関西アンカンファレンスに行ってきました。
…行ってきただけではなくしゃべってきました。
問題は、急造ってレベルじゃねーぞ!な内容でしたが。
Windows 7 の超地味な新機能 "Sensor API"
Windows 7?まあいいかげんそこらじゅうで記事になりレビューも出ていろいろ使い尽くしていることでしょうが、その中で、コントロールパネルに「位置センサーとその他のセンサー」が増えて、これなんぞ?と思っている方も居るかと。
今回の主役はこいつです。Windows Sensor and Location Platform。
LocationっていうからにはGPSも意図しているわけですが、それ以外のセンサもぶらさがれます。
日本で容易に入手可能になった製品 "SENSOR-HM/ECO"
そのSensor APIに対応した製品として、先日SENSOR-HM/ECOが発売されました。
モニターの前、正確にはセンサの前に人がいるかいないかが取れます。
http://www.iodata.jp/product/lcd/option/sensor-hmeco/
中で使われているのはおそらく枯れた技術。おおかた焦電センサとUSBインターフェースチップあたりだと思うのですが、それをチューニングしてひとまず使えるものとして出した日本のメーカーはひとまずここ。
WinSensorシリーズと称して次も企画しているのかなあと思うのでちょっと期待してます。
ちなみに、同じことは、先日のうかべんで出したGainerに焦電センサをぶらさげることで十分にできますが、これだとSensor APIには対応していません。誰のところでも手軽に実現はできないわけですな。
人の存在を感じて省電
人感センサが何に使えるか。型番のECOの通り「人がいない時にいろいろ電源OFFして電力削減だ!」というわけで、それ用の専用アプリもついてます。
実際に試してみたところ、居なくなって数秒でモニタの電源が切れ、「ほぅ、そうか」と。
…いや、それだけじゃないでしょ。
…エコ?それだけで終わるわけないでしょ!
モニタの前に人が居るか居ないかが確認できるんですよ!
これがデスクトップエージェントにとってどれだけ進歩なことか!
ユーザさんがかえってきたら
「おかえりなさいませご主人様」
とかできるんですよ!!!!!
…失礼いたしました。まあそんなこんなでデスクトップに立つ人型のなにかには重要なわけですよ。うん。
ジェバンニ級必死準備
まあ、それをデモしただけなんです。…だけなんですよ。
- 発売日:2009/12/17
- アンカンファレンス:2009/12/19
…鬼畜すぎますね。17日に発注、18日夕方に着いて、夜帰ってきて動作確認、19日の朝に電車で移動しながらコーディング、そしてとりあえず動いたコード(今は改良済)はこちら。
http://code.google.com/p/csaori/source/browse/trunk/sensorhm/sensorhm.cpp
デモした時点では「居る/居ない」が1/0で取れるだけですが、きちんと組めば「帰ってきたらイベントを起こす」なども可能です。
ちなみに、製品のダウンロードサイトを見ると、サンプルコードつきです。それをざっと見て必要な部分を切り出すだけで済みました。一から組むとえらいことになるのでずいぶん楽でした。
そしてこれから
他にもセンサの類いが使えるようになれば、「自分の居るマシンの周囲の今の状況」が分かるキャラクターが作れるわけです。簡単に言えば目・耳・肌が出来上がります。
さて、これ以上は説明の必要ありませんね?