Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

M1X 久光:

敗者復活戦は4艇レース。1位のみ準決勝進出。
久光は予選の全艇合計で74クルー中の68位だったので、敗者復活戦の同組では最も持ちタイム遅い。
従って、順当に行けば4位となるので、今日は予選のタイムより良いタイムを出すことを目標とした。
北北西の斜め順風が吹き、タイムの出やすいコンディションで1Qの通過タイムは2'09"4と予選より僅かに改善した。
しかしながら、2Q以降、トップとの艇差が大きく広がったため、2Q以降で審判艇に抜かれて曳波を食らってからは大きく艇速が落ちてしまった。漕技が上手ければ審判艇の曳波を食らっても、辛抱強く漕ぎ続ける事が出来るが、久光は漕歴の浅い新人漕手故、曳波を食らった際に一瞬、漕ぎやめてしまっていた。
という事で曳波を食らった影響が大きく、大きくタイムを悪化させてしまった。
いずれにせよ、久光は戸田での新人戦経験を介して、漕技を大きく改善出来た。今後はよく漕ぎこんで漕技、体力共に改善し、準決勝進出を果たせるようにしよう。

<写真>
 08時47分、M1X久光の岸蹴り。今日は良く晴れて気温が上がったので、ロースー一枚で岸蹴り。
 09時08分、久光のW.Up

 M1X敗者復活戦のレース結果一覧表。久光は8'57.84で59艇の54位。即ち、予選上がりの15艇を足すと、74艇中の69位で、予選の68位から1つ後退。久光は予選と敗復の平均タイムは8'51.92。

W1X 田畑:

田畑は、今回新人戦に出漕した商大3艇の中では、準決勝進出に最も近い。
そこで、今回の戸田遠征中の私のコーチングは、田畑をメインにして指導した。
田畑のErgo 2000mの記録は7'39"と、まずまずの記録であり、Ergoスコアだけで見ると準決勝進出も十分に狙えた。
しかしながら、戸田遠征の1週間前に風で体調を崩し、1週間以上練習出来なかった。
という事で漕ぎこみ不足で戸田入りした。
戸田入り後は、急遽、レースに向けて仕上げるべく努力したが、やはり、遠征前に殆ど漕げなかった影響で、予選では本来のパフォーマンスが十分に発揮できなかった。
今日は、準決勝進出を狙うべく、スタートから飛ばしてゆく作戦を取った。
確かに1Qは昨日より3秒改善して2'05"で500mを通過したが、少々有効レンジが切れてシャカシャカした漕ぎになり、2Q以降のタイムは昨日の予選と全く同じだった。
即ち、2000mのタイムは昨日の予選より3秒改善出来たが、それは1Qで3秒改善出来ただけの事だった。

因みに、田畑は敗復でのタイムを改善し、出場全43クルーの中で予選の31位から21位相当と、順位を10位相当改善出来た。この意味では予選から敗復に掛けて良く改善出来たと言えよう。

現状の課題は漕ぎこみ不足でErgoの力を水上で十分に発揮できないこと。特にキャッチでの蹴り戻りが大きく、有効レンジをロスしていること。
今後、北海道は冬場に入り、乗艇が出来ないが、エルゴや陸トレ、そしてクロスカントリースキーなどを介して体力増強に励もう。
そして春以降は、極力、乗艇機会を増やして漕技の改善に努めよう。

10時30分、W1X田畑の岸蹴り。暖かいので田畑もノータイツ、半袖で岸蹴り。
 10時41分、田畑のW.Up
 W1Xの予選結果と敗復結果の一覧表。田畑は8'50.55で35艇中の13位。即ち、予選上がりの8艇を加えると、43艇中の21位相当。田畑は予選では43艇中の31位だったので、敗復のレースで艇速を改善して順位を10位上げた。予選と敗復の平均タイムは8'51.97で、平均タイムで見ると久光と全く同じだった。という事で二人のタイムレースは引き分け。

M4+ 敗復:

M4+商大クルーは、予選では全36クルー中の35位。
敗復では一つでも順位を上げようと狙った。
しかしながら、強めの逆風を受けた敗復レースでは、有効レンジの短さが仇となり、予選より漕ぎが悪化。敗復では最下位のタイムだった。
今回のクルーは1年生漕手が3名乗っており、来年の新人戦では準決勝進出を実現すべく、冬場に確りとトレーニングしてほしい。

 13時39分、M4+クルーの岸蹴り。
 同上。
 同上。
 14時20分、M4+の敗復スタート後150m付近。6レーンが商大。
 同じく、600m地点付近。大きく水を明けられて最下位。

小樽商大以外のレース:

男子ダブルスカル敗者復活戦:
先週、新潟県の水域訪問で、交流をした新潟大学の男子ダブルスカルが敗者復活戦で2位以下に大きく水を明けて準決勝進出を果たした。
新潟大学艇庫で行ったリギング講習会やビデオセッションでアドバイスしたリギングへの改善アドバイスを実施した結果、パフォーマンスが改善出来たという事であり、是非、準決勝でも良い艇速を出して順位決定戦進出を果たしてほしい。
 M2X敗者復活戦結果の一覧表。

男子エイト敗者復活戦:
母校東京大学Aは、昨日の予選スタート後100m付近で漕手の内1名がシートをから落ちてしまうミスがあり、3位となった。
しかも、このレース時に強い逆風が吹いたため、6'53"という酷いタイムとなった。予選前半の組はほぼ無風だった。
この結果、敗者復活戦の組み合わせが、本来の実力と異なる組み合わせとなった。
一方で、東大Aは予選のタイムが遅すぎた事が、逆に効を奏し、与し易い敗者復活戦の組み合わせに入る事が出来た。
この結果、二位以下に大きく水を明けて余裕を持って敗者復活戦を勝ち上がった。
明日の準決勝はなかなか厳しい組み合わせとなったが、負けても順位決定戦に出場できるので、1位でも良い順位を勝ち取るべくベストしてほしい。
 15時08分、男子エイト敗者復活戦C組。スタート後150m付近。一番奥の白い艇が東大。

以上