Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

早朝: 荒川でハードメニュー

今朝は、エイトは荒川出艇。今週は、東大にある二艇のモーターボートの内、大きい方のFRP艇が、トレーラー車検のため、不在。従い、小さいゴムボートの一艇のみ。このゴムボートを、対校、ジュニア、新人と、部内の3チームで使い回している。
平日水曜日早朝に、対校にモーターを譲ったこともあり、今朝はジュニアがモーターを利用できた。
5:40に岸を蹴って、揚艇したのが7:40。丁度二時間の乗艇。この間、W.Up: 6kmから始まり、パドル30本 x 10発 x 3ラウンド、クーリングダウンまで入れて約27km漕いだ。
今朝は、北北東の微風というコンディションで、パドル短漕のレースペースインターバルを行うには丁度良いコンディションだった。
今週に入ってエイトの5番が肩を痛め、暫く乗艇出来なくなったため、火曜日から5番に補漕が入って乗艇している。この補漕は、エイトのボーダーライン上の選手であり、今回の代漕は、当人にとって自らのパフォーマンスを改善し、エイト正規クルー入り目指して、自らの力をコーチやクルーにアピールする大チャンスである。
さて、補漕が入って数日は、艇の走りがイマイチとなっていたが、その後の当人やクルーのパフォーマンスチェックという意味で、今日の乗艇練習は、大きな感心を持って観察し、コーチングを実施した。
今日の時点では、B-side 3名のボーダー上漕手の力量に大きな差は無いと感じた。逆に言えば、今回入った5番の補漕は、エイト入りのチャンスに一歩近づいたという事。ボーダーから抜け出し、如何にエイトの中枢メンバーになれるかどうかということだ。
エイトのパフォーマンスに関しては、現時点、飛び抜けて力のある漕手がいないということもあり、なかなか爆発的な出力が出し切れないという問題がある。
30本 x 10 x 3という意味では、イーブンペースで平均的な艇速を出し、帳尻を合わせてくるのだが、最初から全力で突っ込んで行く勇気、気概が足りないところが残念。
これでは、勝負の掛かった、準決勝や決勝レースで力を出し切る事は難しい。
今後、毎出艇が勝負だと肝に命じて、最初からフルパワーで出し切る勇気を出して欲しい。
以下、今朝の写真:
 W.Up中のクルー
 パドル30本

 同上、2ラウンド目
 同上、3ラウンド目

午前: ビデオセッション

早朝乗艇練習のビデオを見ながら、ビデオセッションを実施。
個々人のマイナーな漕技の要改善点は、あるものの、艇速絶対値に支障を来す様な問題は、漕技面では見られなかった。
しかし、ボートという競技の本質は、2000mという距離を如何に速く漕ぎ切るかである。この本質面で問題となるのが、エンジン出力の不足である。
新人戦まで残り一ヶ月と少し、この限られた期間の中で、クルー全員にが出力を高め、実際の乗艇に於いて、ダイナミックなドライブを実現出来る様に、パワーアップする必要がある。
ウェイトトレーニング、エルゴのパワートレーニング、何より実際の乗艇で、パワフルにドライブする事が肝要である。
イメージアップの意味で、北京五輪M8+金メダルのカナダエイトのパワフルなドライブ映像及び、豪州NSW代表エイトの乗艇練習ビデオを見てセッションを終えた。

北京五輪M8+決勝。3:00, 4:00, 5:30、カナダクルーのキャッチからの力強いドライブに注目


豪州NSW代表エイトの乗艇練習映像。力強く且つ正確なブレードワークに注目


北京五輪前のカナダエイトトレーニング風景。エルゴやウェイトなど興味深い映像満点。

午後:UTで秋ヶ瀬往復

新人が揚艇する16時に岸を蹴った。
メニューは秋ヶ瀬往復のUT。早朝乗艇での課題克服を目的として取り組んだ。南東の風が強めに吹いており、往路は順風、復路は逆風。往路ではフィニッシュに向けてパワフルに加速し続けることを狙った。これまでの漕ぎを一変に払拭する様な変化は見られなかったが、徐々に加速するイメージに近付いている様だ。

話は変わるが、16日、月曜日に台風が関東地方を直撃しそうな予想となっている。荒川には多くのプレジャーボートが係留されているが、台風の増水で船が流されない様に、大曲の上流、インカーブ側の退避水域に既に3艇ほどのモーターが係留されていた。増水に備えて、アンカーロープが緩めに張られており、危うくモーターの船外機でロープを引っ掛けるところだった。
 係留中のモーター
ジュニアエイトの方は、秋ヶ瀬で折り返して、復路は逆風。逆風でのローイングは、パワーローと割り切って取り組む事ができる。まあ、そいいう様にクルー自身が判断できる様なクルーになれれば、一人前である。

復路の途中で、つきペアクルーのコーチングへ移行。つきペアを指導しつつ復路のコーチングを終えた。

今日もボート三昧の一日となった。

以上