The First South Wind


風が吹きまくった数日間(すごかったねえ)が過ぎ、日曜日のきょうは、お天気はイマイチだけど、おだやかないちにちでした。


2月の終わりから3月にかけて、風の強い日が多いので、いったいそのなかのどれが「春一番」なのか、いつもわかりません。春一番って、英語だと「The First South Wind」ですか。最初に吹く南風、ね。なるほど、シンプルでいいや。


沢木耕太郎『キャパの十字架』を読み終えましたが、これはいい本でした。相手がキャパということもあり、気合いが違うというか。「インタビューやりましょうよ」ということでいちおう白羽の矢を立ててもらったのですけれど、残念、実現しませんでした(お忙しいんでしょうね)。


サンデー毎日」では、書評が出るはずです。この本、あちこちに書評出るでしょうね。ああ、でも「サンデー」の書評はぼくじゃないんですよ。ぼくは「サン毎」ではインタビューしか場所がなくなってしまい、それも残念なのですが、書ける場所は自力で探しますぜ。


いま読んでいるのは建築家の鈴木了二さんが書かれた『建築映画 マテリアル・サスペンス』で、「建築映画」ってスリリングな概念ですね。思ったより難解ではないのでありがたいですが、時々、「もうちょっとフツーに書かないかなあ」と思ったりもします。「フツー」ってすごく漠然としてますが。これ、造本がかなり凝っているんですけど、うまく説明できないのでやめます(笑)。


造本といえば、先日、コンコ堂で買った寺島靖国『JAZZ偏愛主義』(DU文庫)がイイです(写真)。DU文庫というのはディスクユニオンが出している文庫ですが、ジャケの写真もいいし、CDみたいに横に帯が付いているのもいいし、あとこれ、写真じゃわかりにくいかもしれませんが、ビニールカバー付いてます。ビニールカバーを自分の本に付ける、というのはぼくのアコガレの一つで、まあでも、お金かかるでしょうね。


とにかく、文庫でこんなの、出してみたいです。


この日誌、どうやら3日に1回ペースですが、これでも自分としてはハイペースなんですよ! でも、続けます。しばらく。


キャンディーズをば。