【ストロンチウム】ヤバい魚はどれ?(マダイ,イカ,放射能)

ストロンチウムまみれの海】

「海からのストロンチウム検出」は、なぜか中国からやってきます。まず、福島沖の海水からストロンチウムが出てきました。

中国紙、科技日報(電子版)が15日、同紙の取材に対する同海洋局の書面回答の内容として伝えた。
これによると、放射性物質の影響を受けているとされたのは、福島県沖東800キロ以内の25.2万平方キロの海域。中国近海に比べてセシウム137が最高300倍、ストロンチウム90が最高10倍の濃度で、それぞれ検出されたという。

asahi.com(朝日新聞社):「放射能汚染海域、日本の発表超える」 中国側が見解 - 国際


ストロンチウムは10倍危険】

ストロンチウムは骨に蓄積される危険性があります。そしていったん骨に取り込まれてしまったら長期間にわたり内部被曝が続いてしまいます。ストロンチウム90は半減期が30年。体内に入ると骨に取り込まれやすく、白血病などの原因になると言われています。

ストロンチウムの危険性について、京大の小出助教授は次のように述べています。

京大原子炉実験所の小出裕章助教は、「少なくとも、ストロンチウムの汚染の危険性はセシウムと同程度認識する必要がある」と語る。

8月6日 ストロンチウム汚染の危険性はセシウムと同程度認識する必要 小出裕章 « 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめより。

ストロンチウムが検出されたら、その値を10倍してから危険性を考える必要がありそうです。


イカからストロンチウム

海産物で最初にストロンチウムの検出が報道されたのはイカだったと記憶しています。(間違っていたらごめんなさい)

【北京時事】中国国家海洋局は24日までに、福島県沖でサンプルとして採取したホタルイカから中国沿海生物の29倍に当たる放射性物質ストロンチウム90を検出したと発表した。中国沿海生物では通常検出されないセシウム134や、ガンマ線を放出する銀110mも検出された。

時事ドットコム:イカから29倍の放射性物質=福島沖の水産物検査強化へ−中国


【そして、マダラからも】

毎日新聞の報道によれば、福島県沖合で4月21日に採取したマダラから放射性ストロンチウム90が1キロ当たり0.03ベクレル検出したと発表されました。またずいぶん前の話ですね。水産庁の調査で、海産物からストロンチウムが検出されたのはこれが初めてだということです。

(参考)
ストロンチウム検出 福島県沖合のマダラから - 毎日jp(毎日新聞)

セシウムだけでなく、ストロンチウムの検出結果も考えながら食材を選ぶ必要がありそうですね。


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・[http://d.hatena.ne.jp/rakkochan+jikopr/20110717/p1:title=【放射能汚染地図】食品(魚、海産物)のセシウム放射能汚染マップ]