産経デスクの欺瞞。
新聞休刊日ですが、産経大阪本社版は夕刊があるのでそちらから。
【デスクから】世間ではそれを洗脳と呼ぶ 欺瞞に満ちた反戦・平和 - MSN産経west
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/111114/wlf11111409460001-n1.htm
京都総局・牧野克也記者のコラム。大阪本社は東京本社より比較的まともと思っていたのですが、なかなかどうして、産経です。ポイントが多すぎてわたしの腕では要約しきれないので、できるだけ元のコラムをお読みください。短いコラムなので、要点を引用しようと思うとほぼ全文引用になってしまいます。
ランダムにいくつか引用してみます(重要度順ではありません)。
- (「十五年戦争」は)《日本は一貫して侵略を繰り広げた−という歴史観がにじむ呼称》
- あの、これは戦争当時(もちろん15年目の1945年)に生まれた言葉なのですが……。
- 《分裂状態だった中国(略)に翻弄され、独立を守る自衛の側面も強かった》
- 略した部分は欧米列強のことなのですが、こうして切り出すと、なぜ分裂状態の国から自衛しなければいけないのか、さっぱりわからなくなります。内戦状態にある国での権益を守るためだとしたら、やはりそれは侵略の、少なくとも一歩手前でしょう。
- 《南京大虐殺や強制連行という虚構》
- まだ言ってる。(というフレーズをお互いに繰り返すのは不毛ですが)。
- 《日本将兵の無残な遺体写真(略)英霊を悼む心はないのか》
以上は本当にランダムに近いピックアップで、牧野記者のコラム全体が「虚構」「欺瞞」に満ちています。よくこれだけ詰め込んだものだ、と感心するぐらい。
この記事には関連として、6月24日付【From Editor】が赤字赤バックでリンクされています。
【from Editor】「南京大虐殺」宣伝の裏に共産勢力+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110623/chn11062305000001-n1.htm
これについてはd:id:pr3:20110624:1308918236 ですでにネタにしました。コミンテルンの陰謀ですね。牧野コラムも、多数のキーワードが重複している、ほぼ似通った内容ということですか。