福岡へ帰って来ました!

長い長い長期工事を終え、ようやくまとまった休みが取れました!今回は「秋の盆休み」なので、5ヶ月振りに故郷・福岡に帰ることにしました。

本当はマイレガシィで帰りたいところですが、一人で帰るには高速代+ガソリン代が高過ぎる上、行き帰り、特に帰りがしんどいので、結局新幹線で帰ることにしました。ここで僕が利用しているのは、JRが発売している「カルテットきっぷ」です。本来は4枚綴りで発売しているのですが、金券ショップに行けば単品で手に入り、これがのぞみ指定席で片道\11.500と、非常にお得なのです!(ひかりも同じ値段。ちなみに発売当初はひかりだけなら片道\10.200だったので、少しずつ値上げしていますが・・・)平日の山陽新幹線だから普通に席が取れるだろうとナメて掛かった僕は、新大阪駅に着くまで座席予約をしなかったのですが、これがアダとなり、駅構内で1時間待たされるハメになりました。それでものぞみは新大阪〜博多間を、わずか2時間30分で移動し、午後2時ちょうどに、ようやく博多に到着しました!ここで遅めのランチを取り(その詳しいレポートは明日記載します)、今福岡で最も熱い、「最終決戦の地」近辺を散策することにしました。

最終決戦の地から、日本隋一の都市景観へ

最初に僕が訪れたのは、福岡ドーム、いや、「福岡Yahoo!JAPANドーム」です。

日本初の開閉式ドーム球場は今、プレーオフの真っ只中であり、初戦をイヤな形で落とした福岡ソフトバンク・ホークスを応援しようと多くのファンが詰め掛けているところです。とはいえ、ゲート前は大混乱、といった訳ではなく、訪れた時間が午後3時というだけあってそんなに混雑はしていませんでした。正に、「嵐の前の静けさ」といったところでしょうか?周辺のグッズ売場は、早くも大盛況でした。
ところで、この福岡ドームは本来は、ツインドームになる予定でした。まだバブル華やかなりし頃、福岡ドームを造ったダイエーは、野球やイベントを中心とした今のドームの他に、遊戯施設を持った「ファンタジードーム」を建設する予定でした。ところが、バブルが崩壊しダイエーが経営難に陥り、結局ファンタジードームは、文字通り「ファンタジー=幻想」に終わってしまいました。そんな「幻想の跡地」にはショッピングモールが出来ているのですが、これが野球前後の時間潰しに都合がよく、意外と賑わいを見せているのは皮肉な感じさえしてしまいます。
で、今年から改定された、「福岡Yahoo!JAPANドーム」という名称、確か当ブログの第1日目がこのネーミングライツを題材に取り上げたのですが、あれから市民に定着したかといいますと・・・残念ながら(当然ながら?)、答えはNoです。福岡での日常会話では、「福岡ドーム」の方が「ヤフードーム」よりも圧倒的に多く出てくるし、西鉄バスに至っては、行き先表示を電光掲示に一新したにも関わらず、やはり福岡ドームと表示されていました。福岡市民の愛着は、一企業の力では変えられない、ということですね。

僕が最も好きな福岡の都市景観
それは、福岡ドームや福岡タワーを始めとする、平成になってから開発された海沿いの街、百道浜(ももちはま)の風景です。

そのデザインといい色使いといい、当時としてはとても斬新なものが多く、しかも一から形作られたこともあって統一感があり、海辺の青と人工ビーチの砂浜と、これらの建造物が実に見事にマッチしています。さらにインパクトを与えるのがドームと、それに隣接するホテル。このきれいな都市景観は世界のクリエーターにも注目されており、韓国では百道浜を舞台にした音楽PVが数多く制作されているそうです。あと、布袋寅泰が1997年にリリースしたシングル「CHANGE YOURSELF」では、福岡タワーの頂上でPV撮影が行われました。車のカタログ撮影もよく行われるなど、とても絵になる百道浜の都市景観、ぜひとも全国の多くの人に訪れて欲しいものです。

例え球団を手放したとしても・・・
帰りに中心街の天神に寄った時に、去年までの「福岡ダイエーホークス」所有企業だったダイエーの基幹店、「ショッパーズダイエー福岡」の前を通ったのですが、球団がダイエーからソフトバンクに譲渡された後では、もうホークス応援セールは出来ないのかと思っていたのですが、そんなことはありません!しっかりホークス応援モードに突入していました!

しかもダイエー時代と同じ、正面入口前に大きな看板を掲げて。これは、一企業の球団という枠を越えて、この福岡を代表する球団としてこれからも応援し続けていこうとする気持ちと、球団を手放しても、かつてこの常勝軍団にまで成長したホークスを所有してきたことへのプライドを感じ取る事ができて、とても嬉しい気持ちになりました!やはりホークスは、福岡の宝なのです!
(けど昔は大阪の南海ホークスだったんだよな・・・。しかも、当時の福岡の球団はライオンズ。時代が変わると完全に敵味方が逆転してしまうのも不思議な話だ。)
   

ソフトバンク、がけっぷちの2連敗

地元・福岡の熱い声援をバックに第2戦に挑んだソフトバンクホークスでしたが、今日も負けてしまいました。しかも、前日とほぼ同じパターンで。確かに先発の斎藤はナイスピッチングだったのですが、先取点を味方打線が取ってくれた直後に崩れ、しかもそのイニングの失点だけで負けてしまいました。おまけに打線はクリーンナップが金縛り状態。得点は相手のダメージがそれほど大きくないソロホームランの2点のみ。これは点差以上にダメージが大きい、とてもマズい負け方になってしまいました。一日明けてから次の第3戦が行われるのですが、何とかして本来の調子に戻して、王者の底力で這い上がって欲しいものです!頑張れ、ホークス!