天皇賞 予想
土曜の青葉賞、本命しか来ませんでした。まあ単勝も馬単も取ったので良かったんですが、アルカザンが全くの期待はずれ。力不足だったんでしょう。でも、この3歳戦線はかなりわかりやすい傾向なので、この単勝5.7倍はめちゃくちゃ美味しかったです。儲かって無いんですが…。
さて代わって天皇賞。一時はもの凄い大荒れのGIだったわけですが、ここ2年は1番人気の馬が順当に勝つという平穏なレース…かと思いきや、昨年あたりでも、エリモエクスパイアが2着に突っ込んでくるなど、ヒモ荒れにも注意しなければならないレースです。
ただ本命はアサクサキングスで良いでしょう。3歳馬のレベル云々が言われていますが、2400m以上に関しては崩れていませんし、何より豊富なスタミナがあります。それに、菊花賞でガチンコ勝負の末に破ったアルナスラインがメトロポリタンSを、破格の時計で圧勝。この馬自身の今年初戦も、ダイワスカーレット相手に勝ちに行く競馬をしての3着でしたから、かなり成長力が見込めます。
問題は、人気になってマークされた時にもろさを見せないか?ということと、ホワイトマズル産駒にムラな傾向が多いってことでしょうか? 特に後者は凄く気になります。
と言うのも、ここを勝ったイングランディーレは、かなり恵まれた一人旅で勝ったに過ぎませんし、オークスを勝ったスマイルトゥモローは、その後は気性が悪化して制御できない暴れ馬に変貌しましたし…。この馬自身も、皐月賞や宝塚記念の大敗を見てもわかるように、信じられないような凡走をする馬ですしね…。まあ、負けるとしたら、実力と言うよりは血や気の問題になるんじゃないかな?と思いますが、四位騎手の馬乗りとしての制御力に期待するしかありませんね。実力や距離適性はナンバーワンだと思いますので。
相手は…非常に悩みますね。ドリームパスポートと言いたいのですが、結構人気していますし、3000m実績があると言っても、阪神大賞典の時には掛かって、長距離向きでは全然無いな…と思ったのを思い出します。本質的には不向きな距離でしょう。
メイショウサムソンについては割れてますが、晩年のテイエムオペラオーよりも下と考えれば、ここでは用無しと見ます。オペラオーは長距離で崩れませんでしたからね。サムソンはステイヤーではありませんし、ベストの2000mのよどみの無い展開で力を出せなかったんですから、更に距離が延びていいはずがありません。
ひと叩きして良化しているポップロック、長距離適性があり転厩してようやく環境に慣れてきた感のあるトウカイトリック、アンカツに戻って勝負気配のあるアドマイヤモナークあたりの伏兵陣に期待したいです。
◎アサクサキングス
○ポップロック
▲アドマイヤモナーク
△トウカイトリック
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結果。
惨敗でした。
まあアサクサはよく走ったと思いますけどね。マークされた時には勝ちきるだけの力が無かったってことと、瞬発力勝負では明らかに分が悪かったってことが。平坦コースはベストだっただけに、宝塚記念での逆転は難しいかもしれません。が、レース内容としては上手くなっているだけに、ライバルが後方待機策を取ってくれたら、距離短縮がプラスにでるかもしれませんね。一応捨てずに注目しておきます。
しかし、長距離のGI…特に春の天皇賞は、単なる距離適性がある、と言うだけでは好走できないんですね。特に今年は厳しかった。スタミナはもちろん、中距離でも勝てるスピードや一段上げられるギア、そして瞬発力も要求されたんですから…。中距離のGIでも勝ち負けできる力が無ければ、今年の天皇賞は歯が立ちませんね。
その意味では、勝ったアドマイヤジュピタは強いですし、宝塚記念などでも勝ち負けできるだけのものは持っていると思いますし、メイショウサムソンも復活したと見ても良いでしょう。4着でしたが、逃げたホクトスルタンは、相手が悪かったとしか言いようがありませんね。