のころの話を聞いて、ちょっと気持ちが戻ってくるあたりも素直。
事前情報をほとんどいれてなかったのだが、交響詩篇エウレカセブン
「授業で教科書に載っている亡くなった父親のことを触れられる」「クラスの男にそのことを揶揄されて喧嘩する」「妄想しているところをクラスの女子に見られる」「古びた炭坑地の様な面白くない町」を思い起こすたびごとに「最悪だ……」と自己嫌悪に囚われている主人公の少年レントン
いかにも歴史ある下町っぽい感じの少年、明日夢に対して、エウレカセブンレントンは、蒲田というかなんというか「まだ下町工場が結構あるんですよ」という大田区の少年っぽさが出ているとでも言えばいいのだろうか? 
ロボットのデザインは兎も角として、微妙に入れ込んでいるサーフィンとかのテイストが、ロボットと組ませて挙げ句、街乗りサーファー的な安っぽいテイストにならなければイイと思う。蘇る<能>テイストのガサラキの悪夢(笑)

いかにも東京東部の下町っぽい感じ……まんま浅草にはいそうな感じの安達明日夢仮面ライダー響鬼)と、東京急行電鉄駅沿線とか京浜急行の鈍行停車駅あたりに住んでいるんだけど、渋谷のストリートデビューをしたくてしょうがないレントン交響詩篇エウレカセブン)って感じが対照的であるにも関わらず、14才から15才の二層を切り取っているようで面白い。まぁ厳密に言えば、設定的に中二〜高一なので厳密に言うと、自虐ネタである中二病とは違うのだが…。
そうだな……少し目覚めちゃった下町or田舎の優等生・明日夢と、チーマーに憧れちゃう少しDQN気味の落ちこぼれ・レントンって対比に図らずもなってしまっているのが面白い。
なんか、モッチーもエウレカも大変そうだ(笑)

「CYNTHIA THE MISSION-シンシア ザ ミッション」は、オタク第3世代的というよりもかつて美少女コミックに良くあった構成

CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)

CYNTHIA THE MISSION 1 (ZERO-SUM COMICS)


次々登場する特殊格闘技能をもつ登場キャラクター描出が、「構成」として不思議な感じで、「西尾維新のようなスピード重視構成?」とか「世界設定構築よりもキャラ立てに傾注?」などと読み取って、やっぱりこれが最近の流行なのかと考えていたら、某漫画家から間違いを指摘された。
かつての美少女コミック雑誌が連載だったころ、デビューしたての新人などでよくあったのだが、「ページの穴を埋める不定期読み切り連載」という形式を取った場合、とにかく限られたページ数の中で、自分の面白いモノを大急ぎで注ぎ込んでいくとこういった構成になるということ。
当初から連作という形式を取っていない場合、作家の方が「読み切り連作」を「不定期連載」のように世界観を繋げていく形で、描出していくと=作家の方が裏設定で繋げていくとこういう構成になるとのこと。
実際の掲載形態がどのようなものになっているかは雑誌の方を未見であるため、わからないが、そういわれると成る程と理解しやすくなった【増刊号の読み切り連作みたい?】