天神祭2010〜船渡御と奉納花火

先日お届けした、淀川花火大会の2週間前、夏の暑さがピークだった7月25日。この日は、日本三大祭の一つである天神祭が、大阪天満宮界隈を中心に、今年も賑やかに行われました!
 
正直、関西に来るまでは、天神祭の存在を知らず、「日本三大祭とは?」と聞かれた時の僕の答えは・・・
 

「京都祇園祭
青森ねぶた祭
博多祇園山笠」!


と言った感じで、見事2問不正解・・・でした。
それはさておき、存在は知ってもこれまた行く機会がなかった天神祭に、夜のみですが初めて行ってきました!

さすがに大阪の都心で繰り広げられる日本三大祭だけに、その混雑ぶりは尋常ではありません!これまでになく強烈な人の波!天満橋付近になだれ込む人達の交通整理を行う警察官も、まるで怒号のような大声で、乱れ交わる動線を静止する・・・。そんな雰囲気の中、夜のメインイベントの一つ、船渡御を見に行きました!

大川(旧淀川)を埋め尽くす、眩い光を放つ奉納船の数々。御神霊をのせた御鳳輦奉安船、催太鼓船や地車囃子船など神に仕える講社の供奉船、協賛団体や市民船などの神をお迎えする奉拝船、どんどこ船や御迎人形船、落語船など祭を盛り上げるため自由に航行できる列外船といった、様々な船が思い思いに水都・大阪を巡る。最近「水都・大阪」というフレーズをやたら耳にしますが、淀川を始めとする水資源が都心にも息づき、大都市・大阪市の象徴として存在し続ける。その存在感に、特別な彩りを加えてくれる奉納船は、正に夏の風物詩です。


もっとも、最近は企業の広告が多すぎて、せっかくの日本の夏を演出する歴史ある祭りにはそぐわない・・・。これだけは、いくら商人の町とはいえ、考え直す必要がありそうです。

とはいえ、提灯でライトアップされた奉納船は、やはり夏祭りにふさわしい!今度行く機会があれば、ぜひ奉納船の上から楽しみたいものです!

 
そして、もう一つのメインイベントは・・・奉納花火!

 
天満橋から見た場合、打ち上げ場所をビルが覆いつくすだけあって、ビルの谷間から花火が見えるという、独特の世界が繰り広げられます。



さすがに、こればかりはリサーチ不足だったか、花火大会として楽しむには無理があるロケーションでした。なので、今年は手始めに奉納船を観に行った、と解釈した方がいいかもしれません・・・。
 
 
大川沿いの公園には、夏祭りのマストアイテムと言うべき屋台街が出現!ビールに焼鳥にかき氷・・・あれこれ選べる楽しみもまた、祭りの醍醐味!・・・が、こちらも人が多過ぎて、今回はパスしてしまいました。
僕にとって、初めての天神祭は少々残念なものとなってしまいましたが、これもまたいい勉強です。とはいえ、そんな大阪を代表する祭りを、この目で実感出来た事が、最大の収穫です!来年以降に天神祭に行く時は、もっと計画的にこの水都・大阪の夏祭りを楽しんで行きたいです!