赤ちゃんポストより効果的で建設的な施設が必要になる日

モーガンスパーロックの30デイズの人工中絶賛成反対の話の中ででてきた施設がありましてそこは妊娠した女性のための支援施設で出産前から出産後自立できるようになるまで利用できる。その施設は番組の中では中絶反対する側としてでてきたけど反対にしろ賛成にしろ女性を助ける姿勢であることには変わらなかった。論争が激しいのはキリスト教の影響が強いのが原因だ。
日本ではこういう施設があるとは聞いたことがない。あったとしてもすぐつぶれてしまうと思う。寄付があてにならない日本ではビジネスモデルを組み立てないと存続できないから。アメリカでは教会運営と非営利団体運営があると言っていたが日本ではどちらの線でもあてにならない。となるとビジネスモデルを建てないといけない。なので日本では普及しない支援施設ということになる。

出産には経済的に社会的にいろいろな支援が必要になる。それがネックなのだ。よくニュースなどで残酷な記事を見かけると中絶する人は赤ちゃんをモノだと思っているんじゃないかととれる時があるけど出産するかで悩む人は少なくともモノだと思ってる人なんていない。残酷な行為をするのはその女性の状況や環境がそうさせるのだ。望まない妊娠を減らすにはその状況や環境を支援することなんじゃないか。
アメリカでは不思議と避妊とセックスレス化支援については触れないんですが。日本では望まないならなぜ行為をした?という考えが一般的です。なので中絶については日本は日本で独自の議論があるわけですが自立支援施設は少子化対策にも少しはなるんじゃないかと思ってる。施設があれば出産時の支援が受けられ生活環境も問題なくなるそれだけでもありがたい。出産の心配事が減るのではないか。

でも最終的な弊害は「自立するまで育てられるか」なんですよね。経済的にも教育的にも・・・それでも例え一人でも子供を産むんだーという人にはこういったより良いチャンスは与えられるべきだ。