KIRBYTHESTORY52「勇者の力と戦士たち」

「受け止めた………だと！？」
アローンが力を込める。
「男なんて３日もあれば強くなれるってものさw」
ブレイドも力を込める。
「…………いや、３日たってねぇだろ」
「細かい事は気にすんな！」
ブレイドがアローンを押し飛ばす。
「な！？」
「はぁ！」
ブレイドが剣を振り下ろした。
「！？アローン！？」
「まだまだだな」
後ろから殴られる。
ドゴ！
「ぐぅ！」
床を跳ねながら吹き飛ばされる。
「はっwやはり雑魚は雑魚か」
一撃でボロボロなブレイドはヨロヨロと立ち上がる。
「お前ではこの俺様に一発も攻撃を当てることなどできない」
「ぐぅ………わ……ねぇ……」
「は？」
「んなぁことわかんねぇぞ！」
ブレイドは左手を地面につき立つ。
「お前に一発あてねぇとあいつにあいつに合わせる顔がねぇなぁ！」
右手には紅い水と紅い風が発生する。そのブレイドの周りには水と風が回っていた。
顔を上げると一瞬だけマークと瞳の輝きを見た気がしたが、まばたきをしたうちに消えていた。
「いくぞ！これが最後だ！」
<カービィ側>
「忙がないと！」
カービィが他の人に声をかける。
「カービィ！そこに倒れているのはキラじゃないのか！？」
「あれはキラじゃのぅ」
メタナイトとガイラがキラに駆け寄る。
「おい！キラ、キラ！そんな…………相打ちだったのか？」
メタナイトが友の死を見て仮面の内で目を閉じる。
そのとき
「あぁーあ、良く寝た！………ん？どうした？」
キラが起きて自分を見ていることに疑問を覚える。
「「寝ていただけかよ！」」
全員に叫ばれた(ギャラクティックナイトを除く)キラは肩をすくめるのであった。