No.554 / JEFF BECK JAPAN TOUR 2010


名古屋公演行って来ました〜っ!


なんせ彼を初めて聴いてから約30年!
ギタリストとしては彼は特別と言うか別格ですからね。
彼のプレイを初めて意識したのは中学の時.....
曲は何と!ポール・モーリアの「恋は水色」でした。



ポール・モーリアは当時イージーリスニングとして素晴らしいメロディーが大好きで良くレコードを聴いていました。
エーゲ海の真珠」とか名曲多数です。
必聴!


そんなある日.....
帰宅したら彼の聴き覚えのあるチェンバロのメロディーが流れて来ました......
テーマのメロディーに来た時いつものテイクじゃない事に気付きました。
銭湯にいるような独特なエコーが掛かった甘いギターの音。
もう耳は釘付け.....
2度目のテーマは1オクターブ上がって急に高音の聴いたフレーズに.....
次の展開のメロディーは何とダブル・チョーキングでヤクザに天に昇って行きます〜♪
その後変なコーラスの後またまたファズが効いた違う音でギターが炸裂.....!
と思ったらまたまた銭湯の音色になったりナチュラルなリア・ピックアップの音になったりと.....
目まぐるしく変わるギターの音色に混乱と言うか、幻惑されどんな人がギターを弾いているのか気になりました。



絶対品の良いポール・モーリアとは世界の違うヤクザなやつが冗談でこの曲を弾いているんだ!
きっと彼なりの事情がありこの曲を弾かなければならなくなりストレス発散と体制に反発する怒りが彼にこれだけの音色を引き出させ、本当は俺のやりたい事はこんな事じゃないんだ〜っ!と主張させているんだ!きっと!
この可哀想なギタリストは誰だ?
と中学生の私は直感しましたね。
おいおい本当か〜っ?(爆!)


でもこのジェフの体験が最近のギターインスト、
「A Day In The Life」や
Over The Rainbow」に繋がっていると私は思っています。


その後の話はここを参照して下さい。
No.436 / Jeff Beck with Gibson Les Paul Standard! - Outsider Records!


で!
行って来ました〜っ!
ジェフ・ベック名古屋公演。
地下鉄の金山駅から秘密の地下道が会場まで繋がっています。
割と皆さん知らないんですよね〜♪


一旦会場から外へ出て階段へ向かいます。
おっ!たくさん人が集まっています。


こんな噴水のオブジェ昔からあったっけ〜っ?

入場です。
グッズを買うのに長蛇の規制隊列........
ほぼ開演の 7:00PM だというのにどうするつもりなんでしょう?
前回のボブ・ディランの時も感じましたけど主催者側は自分たちの保身優先しか考えてなく、お客さん優先の精神が全く欠如していると感じました。
トラブルも起きずにお客さんに負担をかけずにスムーズにどうしたらグッズもたくさん売れるのか?
何て事全く考えずにアイデアもなく努力も行動もなしに上から目線で押し付ける.......
こんな事を繰り返していたら只でさえ洋楽のCDが売れないのに拍車をかける事になり自分たちの首も締める事にそろそろ気付いて欲しいです。



客席も埋まって来てそろそろ開演ですっ!
く〜〜〜っ!この瞬間がたまらんっ!

Photo:提供 ◯BC 渡辺


来た〜っ!

Photo:提供 ◯BC 渡辺


いや〜っ!動きが全くの現役選手!
さすが Jeff Beck 様!
Fender Jeff Beck Model の音も最高です!

Photo:提供 ◯BC 渡辺


出た〜っ!
A Day In The Life〜♪
これが聴きたかったんです!


何の不満も無くアンコールにメンバー紹介です。

Photo:提供 ◯BC 渡辺


そして奇跡が........!!!(泣)
何とアンコールで彼の抱えて出て来たギターが.......(大泣!!)
ギブソンレス・ポール / Gibson Les Paul でした〜〜っ!!!
あ〜っ!感激ですっ!
この歳になって彼がレス・ポールを持つ姿を拝めるなんて.....
生きていて良かったっ!
感激で涙が出てしまいましたわ〜っ........

Photo:提供 ◯BC 渡辺


遠くて判り辛いですが多分 BBA の時に使っていたゴールド・トップをオックス・ブラッドにリフィニッシュしたレス・ポールの再生産モデルでしょうね。

参照:No.436 / Jeff Beck with Gibson Les Paul Standard! - Outsider Records!


そして最高で大好きな1曲!
「Cause We've Ended As Lovers / 哀しみの恋人達」........



1音1音が心に響き、染み、30年位続いている自分のギターの思い出がフラッシュバックします.....


とその時......


とんとんっ!
と後ろから肩を叩く主催者の女......


???......「何だろう.....この大事な曲に浸っている時に?」


事情を聞くとあなたのジェフ・ベックに対する思いが強すぎるので特別に別室で事情を聞きたいとの事......?


要するに特別インタヴューってやつですな!(爆!)


2階の特別エントランスの特別ソファーに通され携帯電話を出し色々と30年に渡るジェフ・ベックに対する熱き思いを語り、いかに私が機械音痴で自分の携帯のカメラ機能さえまともに扱えないかを延々説明しました。
まあ今日は車で来ていましたから終電の時間も気になりませんので明日まででもあなたのインタヴューに付き合ってあげれる事を説明したらこんなジェフ・ベックキチガイに付き合っていられないとばかりに丁寧な態度で彼の事情を話してくれた後解放されました......


この特別室で聴いたアンコール最後の曲!
Freeway Jam の感動は一生忘れないでしょうね.......


帰り際グッズを買うため再度延々と続く隊列を横目で眺め、
目の合ったインタヴューを申し込んでくれた渡辺さんに
「ありがとう〜♪」
と丁寧に挨拶し会場を後にしました.......



ちゃんちゃん!