前週のまとめ(2018年1月第1週)
リスク選好ムードを背景に年初から取引は活発だった
週前半は年末からのドル売り円売りが継続し、株高とともにリスク通貨が買われる展開に
週後半は雇用統計に向けてドルが買い戻されるも、雇用統計のパッとしない内容を受けて反落
結局週間を通して資源国通貨が買われ、ドルと欧州通貨はほぼ横ばい、円が下落という結果に
今日のまとめ(2018-01-08)
ここ数営業日進行していたリスク選好ムードが一旦落ち着いたような展開となり
東京市場では休場も寄り付きから株先物が買われるも、ドルと円がジリ上げ
その後ユーロが予想を下回った独製造業受注をきっかけに一段と売り込まれ
NY市場でもダウ先物が6営業日ぶりに反落したことでいっそう円とドルが買われる流れに
ポンドもユーロに連れ安していたがメイ政権内閣改造の報が入って持ち直した
1月8日の海外株式・債券・為替・商品市場 - Bloomberg
イベント(2018-01-08)
チャート分析(2018-01-08)
USD
全般としてファンダメンタルズは堅調
U6失業率は危機前の水準まで低下
インフレは低い水準に留まっている
米税制改革法案の通過
政府機関閉鎖の回避
ドルインデックスは昨年以来下落トレンド
JPY
日銀に金融政策転換の観測があるが現状の物価の低さを考えると疑わしい
円インデックスは横ばいが続いていて、長期的に見ると底ばい気味
USDJPY
日米の金融政策の方向性
EUR
ファンダメンタルズは全般として堅調
各種センチメント指数は危機前以上の高水準
インフレ率は1年近く1.5%近辺で横ばいが続く、コア指数に至っては失速傾向
出口戦略への転換
ポピュリズム政党の台頭により、長期的な見通しは不透明
3月にイタリアで総選挙
ユーロインデックスは昨年来非常に力強い上昇トレンド
EURUSD
2通貨のトレンドは逆行
EUの政治リスク
EURJPY
GBPUSD
トレンド的には底堅く上向きだが、ファンダメンタルズ的には買いたい感じでもない
GBPJPY
金融政策の方向性を考えると対ドルよりは買いやすい
EURGBP
ここ数ヶ月は揉み合い傾向
ユーロの好調さがこのまま続けば下方向にレンジが抜ける可能性は低そうに見える
AUD
商品価格
中銀が豪ドル高をどこまで容認するか
12月の中銀議事録で楽観的な見通しを示す
AUDUSD
長期的には横ばい傾向
12月の中銀議事録移行短期トレンドが上昇転換
AUDJPY
EURAUD
GBPAUD
NZD
新政権がハト派的な政策を展開することへの懸念
中銀元副総裁オア氏を指名したことで安定した中銀運営への期待
CAD
この2ヶ月の大幅な雇用者数の増加はパートタイマーに支えられた側面が大きい
トピックス(2018-01-08)
[https://jp.reuters.com/article/usa-fed-williams-idJPKBN1EX07G:title=
インタビュー:米経済は堅調、今年3回の利上げが妥当=米SF連銀総裁]