042:『虚人たち』筒井康隆

虚人たち (中公文庫)

虚人たち (中公文庫)

 小説の主人公がその意識を持って一冊を生きる話。残酷だと思うのは私が外の世界に生きていて想像するからだろうか。
 結局、ストーリーは理解したけどそれだけ。面白かったけど本質を読んだかというと解説を読んでもわからなかった。部分部分で何か感じるような気がしても、それを系統立てて考えられない。
 内容の性質上、密度が高すぎてなかなか読み進まなかった。長かった……。筒井康隆じゃなかったら読んでないかもしれないけど、筒井康隆以外にこんな小説を書く人がいるのだろうか。
★★★☆☆

 このところ埃にアレルギー反応しているようで、特に顔が虫刺されのように痒いときがあったのだけど、昨日から目がひどく痒くて泣きはらした朝のような今朝。冷やして冷やして腫れは引いたものの、一重になるとこうも顔が違って見えるのかと、目って大事だなあと、日焼け止め塗れないなと、頬を掻きながら思った。帰宅すると緊張もなくなり、目が痒いなら掻けばいいじゃないと擦っていたらまた腫れた。刺激するとより痒くなるのはわかっていたのに!明日は元の顔に戻りますように。