洋服が情報源?!これこそ真のウェアラブル  by AK

情報社会の現代、USBやSDカード、スイカパスモなどのICカードから
パスポートまで、情報を格納できる媒体には様々な形がありますよね。
テクノロジー進化と共に徐々に「ウェアラブル」になりつつある媒体たち
ですが、最近ではその媒体として「洋服」も注目を集めているようです。

アメリカで登場して話題となっているのが、「Smart PJs」。
こちら、なんとスマホタブレットで水玉模様をスキャンすると、
物語が始まる、という驚きのパジャマなんです。

画面には物語と絵が映し出され、無料のアプリをダウンロード
すれば、音声付きで楽しむこともできるのだとか。お話の数は
全12種類とのこと。「今日はこの水玉模様にしようよ」と子供の
選ぶ楽しみにもなりそうです。個人的には、機械ではなく親が
読み聞かせする方が良い気もしますが、パジャマを本にして
しまおうというアイデアがユニーク。現在子供用のみの展開ですが、
小説の読める大人版もあったら面白いかも?

「情報を持った服」はパジャマだけにはとどまりません。
あの「洋服の青山」を展開する青山商事が考案したのが、
なんとQRコード付きスーツ。

20代〜30代のビジネスマンをターゲットとしたブランド
「PERSON’S FOR MEN」のサイト立ち上げに伴い、手軽な
アクセスを可能にするためのQRコードをスーツの上着内側に
装着。移動時間や休憩時間などに、サッとスマートフォン
読み取るだけで、着こなし術などのお役立ち情報が閲覧できる
というもの。ちょっとした情報誌をスマートに持ち歩いている
感覚でしょうか。業界初の新しい試みとのことですが、今後
さらに進化し、「名刺交換はORコードの読み取り合い」なんて
日がやってくるかもしれませんね!

ブレスレットなどウェアラブル・ガジェットが話題の昨今ですが、
日常生活で欠かせない「服」に情報を詰め込むというアイデアこそ、
本当の意味でウェアラブルなのかもしれません。