北京五輪・女子サッカー準決勝 日本 VS アメリカ

【日本】
 GK 福元美穂
 DF 池田浩美岩清水梓安藤梢(→56'原歩)、矢野喬子(→73'丸山桂里奈
 MF 近賀ゆかり宮間あや澤穂希阪口夢穂
 FW 大野忍(→71'荒川恵理子)、永里優季
 (得点 大野忍 16'、荒川恵理子 89')


アメリカ】
 (得点 ハックレス 41'、チャルプニー 44'、オライリー 70'、ハックレス 80')

開始から積極的に攻める日本。セットプレーを中心に何度かチャンスをつくり、前半16分にコーナーキックの流れの中から大野がゴール!なんとアメリカ相手に日本が先制します。その後のアメリカの攻勢も、組織的な守備で冷静に対応していた日本ですが、40分すぎから一気に圧力を強めてきたアメリカに41分、44分と立て続けにゴールを奪われ逆転されてしまいます。試合の流れとしては、この2点目が痛かったですね、これで完全にアメリカが勢いづいてしまった感じです。

後半に入ると試合は完全にアメリカペースに。日本はちょっと萎縮してしまったのか、いつもののびのびとしたプレーがなかなか見られず。それでもGK福元を中心に何とかしのいでいましたが、26分とうとうアメリカに追加点を奪われてしまいます。その後は荒川、丸山と攻撃的な選手を投入するものの、逆に4点目をとられて万事休す。終了間際に荒川が1点返したものの、時すでに遅く2-4で試合終了。またもアメリカの壁を破ることはできませんでした。


やや運が悪かった部分もありますが、内容的には残念ながら完敗でしょう。ただ点差ほどの実力差を感じなかったのも事実。また、最後の最後までゴールに向かう闘志を見せ、得点をとったことは3位決定戦に向けていい材料になりそうです。
泣いても笑っても次が最後の試合。対戦相手のドイツは強敵ですが、得点を奪ったあとも攻めの姿勢を貫くことができればチャンスはあるはず。有終の美を期待しています。