チェーン店ステーキと業務スーパー

●近所というにはちょっと遠いがまあ近所っちゃ近所ってくらいの近所にチェーン店のファミレスがあって、以前はポンドステーキやってたんだけどメニューから無くなってあんま行かなくなってて、それが最近ポンドにちょっと足らないくらいのステーキはあるらしいと検索して知ったので久しぶりに行き、ポンドちょい下のステーキをデキャンタ赤ワインで喰って帰る。いやあ、こういうゴツ目の肉に相対してひたすら喰うという行為は幸せですね。もっと若ければ2ポンドとかそれ以上とかの挑戦も是としたかもしれんが、今の我が状況ではこれが楽しめる上限だろうな。堪能したし満足したけど、またこれメニューから無くなっちゃう可能性もあるんだよな…。精々気付いた時には喰いに行こう。

帰り道に別ルートを選択したら業スー見つけた。ウチの最寄の業スーは真反対のとこだと思ってたけど、たぶんこれこっちの方がわずかに近いな…。ウチからのルートだと結構上り下りがあるので、しんどさをコミにするとどっこいどっこいの到達難易度だけど、こうして帰り道に寄れるなら文句もない。切らしかけてたスパイスや必要もない冷食など諸々買って帰る。満足しました。ウチの冷凍庫にはギリ入りました。

ダンジョン飯/怪異と乙女と神隠し/ザ・ファブル

ダンジョン飯・17話。ライオスとシュローの所謂修羅場ってヤツが落着する間もなく、ハーピー襲来にシン・ファリン…狂乱の魔術師によって異形と化したモノの濫入。マイヅルを蹂躙しつつ飛び降りてきたシーンからの、ヒト部分の外見はあくまで愛らしい姿のままで無茶苦茶に危険度の高い存在、という一連の描写がキレッキレである。この辺の作画と演出はダークファンタジー的な容赦のないテイストが濃厚でよろしかった。…そんなファリン見ての第一声が「かっこいい」はライオスお前ホンマライオスやな! 

てことで、状況はシリアスのレベルを深めつつも一旦は整理される。少なくともライオスとシュローのわだかまりはあるべきところに収まった、のでしょうかね。彼ら二人の漢と漢の殴り合い、軽く脱構築されてるのでそのまんまテンプレシーンってワケでもないが、シュローがなりふり構わず本音を吐露してライオスに叫ぶのが「お前が苦手でたまらなかった!」なのが…嫌いや憎いじゃないのがすごくいいよな。うるせえバーカ! ですよ。

一方のカブルーはまあ…いろいろと苦労してますけども、それはまだ彼が「殴り合い」してないから、ってのは酷な言い方になるだろうか。まあ思案せんでもこれからみんなに試練は降って湧くでしょうけどもね。あと「シュローは怒っちゃいるが近々は問題ない、それよりも…」と課題の切り分けができ、緊急時にまずリーダーに指示を出せと怒鳴るチルチャックが本当に頼もしかった。あの場において唯一のオトナだったと言えるかもしんない。頼れるわあ。ダメだったけど。

●怪異と乙女と神隠し・3話。アバンの先生幼少期受難物語からしてなかなかしんどくて辛い。そりゃ歪んだいじめ排斥超人にもなるやろなあとは思わされる。話の決着は全て解決ではなくどうにもスッキリしないものを残すという形式で、また次回以降へ続くヒキの要素もある。メインギミックがいじめだからなあ…過去の屈辱を今はらして万々歳ってことにもならんしなあ。

相変わらず物語本編以外のディテイルが豊富というかそっちがメインなんかいというか、そういうとこがこの作品の味なんではあろうけれども。ぱっつんぱっつんの学生ジャージでいろいろはみ出させてるすみれこさんは何なんだろうね。いや作者の嗜好性だと言ったらそれで済んじゃうんだけど、何なんだろうね。あと「恵体」の読みは「めぐたい」を採用なのね。響きよりも語源を採りましたか…いやどうでもいいなこれ。いま急に気付いたけどめぐたいならこれ湯桶読みに当たるんだな。どうでもいいなこれ。

先生の怪異主体として登場の牛鬼、そういやこないだのダンジョン飯でも出てきてたなあと思ったら井上円了出てきた。俯瞰的に見りゃこの人は明治期の重要な哲学者ってとこだろうが、まあワシらみたいな木っ端知識の野郎どもからすりゃ妖怪分類学のおっさんだもんな。

ザ・ファブル・3話。アキラさん、寝る時はベッドにダミーの布団のっけて自分はバスタブ、ってのはなかなか偏執狂っぽくもあり、過去これで命救われたであろうという修羅っぽさもあり。そんな彼に「人間性を持て」つってペット飼う指示出すボスってのもよう判らんなあ。ナイトホークカスタムってんですか? 愛用銃の刻印見てペットを鳥に決めるってアキラさんは…これ人間性なのかな。まいいや。

人間性で言えば、そういや今んとこ海老原の若頭がサブの主役的な話になっている。確かに得体のしれないスーパーキャラ(アキラ)は舞台装置的な扱いで、視聴側の視点を担う者としては人間性のある人物がよろしいってのはその通りだしな。ってヤクザの武闘派若頭がソレに該当しちゃうってのがまずアレですけどね。

いやがらせのチンピラに襲われ、一般人ならこうだよな…つってやらかす常識外の運動能力で翻弄しといて帰ってきて、「なんか楽しかった」で済ますのがもう可笑しい。けどこんなこと連続で済ますわけにもいかんしなあ、と思ってたらどうやら本格的に若頭のテストですか。その一方で、ヨーコさんは舎弟のチンピラに歓待されてるけども…軽で食べ放題焼肉に連れてく、それが最高級デートプランってのがすっげえ身につまされるわあ。

うん、全体にシチュエーションコメディとしていい感じのユルさがあり、その裏っ側が血腥い殺しの世界という表裏性もいい。原作が面白いのは当然の前提として、アニメ低予算でようやってるわ。俺好きかも。

糸こん明太

●糸こんにゃくと明太子炒めたの。

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見切り品の切れ子使ったら明太子要素がちょっと多かった。でも酒のアテにはいい感じ。旨いけど酔っぱらってつくるには明太子バラすのがちょい手間だし、なんか他にいい具はないかな。ちりめんじゃことか旨いかな。考えとこ。

ダンジョン飯/怪異と乙女と神隠し/ザ・ファブル

ダンジョン飯・16話。まずはご一統のダンジョンクロール再開。チルチャックとマルシルのドヤ顔が連続で見られるという特典もあります。徘徊生物ダンジョンクリーナー、名前聞いただけだとD&Dのゼラチナスキューブみたいなスカベンジャー系の生き物かなと思ったら、どっちかというと血小板や免疫機構的な修復機能を有する存在、のようだ。ダンジョンは一つの生態系であり、ライオス達はその夾雑物であるという一面を提出すると。

ライオス組・シュロー組・カブルー組と一時的なれど期せず大所帯となったことで、人間関係やテンションの微妙な雰囲気が面白い。坊っちゃんファーストで場を仕切りがちで排他性の強いマイヅルが、お世話仕事の一点でセンシと通じ合うのもアイデアだし、初見のカマかけでライオスのイノセントさを看破するカブルーの小憎そさもいい。ライオス・シュロー・カブルーの青年(?)組でゴタついたとこ、獅子のレリーフがあるの印象的。…あと、カブルーの人心掌握術とその嗜好性は…。演技上手いなあ、物語レベルでも演技/演出レベルでも…。

今回は割と状況と展開の整理回かな。あと勘違いで着こんじゃったカエルスーツをずっと着てるマルシル、やっぱ気に入ってんじゃんね。

●怪異と乙女と神隠し・2話。アバン、大過去と近過去カットバックで自分の制作物に論評を受けている菫子さんのシーンは…賞賛も批判も単語のチョイスが実にナマっぽくて、これ作者が実際言われたことなんだろうかあるいは作家仲間からヒアリングしたのかなどと思いつつ、こういうセリフ群を根っからテメエ自身でひねり出すってのも一種の創作的快感としてあるよなあ、とかいろいろ考えた。

とまれ、本編。アラサーからティーン姿に変身して女子高にスニークミッションの菫子さん。…いろんな方面へのフェチ実績を同時にクリアするような勢いではある。先導/扇動する人外・化野さんには「妹を元の世界に還す」という目的があるようで、その一環がコレということらしい。その化野さん本人はMILFフェチである。妹の乙さんはブラコンなので菫子さんへの当たりがきつくて「若作先輩」「団地妻」呼ばわりはなかなかのデッドボールである。菫子さんはお嬢様少女の軍団とキャッキャウフフしたい。そして当のお嬢様学園はご期待通りの百合ん百合んのピンク学園である。これもうどうしようもねえな!

お話自体はいろいろと尖ったところがあるのだが、アニメへのアダプテーションはかなりオーソドックスな演出というか、もうちょっとツメ気味に語ったりいびつなとこがあったりした方が個人的には好みではある。まあその辺はバランス意識によるものと言えるかもしれない。とりあえずこの調子で毎度の異変話を語ってくれるならば面白そう。次回待ち。

ザ・ファブル・2話。伝説の殺し屋・ファブルの前評判を盛るだけ盛っといた上で、応接間で顔合わせしたらボーダー柄のへっぽこ青年姿、というどこかズレた抜き方がいいな。ファブル/アキラのド突いても音のせんような、イラっとするキャラは…何でしょうね。作った結果か元からそういう性格なんか。

どこか人間性が欠落しているようでそうでもなさそうで、とにかくとっつきは悪いアキラと、その裏表のように感情もバランス感覚もあって振り回され気味ながらフランクにアキラとつきあえる洋子のキャラがいい。ヨーコさんはヨーコさんで、二人ん時に暴漢に絡まれて「お前は先に帰っとけ」言われて「もう一軒飲みたかったのにぃ…」でサッサと帰れる位には裏社会の人なんだよな。今回の話は「アキラが上手いこと一般人を装った」という技量の高さの話だったけれども、こっからどう展開させるんかしら。話のヒキ方はなかなか上手い。

しかし1話んときも思ったけど、大塚明夫の演技いいなあ。レジェンドであることは間違いないのだが、大仰さもないベタっとした生のおっさんっぽさをキッチリ出せるのはホンマにすごい。

ラッキョウのかほり

ラッキョウ喰って口を拭う、ということわざがあるそうな。意味的には頭隠して尻隠さずに近く、バレバレのウソを隠し立てしてもダメという意味らしい。隠れても臭いで判りますぞってワケだ。でもなんかこう、ラッキョウって確かに独特の香味や歯ごたえはあるけど臭いってそんなにあるかなあ、ってのが常々疑問としてあったのですね。というのが前提。

んで最近ラッキョウがマイブーム程度になってまして、安いパック詰めの花ラッキョウを買ってきてポリポリ喰ってんですが、パックから瓶に詰め替えて消費したのちの瓶を別の用途に利用しようとしてもラッキョウ臭がぜんっぜん取れないのである。洗っても洗っても、一旦乾かして再度洗って乾かしても、アルコールで拭いてもハイターに一晩漬けこんでも鍋で煮沸してもまだ臭う。気長にやろうと思い安いウィスキーで満たして数日置いといたらラッキョウ臭いウィスキーになって消費に苦労し、そして瓶はまだ臭い。すげえなお前。

蓋を開けっ放しで数か月でもほっといたらいいんだろうか。多分なにがしか、プロのツールには即効性のある洗浄剤や消臭剤はあるんだろうけどねえ。まあいいや、しばらくこの瓶はラッキョウ専用に固定しよう。…この臭い、何かに生かせないかなあ。ラッキョウ風味を付けたい食材を瓶に詰めるとか…?

ザ・ファブル

●新番組・ザ・ファブル。原作は話を聞いたことがある程度。制作の手塚プロは最近こういう青年誌原作ものをちょいちょいやってるみたいですね。つーか寓話のFableでフェイブルじゃないんだ。まいいや。お話は伝説の殺し屋と相棒が大阪で一般人として暮らさなきゃなんない…ってとこから。軒先借りる大阪のヤクザが石井康嗣の組長と大塚明夫の若頭。こっわいなあ…。

どちらかというと高橋良輔の監督としての仕事を見ようと思ったのが大きな視聴動機ではある。80越えでどんな監督仕事やってんのかなあ、という往年のファンとしての興味だけど…うーん、ソツがない。微妙な間のしょーもないギャグとかあくまでドライな殺しのシーンとか、確かに監督のフィルモグラフィからすると得意の範囲だろうけど、衰えないなあ。ま、高橋監督は割と現場の若手に好きにやれやれってタイプだとは聞いたことありますが。ホンマかは知らん。あとサブタイトルの題字書いてた。そのへんは外さないのね。

主人公の二人に興津和幸沢城みゆき。特に興津さん、平板にも程があるファブル/アキラというキャラをうまいことこなしててスゲエな。あとジャッカル富岡(ほぼスの福島潤)なるリアクション系芸人にだけ大笑いするって設定で、この笑いが不自然じゃないってのは演技者として重要なとこだろうな。他の演技はイケても笑いはイマイチって人そこそこ居るからなあ。沢城さんもちょいバカっぽいけど世慣れててキッチリ裏世界のプロのねーちゃん、という軽いんだか重いんだかわかんないキャラを軽妙に演じる。舞台が大阪なので大阪弁が頻出するのだが、興津・石井が関西圏なのがなんか意外。大塚のおっさんは…まあ流石だな、ってことで。

原作の評判がしっかりしてて、アニメで明らかにそんなバジェットもかかってないのは判る、その上でこのデキならまあまあいいんじゃないでしょうか。でただ感想は書きにくいわなこれ。どうしようかな。

ホタルイカ

ホタルイカパスタ。嘘。焼きそば。

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30円くらいの袋麺焼きそばを冷凍しといたのを使った。お休みの日に酒飲んで酔っ払って追加でアテ作る悪癖があるが、その一環となる。目玉とか取ってないので食感がよろしくなくてちょっと生臭いが、取れば取ったでゴミ増えるしめんどいし、まあこれはこれでよし。