3月に読んだ本

テロリストのパラソル (講談社文庫)

テロリストのパラソル (講談社文庫)

江戸川乱歩賞直木賞をとった秀作だそうだ。
アル中のバーテンが爆弾テロに遭遇して、
その裏にあるごたごたに巻き込まれていく。
バーテンの過去も結構ごたごたしてて、昔の彼女の娘が出てきちゃったりして。
ハードボイルド!!って感じでかっこいいんですね、主人公が。
かっこつけようとしてるわけではないのだけどかっこいい。
少し話がとんとん進みがちではあるけれど、これぐらいならいいかなって感じ。
受ける印象は違うけどレイモンド・チャンドラーを思い出した。


推理小説 (河出文庫)

推理小説 (河出文庫)

ドラマ化されたアンフェアの原作。
ドラマのための本だな。
推理小説に対して思うところがあるらしく、
今までの推理小説から脱却しようとしているのか、
自分色を出そうとしているのか。
無理してるのが見え見えで読んでてうざい。
ストーリーもたいしたことない。
でもドラマなら面白いと思う。
ってことでもう終わっちゃったけどアンフェアが見たい。


日出る国の工場 (新潮文庫)

日出る国の工場 (新潮文庫)

村上春樹氏の工場見学日記。
牧場からCD製作工場からかつら工場まで
春樹氏の目で見たさまざまな工場がつづられています。
中には私がイメージできる普通の工場もあるのだけど、
私にとっては普通の風景が春樹氏には新鮮に移るようで、
それがまた新鮮で。
かつら工場が面白いなぁ。










3冊しか読んでねぇことはねぇだろ、と思って
部屋をあさったら出てくる出てくる・・・
おもしろくないから途中でやめちゃった本や
せっかく買ったのに全く読んでない本が。
特に買った本は好きな作家の新作だったりして
買ったときはうきうきしながら買ったはずなのに。

とりあえず、5冊ほど見つけたのでしばらくは本屋で
衝動買いをやめてこれを読まなければ。