Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

全日本予選を観戦

oyajisculler2018-10-25

今日から全日本選手権が開催された。
先ずは予選。

今年は男女共にシングルスカルに日本トップレベルのスカラーが複数出場しており、正しく日本一のシングルスカラーを決める大会となった。

という事で、今日はシングルスカルのレースを自転車で伴走しながら観戦した。

全日本選手権シングルスカル予選:

先ずは女子シングルスカル
優勝候補としては、日本代表オープン選手の榊原、そして同じく軽量級選手の大石。二人ともオリンピアンだ。そしてそれに次ぐのが今年の全日本社会時選手権や国体で優勝した高橋と思った。
優勝候補筆頭の榊原はこの秋から練習拠点を戸田に移し、単独で練習している。身長183cm?の恵まれた体格で、正しくオープンクラスの選手。その恵まれた体格をフルに発揮出来れば世界レベルの選手にもなり得る。しかしながら、今年のアジア大会では4位とメダルに届かなかった。
時々、戸田コースや荒川で見かけるが、漕ぎのパフォーマンスは世界で戦うスカラーのレベルに達していないのが残念。どうも体幹及び上体の筋力・耐久力が十分鍛えられていない様に見える。時間は掛かると思うが粘り強く鍛えてパフォーマンスを上げて欲しい。
予選レースは、二位以下に大きく差を付けてトップ。全体でもトップタイムで通過。しかし、オープンクラスの日本代表選手であれば、2位以下の軽量級クラスの選手には10秒以上の差を付けたい。
それに続くのが大石。本来、軽量級の選手だが、減量しなければオープンクラス並みのパフォーマンスを出せる選手。今日の予選ではスタートから一気にダッシュし、500m地点通過時には、2位以下に大きく水を明けていた。2Qで強めの逆風で減速・消耗して後半は減速してしまったが、全体2位のタイムで予選を通過。
榊原・大石にどこまで迫れるかと期待してみたのが、日体大OGの高橋。アップでは精度の高い良い漕ぎをしていた。高橋は予選で同じ組に日体大後半の坂井と当たっていた。坂井は今年のインカレで2位。
スタートで坂井が飛び出し、高橋は追う展開。1000m過ぎで1L差まで詰めたが、その後は再び差が開き、坂井が逃げ切り。どうも今日の時点では坂井の方が強かった。
今日の女子予選タイムの一覧は以下の通り。
女子シングルスカルのレース時は、横風乃至は微かに斜め順風の北北西の風、2m程度だった。
8分一桁台で漕いだのは、榊原、大石、坂井の3名。この3名による優勝争いとなるだろう。

さて次は、男子。
優勝候補としては、日本代表オープン選手の荒川、そして今年の国体で優勝した遠山。
そしてそれに次ぐのがU23代表軽量級選手の武田と思われた。
予選の結果は、荒川が7分3秒でトップ。2番手は7分15秒の遠山。3番手は7分16秒の大河原。武田は7分20秒と全体5番手だった。
尚、風向きや風の強さは組毎に若干差があったので、予選のタイムだけで評価するのは難しい。
少し驚いたのは、無名の高校生:青木が全体4位のタイムだったこと。ただ、遠山に負けて2位だったので、青木は敗復廻り。青木は人材発掘プロジェクトで発掘された選手とのこと。素晴らしい体力の持ち主とのこと。やはりボートは体力だ。
今日の予選タイムの一覧は以下の通り。

1X乗艇@荒川

全日本の男女シングルスカルの予選レースを観戦後、午後のM4+やM8+レースまで時間があるので、急ぎ出艇準備をして荒川でスカル乗艇を行った。

シングルスカル予選レースを自転車で伴走したので、それなりに疲労あり。
そこで今日のスカル乗艇は、いつもの秋が瀬往復ではあるが、SpeedCoachの艇速表示は見ずに漕技のテクニック面を重視して漕いだ。

今日、乗艇中の荒川は下げ潮から下げ止まりの時間帯。
11月24日のHead of the ARA本番レース中と概ね同じ潮流。

往路の秋が瀬までは下げ潮なので、逆流。北風なので秋が瀬までは逆流。
SpeedCoachの艇速表示を見ないので、ひたすら自分の漕ぎに集中。

秋が瀬で計測した水温は17℃。徐々に水温が下がってきた。

秋が瀬折り返し後は順風・順流。

大曲到着後は、前回同様、外環自動車道からはHoAのコーストレースを実施。

今日はタイム狙いではなく、漕ぎの改善と、最適コース取りを試してみた。
即ち、右側航行遵守しつつ、地図上の最短コースを狙うのではなく、流速の遅い岸近くを避け、川のセンター寄りのコース取りを狙ってみた。

特に、河口から27km地点看板と26km地点看板の間で、地図上は東京サイドの岸近くを漕いだ方が距離が短いが、岸近くは川の流速が遅いので岸から少し離れた川のセンター寄りの航路を試してみた。
この結果、岸近くを通った場合に比べてGPS SpeedCoachの示す艇速が急に遅くなるようなことは無かった。
また、スタートからゴールまでのGPS SpeedCoachの示す距離は前回と大差なく、概ね5240mでほぼ同じだった。
ということで、27km地点から26km地点までの間は、東京サイドのインコース(岸より)に近づき過ぎない方が良い模様。
但し、この間は川が大きく蛇行しているので、気を付けないと逆コースに入ってしまうので、事前に良くコーストレースして逆コースに入らぬ様なコース取りを頭に叩き込んでおく必要あり。

 10時58分、岸蹴り。
 11時51分、秋が瀬到着。
 秋が瀬水温17℃。
 12時38分、着岸。
 揚艇

午後の大艇予選:

荒川での乗艇を終え、昼食購入。
観覧席でレースを見ながら昼食を摂った。

昼食を食べ終えた辺りで、舵手付きフォアのレースが始まった。
圧倒的な差を付けて1位上がりしたのは戸田中央総合病院。戸田中の優勝は間違いないだろう。
 独走する戸田中。
 戸田中を追う、2位以下のクルー。

2位以下のメダル争いは、中大、明大、新日鐵辺りだろうか?
少々驚いたのは、インカレで優勝した日大が全く不振だったこと。体調不良者でも出たのだろうか?

最後はエイト。
タイムだけ見ると、優勝争いはNTT、日大か?それに続くのが、中大、トヨタ紡織、明治安田。

エイトは準決勝も面白そうだ。

 トップ争いする手前:日大と奥:NTT。1850m付近では日大がカンバスリードしていたが、猛烈なラストスパートでNTTが日大を差した。


以上