窮鼠日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-02-22

[]所輪元禄落語心中/鬼平/オルフェンズ/リトルウィッチ 所輪元禄落語心中/鬼平/オルフェンズ/リトルウィッチを含むブックマーク

落語心中の時間ずれてんの気付かなくて録画失敗、なんかかんかして補完。昭和元禄落語心中・7話。高座で倒れてとんでもなく弱気になっている八雲であり、何だってェと彼の中から落語が消えてしまうことへの恐怖なのである。そうして現在の枯れ衰えた八雲を見せた上で、後半は残ってたフィルムにて若い頃の彼を見せる、という流れが酷なことで。メインは先代助六の芝浜なんですけどね。前シーズンでこれ演ってた時、高座に登るとこでニヤッと笑って客席を指差す仕草がエエなーっつってたのを思い出す。ああ、時を挟んでもこういうトコで情景が蘇るってのはあるねえ。それが助六の高座となるとなおさらだ。

しかし本当に、作中最強に近い落語家の高座…という、虚構作品の中の設定に全く怯まない存在感が素晴らしい助六である。作画演出山寺宏一の演技、ガッチリとかみ合わないとこうはいかない。あと何ですな、若き日の樋口先生フィルタがかかってるからってのもあるだろうが、まだ泥沼ってない頃のみよ吉/ゆりえさんのナチュラルなエエ女っぷりが輝いてましたね。このまま田舎に留まってるタマでも無かっただろうが、それにしても彼女なりの幸せは別にあったかもしれないなあ、とか思ったりもする。

松田さんから明かされる助六とみよ吉の死の真相は、うんまあそんなとこだろうなとは思っていたけれど、これを一人で墓場まで持っていこうとしている八雲はそら闇も抱えるだろうね。そしてそれ聞いて小夏姉さんを泣きながら抱き寄せることしかできない与太ちゃんの、やさしさと純朴さも沁みることだ。「何があった、言ってみな」「何でもねェ!」の会話がこの夫婦らしくてよろしい。

鬼平・6話。親父の墓参りに行ったら何の因果か泥棒稼業の弟子になってしまう平蔵さん、という話。かつての銕三郎時代のヤンチャを思い出しつつも楽しんでるお頭が可愛いと思います。なりゆきで弟子入りしてしまった盗賊ってのが善八なる老盗賊、池波世界でいう真の盗賊ってヤツっすね。あれこれやって最後はメデタシメデタシで終わる、番外編としてなかなかようできたお話である。

前回に引き続いてのコメディ色の濃い話だからか、全体的にちょっと詰め込み具合が目立ってた感じ。個人的にはエピソードや描写をもう少し整理して、それぞれのシーンを心持ち間合い大目に取ったほうが好きだけど、この話のノリならこの程度のにぎやかし具合がいいや、って判断もアリではある。最後に兎忠が乗り込んでくる辺りはあれ、完全に黄門様のシーンだもんね。

老盗賊・善八に高木渉。活発なジジイ役にも彼のガラ声はよく合ってますし、コメディアンぶりも堂に入ったもので安定感抜群。検索したら吉右衛門ドラマ版だとフランキー堺だったのか…なるほどですな。

●機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・44話。クーデターのマクギリスに対して反撃に立つラスタルマッキーかて脛に傷がないワケでもない、というか傷だらけなこともあり、立ち位置の不安定さもあってラスタルの討伐宣言は一定以上の「納得感」がある。印籠たるバエルがあればそんなゴタゴタもこっちに傾くやろ、と踏んでいたマッキーの目論みは外れ、事態はマッキー+鉄華団の叛乱組VSラスタルガエリオ達のアリアンロッド、という最終決戦になだれ込む。…これで最後、というマッキーの言葉はどこまでホンマになることやら。いや、そうなったとして皆が望む結末になる保障すらない、のだが…。

組をデカくしようと選択を繰り返してきたオルガであり、実際デカくなったのは確かだけれど、その成長は真後ろに爆弾の導火線を握った状態を常に内包してきている。そりゃ苦悩もするしマッキーを一発殴りたくもなるだろう。シノの「オルガが悩むならそうさせとけばいい」ってのも一面の正しさだろが、一方でおやっさんの「部下に反抗的な奴がもっと居ればオルガも楽だったろう」ってのも確か。オルガが選べることでもないけれど、どうあれば良かったのかしらと思わんでもないとこだろうねえ。ま、どのみちこの決戦を回避することはでけへんかったのかもしれませんが。

上で言うたようにラスタル側にも理がある、というか今んとこマクギリスの方こそ一発なんかないとキツいという状況。かといってラスタルが全面に非が無いように描くこともなく、(何らかの意図はあるにせよ)ガエリオとの会話でいささか極端な意見を述べさせたりして、その辺のバランス取りは考えられてるなって感じがする。いささかネガティブなバランス取りですけどね。まあマッキーの今後の行動には多分、一筋縄ではいかないツイストがあるだろうし、その辺でもうちょっと状況の流れは変わるだろうか。…鉄華団は流され気味ではあるなあ、今んとこ。

リトルウィッチアカデミア・7話。前回ちょいと考えるとこあって勉強に前向きとなるアッコさんだが、まあ一朝一夕に一流魔女になれるワケでもなく。…なんというか、上手くいかなくてもがいてる青少年を見てるってのは辛いね。彼女の場合はまだヘコたれてもぐいと立ち上がるバイタリティがあるから(ダイアナへの対抗心とかね)まだいいのだけれど…って、そのバイタリティがエライ方向に向かっちゃってますけどいいんスかそれ。というお話。

アーシュラ先生の言うとおり、ダメなアッコはそれでもちょっとずつ成長している。やっぱり問題児ではあれどこういう破天荒さはこの学園に求められているものではなかろうか、ってのは前回も言うたっけ。あくまで退学を主張するフィネラン先生に対して「彼女自身を評価せよ、世間体で判断するな」と詰め寄るアーシュラ先生は、多分自らの経験がその言葉の根っこにあるのだろう。アッコに「何になりたかったのか」と聞かれてもすぐには言葉が出てこない、あの様子は…過去いろいろとこじらせてきたんやろな、と見えますなあ。

試験教官のパイシーズ(魚、あるいはうお座っすね)先生に袖の下でも使って手心加えてもらおう、と企んでからのアッコの教師贈賄教師殺害→死体遺棄→証拠隠滅工作、という流れるような犯罪行為が面白すぎた。また久々にエエ感じのテンポと作画で、作画枚数はそない多くもなさそうなのにものすごくトリガーしてて絵的にもよろしい。こりゃ脚本うえのきみこで作画はトリガー組だろうな…と思ったらそうでした(コンテ雨宮哲)。ハゼドンとオバQの合体悪魔みたいな状態のアッコが、こおろぎ声のお魚相手に身振り手振りで話してるシーン辺りはすっごく満艦飾劇場っぽかったっすね。すしおの名前があったけど、あの辺りかしら。

[]なます作って喰う なます作って喰うを含むブックマーク

●こないだ帰省した時に喰った大根と人参のなますが旨くて、思い出して作ろうと思った。ネット上の適当なレシピ見て作ってみたら、案外ちゃんとなますっぽくなってレシピってすごいなーとは思ったものの、実家のかーちゃんのなますとはなんか違うのでちと思案する。何が違うのかねえ…まず酢だろうな、あと砂糖や塩の分量比率だろう、とか色々考えるがやっぱ判らん。こういうときのワシの調理センスはかなりダメで、生来の雑さが味向上の障害となってしまっておる。気になるし、そのうちメールで聞いてみよ。

あとアレやね、千切りスライサーどうなんだろうかね。今あるのは単に薄切りするだけのヤツで、そのあと千切りする工程が必要なんだけど、スリスリするだけでなます状態になるなら楽でいいな。…その辺も聞いてみるか。

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2017-02-17

[][]夢の絵 夢の絵を含むブックマーク

●なんかベタなファンタジーみたいな夢を見る。
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長い夢の一部で、他んとこは「よく判らない球技を観戦してたら隣の嶋田久作が執拗にリンゴ飴を薦めてくる」とか「無限に続く斜面にびっしり建ってる町並みの上空を斜めに落下し続けて何とか制御してる」とか、なんか絵にしにくいんだけどこのシーンだけは90年代辺りの地味なファンタジィ映画みたいなベタさがあった。そんな絵。

[]佐藤さとる 佐藤さとるを含むブックマーク

●知己からの知らせで佐藤さとるがお亡くなりになったのを知る。わあマジか。…ガキの頃に入れ込んで読んだ作品ってのは自分の経歴や経験と不可分になってて、現実感さえ薄くなるほどの思いいれになってるもんだけど、コロポックルシリーズはまた別格である。謹んで哀悼の意を。

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2017-02-16

[]鬼平/オルフェンズ/リトルウィッチ 鬼平/オルフェンズ/リトルウィッチを含むブックマーク

鬼平・5話。兎忠こと木村忠吾担当回。ヘタレで誘惑に弱くて図に乗りやすくて、でも本当にイザってとこでは肝も据わるという…まあその、憎めないマスコットみたいなお方ですな。番組始まっていきなり軽妙なジャズに合わせて女相手に腰振ってる兎忠のシーンであり、何というか大人っぽさとしょーもなさが同居した開幕でしてなかなかのツカミ。勤務中に女郎に入れあげて蓄えも身内の借金もつぎ込んでスカンピン、ってのは流石にダメすぎる。そんなお話。

気弱ながらも男を見せ、お頭に懺悔するも向こうはお見通し、これで最後に会ってこいと渡された三両持って茶屋に行って知る実にくっだらないオチまで、兎忠の魅力(?)を演出するにほぼカンペキな回と言える。場面転換にいちいち「あっ…」と気を遣ったような台詞入れるんじゃありません。こういうやらこいとこも鬼平のテイストの一つではあるよなあ。

今回の賊・墓火の秀五郎、あくまで急ぎ働きの凶悪な人間だが働きを外れれば馴染みの女郎に粋な計らいも見せる。善と悪が同居するのが人間であり、そう簡単に割り切れるものでもない…という池波キャラの典型っぽいお人。それは平蔵もそうだし、まあある意味兎忠もそうではあるのだよね。そんな賊に土師声でビートたけし顔をあてがうってのはキャラ立ってるよな。低く構えて匕首を逆手に持つ、あのポーズはいかにもであった。

●機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ・43話。マクギリスのクーデターに追随する鉄華団。ただ腐敗を糾弾するだけでは世の大人連中は動いてもくれまいが、そういう立て前社会なりゃこそ「バエル」という象徴を押さえてしまえば大義名分が立ってしまう。動乱を巻き起こすマッキーの前に立ちはだかったのはヴィダールという仮面のガエリオさん。…前シーズンで一旦極限の衝撃を受けた後ってことで、落ち着きや達観具合が尋常ではない。マッキーの行動を把握した上で、組織としても思想としてもそれを止めねばならん…と言う彼はなんだか主人公のような立ち位置であり、そこにインタラプトしてきたミカの方がちょっとした擾乱要素っぽいテイスト。こういうツイストはこの作品の味わいであるよなあ。

マクギリスの回想で割とガッツリ男娼としての経験を描いてるのは思い切ったなと。こういうバックボーンは鉄華団の面々にもあるのだが、そんな出自をずうっと押し殺しつつもエネルギー源として生きてきた、という「あーこれは絶対めんどくさい人だ」っぷりはマッキーにしか無い属性であろう。問題はそんな彼のかつての行動が、それまで裏表もなかったガエリオにも大きなバックボーンを与えてしまったってことやろね。これで物語上も対等に立つことになるワケだしねえ…マッキーは楽しんでるみたいだけどさ。

ヴィダールバルバトスとバエル、それぞれなかなかのイケメンガンダムが一堂に会して牽制したりド突きあったりするあの絵はなかなか華があってよろしかった。ライトアップされてラスボス立ちしてるバエルはあれ、ものすごく大張ポーズしてて一種歌舞伎だよなーと思ったらやっぱり大張作画でした。相変わらず楽しそうだな。

リトルウィッチアカデミア・6話。相変わらず魔女授業には落ちこぼれ気味のアッコさんであり、イケメン御曹司が学園にやってくるってその日にも一人変身魔法の練習中である。ダイアナの幼馴染にして魔女魔法に対してはどうも冷ややかな視線を持つ彼・ハンブリッジ伯アンドリューさんは、例によって一人突っ走ってるアッコさんの行動に巻き込まれてしまうのであり…というね。

理知的で冷徹なアンドリューさんに対し、ただただ情熱と勢いだけで語り倒すアッコさん。当然ながらアンドリューに分がある勝負なんだけど、アッコの変身魔法がいらんことしてしまったおかげで否応ナシに同じ土俵に立たされてしまう彼が可笑しくも悲しい。そしてこれまで、ある意味そんな情熱だけで進んできたアッコさんにちょっとした自省点が発生するイベントでもある。対象へのあこがれだけでなく、それに見合った自分になっているのか? 自分で自分を認められるのか? という視点。…多分、彼女自身も心底では判っていたことなのだろう。あえて気付かないフリで進んできたことは、まあ…良し悪しではあるけれども。

しかしこの学園と先生たち、どうも旧弊すぎるってことなんだろうね。わざわざ反対派の重鎮招いてお見せする演目がアレ、ってのは自覚自体が無いんだろう。先週のファフニールへの対応といい、泥縄というかことなかれというか…確かにここはアッコのような、ちょっとした劇薬も必要なとこかもしれない。あと生徒みんなイケメンさんにきゃあきゃあ言うてるなかで食い気まっしぐらなロッテとスーシィがなんか面白い。キノコ喰ってりゃ割と幸せなスーはともかく、惚れた腫れた関係はロッテさんの好みなような気がするけども。あるいはフィクションの恋愛じゃないと燃えないのかしら?

kuku 2017/02/17 20:51 魔法否定のハンブリッジは魔法界の不倶戴天の敵っぽいし、後々アンドリューも話にかかわってきそうである。
それを考えるとアッコがアリスの白うさぎのように、アンドリューを非日常に巻き込んでいくとうう流れは度々出てきてはアッコに振り回されながら影響をうけていくということなんでしょう


>多分、彼女自身も心底では判っていたことなのだろう。

もしかすると本気で自覚なかったかも(笑)
16歳で日常会話どころか、授業での読み書きや教本が読めるアカデミックレベルの英語(まちがいなく英語の国)を使いこなせるレベルなら、今の私学もふくめて日本の公教育で習得できるレベルじゃないですからね

魔法は周回遅れでスタートしたから自動的に落ちこぼれてるけど地頭はいいんじゃないかという気はする。

しかし魔法にふれる機会がほぼない一般人の入学も許可したわりに、アーシュラが自発的に申し出たことを抜けば授業においつけるようにケアしようとかいう考えがいっさいないってのも…(汗

そりゃ衰退するわなと(笑)

oyadge01oyadge01 2017/02/17 22:48 割とガッツリ魔女学校の衰退を描写していく方針みたいで、ちょっと意外ではあります。どういうオチを持ってくるのだろうかしら。

kuku 2017/02/19 22:54 あとガンダム
個人的にはやっぱガエリオはお坊ちゃんやなぁと
ガエリオの過去かたりで思ったのは、ガエリオの親愛や友情ってようするに自分が親愛をむけさえすれば対価が帰ってくるという自分本位なもので、相手がどういう人間でどう考えているかを一切考慮していない。

マクギリスが心を開かないのも当然だろう。

アインの狂信的な忠義を美談としてしまうのもどことなくイオク的だし。そういうのを異常とかんじないあたりクランクとはちがうなと


アグニカは世界を救ったあとは権力に居座らずに伝説だけのこして消え去ってるわけだけど…今日の放送みてアグニカに盲信してるマクギリスだから、ガエリオの見定めの先がある気がするな…

oyadge01oyadge01 2017/02/20 11:16 主要メンツに関しては度合いの差こそあれ誰もグレーに振ってる気はしますね。今週だとラスタルがかなり真っ当な主張ではあっても、やはり極端な言葉を口にさせたり。

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